藍青

〜晴れ時々日記〜 SHOがつづる短歌、旅行などなどの日記です。
香川県に住んでいるバイク好きです。愛車ヤマハYZF-R6の話も、書いていきます。
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ダンディズムについて
先の記事の続きである。

私が格好いいと思う人は、他人に評価されない自分自身の価値基準を持って
いる人、そしてその前提として自分の弱さに目を背けない人である。自分の
弱さに背を向けたまま自分の価値基準だけ持っている人をオタクというのだ。

オレはこんなにすごいんだぞ、ハンパじゃないんだぞ、なめんなよ。バイク
雑誌の読者ミーティングなどを読んでいると、そんな声が至るところから
聞こえてくる。見ていて切ない。本人は格好つけて言っているのだろうけれど
全然格好良くない。他人の評価に左右されない自分の価値基準を持って
いる人は、格好つける必要がない。そういう人こそ見ていて格好いい。

それでも自分の中にある弱さやおびえから逃れることはできない。自分の
弱さは究極的には自分で解決するしかない。自分の弱さに背を向けて表面的に
人とつるんでも、なめんなよ、と突っ張っても自分の中にあるおびえから
逃げることはできない。自分の中の不安は、自分の心と向き合うことに
よってしか究極的には解決できない。そういう人なりたいと思うのだ。

ひとりの素晴らしさを、どうして誰も言わないのだろう。私は孤独が好きな
わけではない。寂しさはとても辛くて、時として自分を破壊しそうになる。
でも私は自分の心を自分で支えられる人になりたい。自分と向き合わないと
究極的には自分の心を支えられるようにはならない。孤独は苦痛である。
でも、私は孤独と向き合うことによってしか得られない何かが欲しい。
それを得た人こそが本当に格好いい人だと私は思う。

人との出会いの数が旅の素晴らしさだなんて誰が言い出したのだろう。
バイク雑誌を読んでも旅行番組を見ても、旅は人との出会いばっかりだ。
あるいはインスタントに出会う自分ばっかり。どれだけ深く自分の内面を
見つめるかが旅の価値ではないのか。そのためには時として他人の存在を
排除することが必要だ。景色に深く向き合い、心の底から深く揺り動かさ
れることによって得られる慰安は、ひとりで行動する時に最大になる。
私がJR全線完乗を目指していた時、他人と乗った路線については路線の
印象が薄くなることが多かった。一緒に行動しても路線の印象が薄く
ならない人もまれにいて、そういう人こそが私の同行者にふさわしい。

バイクの定員は1人かせいぜい2人だ。バイクは、窓の開く鈍行列車の
良さと経済性と、道路さえあればどこでも行ける機動性の良さを兼ね備えた、
優れた“旅の道具”である。何よりも、バイクの旅は孤独なのが良い。
雨や疲労で泣きたくなる時もあるし、私は決して運転が好きなわけじゃない
けれど、バイクのスロットルを開けて交通量の少ない道を走るひとときは
実に心休まるのである。新緑に目を奪われ、標高とともに刻々変わる空気の
匂いや温度に気づき、季節を肌で感じることができる。バイクに乗っていて
得られるものは、窓の開く鈍行列車で得られるそれと同質のものだ。
| SHO | バイク日本一周 | 15:22 | comments(0) | - |

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