藍青

〜晴れ時々日記〜 SHOがつづる短歌、旅行などなどの日記です。
香川県に住んでいるバイク好きです。愛車ヤマハYZF-R6の話も、書いていきます。
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バイク納車
木曜日に、バイクを納車した。
富岡から自走で持って帰ってきたのだが、夜の10時に長野原の手前の須賀尾峠の上りでエンスト。
何回もキックしてようやくエンジンがかかったかと思ったらまたストップ。ようやくスタートして
長野原に着いたまではいいのだが、長野原から草津道路の旧道を白砂川沿いに4速35km/hで走って
いたら突然エンストした。今度はどうやってもエンジンがかからず、タンクをリザーブに切り替えて
最後は押しがけして草津まで帰ってきた。人気のない山の中で夜中の11時にエンストした時には、
真剣にこれは野宿しなければいけないかと青ざめた。

翌日になると、もうウンともスンとも言わなくなったのでガソリンスタンドまで押していって
給油ついでに見てもらったところ、なんとガス欠だった。5.2Lのタンク容量のところに、
なんと5.05Lも入ってしまった。最後はリザーブタンクで帰ってきたらしい。

バイク屋にも電話して相談したのだが、須賀尾峠でエンストしたのはエンジンを低回転で何十キロも
回し続けたかららしい。音が「ウォォォーン!」と甲高くなるので4速で走っていたのだが、35km/hなら
3速で十分らしい。CRM50のエンジンはかなりタフで、エンジンを思い切りぶん回した方がエンジンに
とってはいいのだそうだ。白砂川から草津への急勾配は3速でエンジンをぶん回して帰ってきたのだが、
須賀尾峠までの区間はエンジンを低回転で回しすぎたらしい。たしかに、3速だと途中からドンと
加速が急に良くなったっけ。これがパワーレンジってヤツなのだろう。

金曜日の夜からみぞれの予報だったので、木曜日のうちに急遽納車したのだが、午後遅くなってから
出かけたので当然夜間走行になった。富岡から交通量のやや多い道路を抜けて、榛名町に入った
ところで町の食堂に入って夕食をとったのだが、夕食が終わって再びバイクにまたがろうかと
言うときに、すごく淋しさが、そして「今、生きているんだなぁ」と言う実感みたいなものが
ふつふつと湧き上がってきた。

真っ暗な山の中の夜道を、たった一人で50ccバイクに乗って走る。バイクに乗っている時間は
とても孤独で、50ccバイクで人気のない夜の山道をたどるのは心細くさえある。でも、高専時代から
繰り返し繰り返し読んでいる、賀曽利隆の「50ccバイク日本一周二万キロ」の世界に自分も仲間入り
したんだなぁ、と思うととても嬉しくなった。

バイクに乗っている時間はとても孤独だ。暗闇に目を凝らしつつ、前照灯の照射範囲を注視する。
どんなに目を凝らしても、前照灯の照射範囲より先のものは見ることができない。それでも
前照灯の先の暗闇に目を凝らしつつ先へ先へと進むのだ。まるで人生そのものじゃないか。

なぜ私は車よりもバイクが好きなのだろう。今の季節は寒いし、道路凍結の恐れがあれば危険で
すらある。風圧が常に身体に当たるので身体も疲れるし、雨が降ればものすごく辛い。でも、
バイクの旅はとても孤独で、バイクに乗っていると怖さとともに孤独でいられる。バイクの旅は
とても怖くて淋しくて孤独だけれど、でも「生きている」と言う感じがする。

木曜日は強風でスキー場の白根火山ロープウェイが動かなかったので、金曜日に友人とスキーに
行ってきた。この2ヶ月ほど休みのたびにどこか出かけたりばっかりで、スキーに行くことは
できなかった。前夜の気温がかなり下がったせいか、4月上旬にも関わらず雪質は上々だった。
それでも殺生河原に近い場所では昼過ぎには雪が緩んでしまっていた。4時間ほどスキーを堪能した。
スキーも最高に楽しい。バイク旅もそうだけれど、スキーには「なぜ」がないのが良い。「なぜ」
なんて考えている暇があったら障害物にぶつかってしまうので、とにかく目の前に集中して滑る。
スキーを滑っている瞬間に、世の中の他の全てのものは全く関係がない。スキーは私を全ての
しがらみから自由にさせてくれるのだ。

あぁ、そう言えばバイクもそうかもしれない。バイクを操縦しているときに世の中の全てのことは
関係ない。そんなことを考えていたら、あっと言う間に事故ってしまう。だからバイクに乗って
いる間は運転に集中するしかない。

私は自由でいたいのだろう。でも、自由になると孤独であることと同じなのだろうか。そうではない
実例も知っているので、おそらくそうではないのだろう。でも、私にとって一緒にいる方がもっと
自分の人生が自由だと感じることのできるパートナーっていったい誰なのだろう。一緒にいることで
一人でいるよりも自分の人生を自由に感じることのできる相手が、最もふさわしい相手なのだと思う。

自由でいるとは、一生独身でいることでも無職でいることでもない、ってことは思う。そして、自転車
日本一周をしている間、ずっと感じていたことは「ここは自分の居場所じゃない」ってことだった。
私は自由であるはずの旅の中ですら自分の居場所はここだと感じられなかったのだ。

いつまでも旅人をやっていることが自分が自由でいられる最善の手段ではない。でも、今の私は
どうやったらひとりでいるよりも自由になれるのか、その方法が…本当は分かっている気がする。
| SHO | バイク日本一周 | 08:51 | comments(0) | - |

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