藍青

〜晴れ時々日記〜 SHOがつづる短歌、旅行などなどの日記です。
香川県に住んでいるバイク好きです。愛車ヤマハYZF-R6の話も、書いていきます。
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酒井順子『負け犬の遠吠え』
このブログで再三出てきているのが酒井順子の『負け犬の遠吠え』(講談社)。
紹介する紹介する、と言っていて全然紹介できていなかったので、思い立ったら紹介してしまおう。

さて、この本の章立てはこんな風になっている。

余はいかにして負け犬となりし乎

負け犬発生の原因
・負け犬と三十五歳
・負け犬と年齢
・負け犬と大人
・負け犬と少子化
・負け犬と都会
・負け犬と住居

コラム・負け犬ストーリー

負け犬の特徴
・負け犬と金/仕事
・負け犬と恋愛/結婚
・負け犬と依存症(アディクション)
・負け犬とファッション
・負け犬と家族
・負け犬の恐さ
・負け犬と純粋

コラム・オスの負け犬

負け犬の処世術
・負け犬と女の幸せ
・負け犬vs子持ち主婦
・負け犬と外見
・負け犬の先達
・負け犬と老後
・負け犬と友情
・負け犬と孤独
・負け犬の存在意義

負け犬と敗北
負け犬にならないための10ヶ条
負け犬になってしまってからの10ヶ条

2003年の秋に発売されてから大流行語となった「負け犬」と言う言葉。狭義の定義を改めて書くと、

・未婚
・子ナシ
・30代以上

の3条件を満たす女性のこと。離婚して今は独身の人ももちろん負け犬。20代だけどバリバリ負け犬体質
とか、結婚経験のないシングルマザーといった立場の女性も、広義では負け犬。最も重要な条件は
「結婚していない」と言うことだとか。同様の条件を満たす男性の場合は「オスの負け犬」と言い、
ちなみに、私もあと1週間で「オスの負け犬」の仲間入りをしてしまう(泣)。

現在、東京都下の30代前半の男性の半分以上が独身なんだとか。2002年時点の平均初婚年齢は
全国平均で男性が29.1歳で女性が27.4歳。東京都下に限れば男性が30.5歳で女性は28.4歳だとか。
もはや男性の平均初婚年齢は30歳を超えてしまっている!これはマジでビックリ。私も調べて初めて
分かったのだけど、予想以上に激しい平均初婚年齢の上昇っぷりだ。

最近結婚した、同い年の女友達と話していて「もし結婚していなかったら、そのうち東京とかに
出てきていたかもしれない」と言う話になって「もしそうなっていたら、『負け犬』になって
いた可能性はかなりあるよねぇ〜」と言うオチになった。あんまり積極的にボーイハンティングを
するタイプの女の子じゃないので、おそらくそうだろうなぁ、と私も思う。

都会は負け犬の巣窟、と言う話が『負け犬の遠吠え』には出てくる。負け犬にとって都会が
いかに快適な場所か、そして、『ブリジット・ジョーンズの日記』や『アリー・マイ・ラブ』、
『セックス・アンド・ザ・シティ』の例を出して、負け犬病は都会の風土病である、と言う。
たしかに、地場の負け犬がわんさといるところに加えて、地方から上京してくる負け犬予備軍が
次々と負け犬になっていくわけだから、なるほど東京都の平均初婚年齢は上昇の一途をたどる
わけである。これはもちろん男性についても言えるわけだけど。

負け犬がなぜ現代において大量発生しているのか。統計的には「高学歴の女性と低学歴の男性が
余っている」のだそうだ。つまり、高収入の女性と低収入の男性が余っている、と言うことらしい。

以前紹介した『Smart晩婚講座』では「独身の男も女もたくさんいるのに、誰に聞いても出会いがない」
要因として「『男は下、女は上』しか見ていないからだ」と書いている。それは実年齢だけの話だけ
ではなく、精神年齢だの収入だのといろいろな要因において。つまり、女性は年齢を重ねると加速度的に
ターゲットの男性が少なくなっていく。高キャリア・高収入の女性から見て「自分よりちょっと頼りがいが
あって、自分の仕事を認めてくれる男性」が30代半ば以上になっても独身で残っている可能性は限りなく
低いだろう。

一方で男性にとっても、年齢を重ねると自分のターゲット対象の女性との年齢差がどんどん開いていく
わけだから、いろんな意味で「下」の女性を求めている限り、やはり結婚できないのは当たり前、と言う
結論が出てくる。いくら女性が自分より「上」の男性を求めていると言っても、10歳も20歳も年上の男性が
だんぜん好み!と言う20代の女性がそうそういるとは思えないから。仮にいても、そういう女性はお金も
知名度もあって人間的な懐も相当広い人とじゃないと、一緒にならないんじゃないだろうか。

たびたびの引用で恐縮だが『Smart晩婚講座』によると、次の条件のうち7つ以上を満たす男性の場合は
「結婚できない人」である可能性が高いそうだ。

結婚したいけどできない男の条件

・恋愛経験がうすく、恋の修羅場を避けてきた(恋愛筋不足)
・「いい人」で終わってしまうことが多い
・忘れられない女性がいる
・女友達がいない(女性を同等の仲間とは思えない)
・守りが固く、受け身で、つけいる隙がない(女からみて手ごわい)
・何事にも優柔不断で決断しきれない
・1人の心地よさも知ってしまった
・結婚=子供=家庭と素直に思える(保守的な家庭で育っている)
・しっかり者で働き者の母親がいる
・若い女の子がどうしても好き(何事でも自分よりも下の女性が安心する)
・一度結婚したら離婚はない。いい父親になれると思っている
・男は仕事、女は家庭と思っている(家事は自分の領分じゃない)
・妻子を養うのは当たり前と思っている(不況下の経済的プレッシャー)
・結婚に対して過剰な夢や期待がある(自分の結婚だけは成功すると思っている)
・妻の座につく、運命のお姫様を待っている


これを男女ひっくり返すと「男性からみて、7つ以上満たせば敬遠した方がいい女性」もまた見えてくる。

・恋愛経験がうすく、恋の修羅場を避けてきた(恋愛筋不足)
・「いい人」で終わってしまうことが多い
・忘れられない男性がいる
・男友達がいない(男性を同等の仲間とは思えない)
・守りが固く、受け身で、つけいる隙がない(男からみて手ごわい)
・何事にも優柔不断で決断しきれない
・1人の心地よさも知ってしまった
・結婚=子供=家庭と素直に思える(保守的な家庭で育っている)
・しっかり者で働き者の母親がいる
・年上の男性がどうしても好き(何事でも自分よりも上の男性が安心する)
・一度結婚したら離婚はない。いい母親になれると思っている
・男は仕事、女は家庭と思っている(仕事は自分の領分じゃない)
・妻子を養ってもらうのは当たり前と思っている
・結婚に対して過剰な夢や期待がある(結婚したら幸せにしてもらえると思っている)
・夫の座につく、運命の王子様を待っている

そして『負け犬の遠吠え』では、オスの負け犬を次のように分類している。

・あまり生身の女性には興味のない人…オタ夫(つまりオタクのこと)
・女性に興味はあるけれど、責任を負うのは嫌な人…ダレ夫(面倒くさがりで孤独を愛する性格)
・女性に興味はあるけれど、負け犬には興味のない人…ジョヒ夫
 (自分はいい歳しているくせに「若い美人」をかしずかせたい)
・女性に興味はあるけれど、全くモテない人…ブス夫(う〜ん、コメントできない…)
・女性に興味はあるけれど、単にダメな人…ダメ夫
 (暴力、キレる、飲酒、薬物、ギャンブル、女癖悪い、仕事しない、マザコンなど)

これらについて、著者はこんな風に言っている。

以上のように、実に様々なタイプのオスの負け犬が日本には存在しています。と言うより、日本にいる
三十代半ば以上の独身男性というのは、オタ夫か、ダレ夫か、ジョヒ夫か、ブス夫か、ダメ夫のいずれか
なのです。メスの負け犬が大量発生するのも仕方のないところ、ではありませんか。


男性としては否定しがたいところだけど、コメントすると「でも、三十代半ば以上の独身女性の多くもまた、
これをひっくり返した人のどれかに必ず入るんだよねぇ」ってことになる。どういうことかと言うと、

・あまり生身の男性には興味のない人(ジャニーズ、SMAP、ヨン様症候群)
・男性に興味はあるけれど、とても面倒臭がりで、孤独を愛する人
・男性に興味はあるけれど、自分より「下」の男性には興味のない人
・男性に興味はあるけれど、全くモテない人
・男性に興味はあるけれど、単にダメな人

身の周りにそういう独身女性のいる人も多いでしょう?著者によると、女性の場合「二巡目狙いで行く」
(つまり離婚した男性との再婚を狙う)と言う人もいるらしいのだが、実はその男性が離婚した原因は、
彼が上の条件に当てはまる人だったから、と言うケースもままあるのだ。だから私は「離婚した人かどうか」は
相手を判断する材料として全く当てにならないと思う。

また『Smart晩婚講座』にはこんなことも書いてあった。

結婚したいけど結婚できない、または結婚しない男たちはかなり「乙女系」でした。
「もう結婚を前提とした恋愛しかしたくない」
「傷つくのが怖い」
「自分からは押せない」
などなど、取材ノートのどこのページをめくっても飛び出すのは乙女なセリフばかり。
これって一昔前の女の子のセリフと一緒ですよね。


一方で『負け犬の遠吠え』によると、

負け犬の二大特徴というものがあるとすれば、「恐い」ことともう一つ、「純粋」ということなのでは
ないかと、私は思う。同年代の勝ち犬と負け犬を比べてみても、負け犬の純粋性は、明らかに際立つのです。
負け犬は、もともとが純粋だから、負け犬になったのか。
それとも、負け犬になると、人は純粋化してしまうのか。
……としてみた時、「両方があてはまる」と言うことができましょう。


と書いてある。どういう事かと言うと、こんな発言。

「やっぱり結婚する相手は、心から愛しあえる人でないと…」
「もう、どうでもいいセックスなんて、しないの。一生愛し続けることができる人とだけ、セックスをする!」


男女ともに、結婚していない(あるいはできない)人の発言って似ているんだな、と私は思った。実際の
ところ、100%愛しあえる関係なんて、一生のうち1人でも築ければ万々歳、じゃないかと思うけどナァ。誠実で、
ある程度の性的魅力のある人で、なおかつ歳の無茶苦茶離れていない人であれば別にいいんじゃない?と
私は思うけど。話題が合う人、いつまでも話していて楽しい人であればなお良いけれど、その程度。

たぶん、この基準を満たす人で、お互いに「この人でいいか」と思える人をひとり見つけるのも大変なのだ。
「この人でいいか」じゃなくて「この人がいい!」と思える人じゃないと嫌だ、と言う人もいるかも
しれないけれど、そういう人はどうぞ探して下さい。でも、「私はこの仕事をするために生まれて
来たんだ!」と思える仕事を見つけるのと同じくらい難しいし、確率の低いことだろう。

私は自分の根底にはすごい人間不信があることも分かっているので、人間不信を治さない限り、本当に
お互い100%愛しあえる関係なんて築けるんだろうか…と言う不安はある。そんな私でも親友と呼べる
友達は数少ないながら何人かいるので、100%を求めなくても合格ライン以上の信頼関係を築ければ
それで十分なのかな、と思っている。

100%信頼して愛しあえる人じゃないと結婚できないなんて言っていたら、それこそ結婚など一生できない
だろう。100%に限りなく近い信頼関係を築いた友達にしても、一朝一夕でそういう関係を築けたわけでは
ないから。知り合ってから結婚するまでの短い期間で、お互いに100%愛しあえるような信頼関係を
築くなんて、おそらく無理だ。ある程度信頼できてお互いに愛せそうな人であれば「まぁいいかな」と
見切り発車しないと、結婚などできたものじゃない。
| SHO | 晩婚 | 01:01 | comments(2) | - |

コメント
はじめまして☆
『負け犬の遠吠え』で検索したら、こちらにたどり着きました。他の記事も読ませていただきましたが、西村さんが深く自分と向き合おうとしているところに感銘を受けました。よく分析されていて、楽しく読めました。
私は27歳の派遣OLです。どう生きていけばいいのか、悩みます。また、こちらにお邪魔させていただきますね♪

PS 私は船旅が大好きです。(客船ですが、8歳の時にグアム往復、25歳の時に世界一周)バイクは乗ったことないけど、ロードスターに乗ってました。(若い女のハーレー乗りはダメってことですが、これはどうですか?)でも一番好きなのは、青春18きっぷの旅でしょうか。
| yucca | 2006/10/30 12:38 PM |

yuccaさま、はじめまして。
ようこそいらっしゃいました。

ブログの記事を丁寧に読んで下さってありがとうございます。
どうやって生きて行くのか、私もまだまだ悩んでいます。
たぶん、後から掘り返せば「こんなこと考えていたのか〜」と
赤面するようなことをいろいろブログには書いていますが、
どうぞ笑って読んで下さい。ブログを書いているのは自分なの
ですが、しげしげと読まれるとなんだか気恥ずかしいですね。

客船で世界一周!すばらしいです。私は学生時代にクラスの4分の3が
世界一周しているのに、出席番号で分けられて残り4分の1に
入ってしまったので、世界一周はしていないのですよ。船に
乗るのは今も大好きだし、やってみたいことのひとつです。
ぜひお話を伺いたいですね。

ロードスター、私は車のことは全然分からないので調べてみました。
スポーツカーなんですね。カッコいいですね。

たぶん、実際にハーレー乗りの若い女性の方がブログにお越しに
なっても、面と向かって「ダメ」とは言いづらいのですが、歴史とか
文化に敬意を払った上で分相応のものを身につけているのなら
いいのではないでしょうか。ハーレーを槍玉に挙げましたが、
私が言いたいのは「背景に流れる文化に敬意を払いなさい」
「分相応のものを身につけなさい」ってことですので。

青春18きっぷの旅、いいですよね。バイクに乗り換えたことも
あってしばらくやってないのですが、またやりたいです。

コメントありがたく拝読しています。またお越し下さいませ。
これからも、どうぞよろしくお願いします。
| にしむら | 2006/10/30 4:16 PM |

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