藍青

〜晴れ時々日記〜 SHOがつづる短歌、旅行などなどの日記です。
香川県に住んでいるバイク好きです。愛車ヤマハYZF-R6の話も、書いていきます。
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全面補償!?あり得ない。
北海道根室市沖の漁船転覆事故で、来日したZIM社の社長は「遺族側から事故の責任とそれに伴う補償を
全面的に負うよう求められた確約書への署名を求められた」という。拒否したらしいが当たり前だ。

遺族側のやっていることは常識がなさ過ぎる。こんな人たちと直接交渉する必要はないんじゃないのか。
海難審判も始まっていない段階で全面的に補償しろなど、虫が良すぎる。何度も述べているように、
今回の状況で漁船側に責任が全くないなど絶対にあり得ない。遺族のあまりの常識のなさに腹が立って
仕方がない。

ZIMが事故を起こしたのが自分たちの会社の船だと認めたのは3日。来日して海上保安庁を訪れて、記者
会見を行ったのが4日。北海道に向かって遺族に直接謝罪したのが7日だ。今回の事故については、
ZIMの対応は速かったし、現段階で可能な最大限の誠意は示していると思う。遺族側が自分たちに何の
落ち度もないと考えているような常識のない人たちなら、以後の事故処理は海難関係の保険会社に
間に立ってもらった方がいいのではないか。

記事によると、確約書は、ZIM社側が「衝突の責任と救助の遅延が乗組員7人の死亡の原因となったことを
認め、衝突から発生した全損害額を支払うことに同意する」とした内容だと言う。ゴダー社長は「調査結果に
応じて責任は出てくる。すべての結果を得なければならず、ここでの署名は出来ない」と述べたそうだ。

それはそうだろう。交通事故を自分が起こした時のことを考えてみるといい。交通事故で賠償比率が
100対0になることなど、お互いに法規上で同格の立場であり、なおかつ両方が動いていた場合には
まずあり得ない。そんな常識的なことが、なぜ分からないのだろう。遺族の中には車で人身事故を
経験した人が誰もいないのだろうか?

ましてや今回は海難審判が始まってもいない段階である。再三述べているように、海難審判が始まれば、
今回の事故状況で漁船側に全く責任がないなどと言うことはあり得ないことが証明されるだろう。
漁船側が海上交通の基本ルールを遵守していれば、今回の事故は起きていないケースであろうことは、
今までの日本国内の報道の内容を総合すれば明白だ。

北西に向かっていた漁船と南西に向かっていたコンテナ船が衝突したのだ。この状態で互いに他の船舶を
認めたと仮定すると、海上衝突予防法に則れば避航義務があるのは漁船側だ。遺族側も漁協関係者も、
その常識が分かっていれば全額補償を求めるという非常識なことは言えないだろう。「海上交通の最も
基本的なルールを知りませんでした」では知らないことそのものが罪だし、もし知りながら知らない
ふりで補償を求めているのなら悪質極まりない。

しかも視界は良く、風も波もほとんどなかったという。死亡した漁船の乗組員が海上交通の基本ルールを
守っていれば、今回の事故は明らかに防げた。それを漁船側が100%の賠償を求めるとはどういうことだ。
ここまで海上交通の基本ルールを知らない人たちが漁船に乗っているのか、と思うと本当に腹が立つ。
商船乗りは毎回命の縮む思いをしながら漁船を避けて安全運航に努めていると言うのに、漁船乗りと
その遺族たちはいったい何様のつもりなのだろうか。

別の記事によると、船内の機器が事故の直前に漁船の接近を警告していたにも関わらず回避措置を
取らなかった、とある。しかし、「直前」とは衝突の何分前を指すのかが分からないと回避することが
できたのかどうか分からない。もうひとつ言うと、私が船乗りだった当時の最新式レーダーにはそんな
警告装置は付いていなかった。何が言いたいかと言うと、コンテナ船側の見張り不十分もまたおそらく
明白で、相当の責任はあるだろう、ということである。しかし、あくまでも「相当の責任」であって、
100%コンテナ船側が悪いなどと言うことは今回のケースではあり得ないだろう。
| SHO | 海事 | 06:33 | comments(0) | trackbacks(0) |

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