藍青

〜晴れ時々日記〜 SHOがつづる短歌、旅行などなどの日記です。
香川県に住んでいるバイク好きです。愛車ヤマハYZF-R6の話も、書いていきます。
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日本一周最終章ツーリング・その1
既報の通り、8月12日に自転車&バイクの日本一周を(バイク単独でも)達成しました。はるか高専時代に賀曽利隆の「50ccバイク日本一周2万キロ」を読んでから20年間、1998年に自転車日本一周に挑戦し、3/4走ったところで挫折してから14年かかりましたが、1988〜2002年に行ったJR全線完乗に並ぶ旅人としてのタイトルを、ひとつ獲得しました。

14年の長きに渡った日本一周、その最終章です。

8月10日(金)〜11日(土) 651.2km

8月10日金曜日、同日付で部署が異動になったこともあり、バタバタと席替えして17時39分に会社を出発。すでに帰省の準備を整えて、R6弐号機で会社に来ていた。

18時38分に高松東港フェリーターミナルに到着。フェリーターミナル近くの地元のホカ弁屋でホカ弁を買って神戸行きのフェリーに乗り込む。自転車のお遍路さんの若者と一緒になったのだけれど、まだ学生さんらしい。私にもそんな時代があったと懐かしく思うあたり、私も歳を取った。

19時20分のフェリーの出港を待ちかねて風呂に入り、会社の制服から私服に着替える。さっぱりしたところで寝袋にくるまって眠る。今日は夜中から走って、朝には浜松まで到達しなければ。

23時半ごろに船内の放送で起こされる。身支度しているうちに23時50分に神戸港に到着。日付変わって0時1分に神戸港をスタート。名神高速は24時間開いているGSがほとんどなのは知っているが、やっぱり習慣で高速に乗る前に給油。石屋川で給油してから芦屋、西宮と私の地元を走っていく。私は西宮の出身だけど、震災前に住んでいたので今はもう道も分からないだろう。

西宮ICから高速に乗ると気分が高まる。吹田SA、菩提寺PAと休憩しながら深夜の高速を走る。吹田から天王山の手前まで下り線は渋滞だったが、上り線は渋滞することもなく快適。

夜中の2時47分に関ヶ原ICを降りたところのサークルKで休憩。朝までに浜松に行くのだが、ここで降りたのは理由がある。自転車日本一周の前半戦、後半戦のスタート地点はともに大垣駅前で、日本一周の最後に大垣駅にはどうしても行きたかったのだ。

午前3時34分に大垣駅前に到着。高専時代には「大垣夜行」に乗るために何度となく降り立った駅だけど、何度も通った銭湯の位置はもう忘れてしまった。駅前通りの様子に名残はあるのだけれど…。でも大垣駅前は14年前のままで、駅前で自転車を組み立てていた22歳の自分が目に浮かぶようだ。

大垣ICで高速に乗る前に給油して再び高速に乗る。でも眠くなってきて尾張一宮PAで1時間ほど仮眠する。R6はサーキットでレースに使用することを念頭に設計されたスーパースポーツで、そうそう眠くなるポジションのバイクではないだけに、眠くなった時には寝ないと危険だ。目が覚めると、すっかり夜が明けていた。結局1時間半ほどいて、5時43分に尾張一宮PAを出発。

朝までに浜松に到達することにこだわっていたのは、帰省ラッシュの渋滞につかまりたくなかったから。しかし尾張一宮を出発する時点で、岡崎から三ケ日まで15kmの渋滞と出ている。本当は浜松ICか浜松西ICまで高速を使うつもりだったのだが、岡崎ICで高速を降りることにする。

朝の6時過ぎに岡崎ICで高速を降りる。国道1号線をひらすら東へ。ほとんどバイパスみたいなもので、渋滞する高速よりもよほど速い。7時10分に浜名湖の西側の道の駅潮見坂に到着。ここで途中で追い抜いたバイク2台のグループが追いついてきたのだが、実は家族4人のツーリング。お父さんとお母さんが免許を取って、娘さん2人がタンデムで乗っている。奥さんも娘さん2人もすごい美人なのだけど、お父さんと話をしたら「ひとりでツーリングなんて、羨ましいですよ…」とのこと。お互いに隣の芝生は青いのかもしれないけど、ある意味で男の夢の実現だと思うけどな。

浜名湖畔は、2年前の夏休みに浜名バイパスを走っている。今回は東海道本線に沿った旧道を走ってみる。子供の頃から見慣れた道を自分のバイクで走ってみたい。新居、舞阪と走ってから浜名バイパスに合流。コンビニ併設の「天神屋」でとろろご飯の朝食を取る。値段が850円と高いけど、たっぷりとろろがかかっていておいしい。

それから中田島砂丘に行ったことがないので行ってみる。吹上浜、鳥取砂丘と日本三大砂丘にはすべて行ったことになる。サーフィンのメッカらしくて、波に乗ったら気持ち良さそう。

磐田市で給油して、国道150号をひたすら御前崎へ。今までずっと行きたいと思いながら行ったことのなかった場所のひとつ。10時15分に到着して灯台の上まで上がる。灯台の前で声をかけてきた人がいて、妹さんがオーストラリアに嫁いでいて里帰りしているから連れて来ているんだと言う。オーストラリア人の旦那さんとも英語で話したのだけれど、夏休みが一週間というと「too short!」。私だって、あなた方の住むメルボルンに行ってみたいよ〜。

灯台の上に上がるとさすがの展望。たしかに地球が丸く見える。見下ろすと、いつか「アウトライダー」の表紙を飾った景色が見える。あの写真はここから撮ったのね…。

雨雲とデッドヒートしながらだけど、先を急ぐ。焼津の市内で道に迷い、なんとか正しい道に復帰したのだけれど、日本坂の海側を走っていると雨が降ってきた。せっかく楽しみにしていた海上橋などもそれどころじゃないゲリラ豪雨で、たちまちのうちにずぶ濡れ。コンビニでもあれば雨宿りしようと思っていたのだがなくて、用宗の駅に緊急避難する。

用宗駅で1時間近く足止めされているうちに戦意は大きくダウン。雨がやみそうにないので、合羽を着て再スタート。時間があれば久能山にも寄りたかったのだが無理。三保の松原も無視して清水の市内を通過して国道1号バイパスに復帰。由比や蒲原の辺りは海のすぐそばを走る。雨も上がって気持ちいい!と思ったら眠くなってきて、道の駅富士で昼寝する。

少し眠っていたら雨が降ってきて目が覚める。道の駅の中に蕎麦屋があるので退避。ざる蕎麦を食べたらおいしい。十割蕎麦だとか。

今日の宿は決めていないのだが、西伊豆にはユースホステルが2つある。電話してみると、2軒とも最近やめてしまったとの返事…。どうしよう。「全国安い宿情報」を今回は忘れてきたので、泊まるべき宿がどこにあるのか分からないのだ。

困りながらも先に進まないといけないので出発。沼津から西伊豆に入る。大瀬崎に向かう前に江浦というところで給油。ところがこの兄ちゃん、タンクが満タンになる前に勝手に給油をやめてしまって、仕舞おうとするので「まだ満タンじゃないでしょ」と怒る。なんでも以前ガソリンを入れすぎて溢れさせたことがあるので満タンにしたくないらしいのだが、そんなの兄ちゃんがド下手なだけで、こっちには関係ない。

バイクは1L入るかどうかで航続距離が大きく違うこと、これから半島の奥に入っていくと夜間は給油できないかもしれないので給油していることを話して、「入れてください」と言う。それでも渋るようなら「ノズル貸してください」と言って自分で入れてやろうかと思った(セルフで何百回と入れている!)けど、なんとか満タンまで入れてくれたので、許す。

大瀬崎に向かう道の途中から、非常に楽しいワインディングになってきた。大瀬崎を眺める展望台には来たのだけれど、たぶん寄っていると30分から1時間はいるだろう。日没まで時間がなく、今夜の宿が決まっていないので半島の南側、松崎までは日没までに入りたい。展望台から眺めただけで通過にする。

大瀬崎からワインディングはますます楽しくなる。今回初めて履いたタイヤ、ブリヂストンS-20のグリップは最高!自分の運転が上手くなったと錯覚するタイヤで、意識してリヤタイヤに加重すると簡単にタイヤの端まで使いきれる。今まで長く使っていたブリヂストンBT-016は、きちんと加重しないとタイヤの端までは使いきれなかったので、簡単に端まで使いきれるS-20のグリップ性能には驚き。踏面を触るとタイヤが溶けてベタベタして、消しゴムの削りカスみたいなタイヤの削りカスがたくさん付いている。同じスポーツタイヤのカテゴリで、S-20は生産中止になったBT-016の直系の後継タイヤなのだけど、BT-016よりS-20の方がよりサーキット寄りなんだろうか?

16時56分に出逢い岬でストップ。戸田の港がよく見える。17時24分には旅人岬でもストップ。こちらは土肥の港がよく見える。ワインディングと言っても港と港の間は峠みたいなものなので、かなり高低差があって楽しい。

土肥を過ぎると今度は恋人岬もある。こちらは駐車場イコール岬ではないので、駐車場で記念写真だけ撮って先を急ぐ。それにしても、西伊豆ってどうして変な名前の岬が多いんだろう…。道は最高に楽しいワインディングなんだけど。

土肥の街のドラッグストアで、持ってくるのを忘れた洗面セットを買う。私は肌が弱くてベビー石鹸を使っているので、昨夜フェリーの中で買ったシャワーセットのシャンプーとかリンスはあんまり使いたくない。

伊豆半島の南端に近い松崎には18時12分に到着。ここの本屋に「全国安い宿情報」の最新版があったので買ったのだが、今日はさすがにどこも満室。お盆の土曜日の伊豆じゃあねぇ…。松崎の東海バス営業所が観光案内所を兼ねているので訊いてみたのだけど、唯一空いていた旅館も素泊まり9000円…。さすがはお盆の温泉地だ。

感心している場合じゃないので、最後の手段でライダーハウス「やどかりの家」に電話する。なんでも今は営業していないらしいのだが、「もしかしてライダーさん?だったら泊めたげる。いいよ」という宿主さんの一言で泊めてもらうことになった。ただし道が分かりにくい山奥にあって(だから「最後の手段」だったのだ)、たどり着けないライダーさんも多いらしい。道順を聞いて、晩ご飯と朝ご飯を買ってGO!

その前に松崎で温泉に入ろうとしたのだが、道の駅の立ち寄り湯「かじかの湯」は19時30分で終わり。タッチの差で入れず、ガッカリしながら「やどかりの家」に向かう。シャワーを有料で貸してくれるらしいから、まぁいいか…。

雲見の露天風呂を過ぎて、松崎町と南伊豆町を分ける峠の頂上近く、ゴミ焼却場のところで左に曲がって3kmの間、「山の家」の標識に沿って走っていくと、やがて20m先も見えない濃霧になった。ヘッドライトの光が、完全に吸収されてしまう。

夜の8時を過ぎた状況で、山奥で濃霧でヘッドライトの光が吸収される…。ヘッドライトを増設した弐号機じゃなかったら、ノーマルヘッドライトのR6だったら私も本気で諦めたかも。ヘッドライト増設の効果は抜群で、その状況でも路面と道路標識がきちんと見えるので無事に迷わず「やどかりの家」にたどり着いた。行程上の都合で、今日みたいに夜間にワインディングを走らなければならない事態が頻発するのでヘッドライトを増設したのだけれど、おかげで助かった…。

20時19分に到着して、すぐにシャワーを浴びさせてもらう。宿主さんが別荘地を買った時に作ったらしいスーパーハウスがライダーハウス。設備的には北海道のライダーハウスと大差ないけれど、布団と毛布があるだけで私には十分。本当は今は営業していなくて、旅から昨日帰ってきたばかりとかで「ラッキーだったね!」と言われる。宿帳を見ると、私は1年ぶりの宿泊者らしかった。22時には寝てしまった。
| SHO | バイク日本一周 | 22:14 | comments(0) | - |

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