藍青

〜晴れ時々日記〜 SHOがつづる短歌、旅行などなどの日記です。
香川県に住んでいるバイク好きです。愛車ヤマハYZF-R6の話も、書いていきます。
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山村雅康『人口減少時代の豊かな暮らしと仕事の場』
人口減少時代の豊かな暮らしと仕事の場
人口減少時代の豊かな暮らしと仕事の場

この本は、2005年2月2日付のこのブログで一度取り上げている。半年近く経った
今、何度も何度も読み返して感じることがあるので再度取り上げたい。

『人口減少時代の豊かな暮らしと仕事の場』は、著者が「現実的な自分の青い鳥
探しとして」始めた連載で、『楽園彷徨』と題して『月刊リゾート物件情報』
と言う雑誌に連載したものを単行本にまとめている。連載開始当時は静岡県の
朝霧高原に住んでいた著者は、連載の半ばで沖縄県知念村に移り住み、単行本
刊行後の現在は沖縄島内でさらに別の場所に居住している。日本国内で移住対象
として取り上げられた場所は30ヶ所。半数近くが琉球弧の諸島に集中しており、
それ以外にも生月島や周防大島、佐渡島など、著者のアンテナが向いた主な方向が
島嶼であることが分かる。

例えば東北地方で取り上げられているのは岩手県宮守村だけだったりと、私のように
本州島内で移住を考えている人には、もう少し本州島内でいろんな土地を取り上げて
欲しいなぁ…と言うことは思うのだが、著者のアンテナが向いた方向が島嶼なの
だから仕方ない。いずれにしても、自分で住む土地の情報は自分で集めなければ
ならないのだ。

前書きには、こんなことが書いてある。

移住をテーマにして日本を巡る旅は、自然と人間の生活のあり方を考える旅でも
ある。(中略)いま僕たちに与えられたテーマは、自然と人間生活の再生という
ことだ。二一世紀におけるこの星の自然をどうやって定義すべきか。そして
人間生活の再生とは自然との係わり合いの中で、どんな風に具体的な生活観を
伴いながら芽生えていくのだろうか。(中略)この本の執筆作業はその模索の
道程そのものであり、また移住という行為それ自体がホリスティックな自己再生の
旅なのである。


本書ではないが、著者のHP「楽園通信」の「自然暮らし」と言うコーナーの中で、
著者はこんなことを述べている。

先輩たちの暮らしぶりから僕が学んだことは、具体的な暮らし方のノウハウ
ではなく、いかに自分を見つめ、そしてその形にしていくのか。更にいえば、
自分の欲している自分の有り方が見つかれば、おそらく形は自然に構築される
のだろう、ということだった。だから、そこから始まる僕たちの場所探しの
放浪は、実のところ自分自身の有り方探しの放浪だったのである。


移住を具体化するに当たって、私はIターンのいろんなサイトを見て、必要とあれば
本を買っている。そして感じるのは「都会から田舎への移住も、田舎から都会への
移住も、本質的には変わらない」と言うことである。グリーンツーリズムや
グリーンライフを唱う本やサイトの中には、田舎生活が絶対の価値であるかの
ように人を煽っているものも散見されるが、著者はそういう立場を取っていない。
その人の人生において、その街でなければいけない住む理由のある人は都会で
あっても大いに住めばいい。われわれが田舎へ移住するのは、田舎でなければ
ならない理由があるからであって、それが都会だからダメ、田舎だから素晴らしい
と言うことではない、と言うことである。

これから移住を考える人、あるいは私のように移住を具体化しつつある人にとって、
この本は間違いなくひとつの羅針盤となる本である。しかし、羅針盤の中身は
「この土地の情報がよく載っているから」と言うものではない。掲載されている
土地についての基本的な情報はもちろん正確なものが場所ごとに載っているのだが、
そんなものは役場や市役所のHPを見ればより最新の情報が詳しく載っている。
大事なのは、「移住とは何か」を突き詰めて考える上での参考になる言葉が多く
載っていると言うことであり、それはどこに移住しようとも必要な、極めてベーシックな
移住の基礎知識なのである。
| SHO | Iターン | 23:19 | comments(2) | trackbacks(1) |

コメント
 西村さん

 ちょっと違う記事に短歌ネタでトラックバックをつけてしまいました。すみません。もしよろしければ短歌バトンお受け取りください。
| 吉浦玲子 | 2005/07/16 9:54 AM |

了解しました。短歌バトン受け取ります。
何書こうかな〜。
| 西村一人 | 2005/07/16 12:04 PM |

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 近藤かすみさん(気まぐれ徒然かすみ草)からまわってきた短歌バトンに答えます。
| [湖]湖蓮日日(これんにちにち) | 2005/07/16 9:44 AM |