藍青

〜晴れ時々日記〜 SHOがつづる短歌、旅行などなどの日記です。
香川県に住んでいるバイク好きです。愛車ヤマハYZF-R6の話も、書いていきます。
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日本一周最終章・その2
ずいぶん時間が開いてしまったけれど、日本一周最終章の続きです。

8月12日 387.0km

朝5時に起床。昨夜コンビニで買った朝ご飯を食べてから部屋に掃除機などもかけて、7時23分に出発。昨日は濃霧で時速20kmで走った道を快調に戻る。昼間に走ってみるとそんなに山奥な気もしないけど、昨日は本当に恐かった。

波勝崎を望む夕日ヶ丘休憩所で休憩して、8時8分に石廊崎灯台入口のバス停付近にバイクを停める。もともとはジャングルパークがあったらしいのだけれど、休園していてただのジャングルになっていた。

20分ほど歩くと、見覚えのある石廊崎の先端が見えてきた。崖をくり抜いて神社があって、そこに役行者が祀られていた。たしかに役行者には、伊豆大島に流されて夜な夜な伊豆で修行したという逸話がある。私の行くところに修験道ありだなぁ。

お参りして、先端の熊野神社を囲む岩場も一周してから引き返す。行きが下りってことは帰りは登りなわけで、ヒーヒー言いながらバス停まで戻る。雲が低くて、いつ雨が降るか分からない。9時22分に出発。

下田からはR135で北上するのが日本一周としては正しいのだろうけれど、お盆の日曜日にR135を走るのは渋滞に巻き込まれに行くようなもの。R414で河津に抜けて、天城峠を越えて湯ヶ島から伊豆スカイラインに入ることにする。R6乗りとしては、むしろそちらの方が正しいでしょう。

河津を出たところで雨に降られる。お盆前に履き替えたタイヤ、ブリヂストンS-20はウエットグリップがあまり良くなくて、七滝ループ橋もこわごわと渡ってしまう。バイクで伊豆半島には初めて来たので楽しみにしていたのだけれど、フルバンクさせる気にはとてもならなかった。

新天城トンネルには入らず、旧道を旧天城峠を目指す。ところが旧天城峠はフラットダート。R6でゆっくり上がっていく。旧天城峠のトンネルは重要文化財指定だとか。トンネルとしては国内初の指定で、貴重な明治時代の産業遺産なんだそうだ。

天城峠を下ったところで道の駅天城越えで休憩。わさびソフトとしいたけコロッケを食べてみる。コロッケはおいしかったけど、わさびソフトは個人的にはイマイチ…。おいしくないわけじゃないけど、わさびなしの方がおいしいと思う。

11時34分に道の駅を出発。ちょうど雨雲が山を越えて追いかけてきたので、道の駅でせっかく脱いだ合羽をもう一度着て出発する。湯ヶ島のセブンイレブンで休憩して、もしかすると雨で楽しめないかもしれないけれど伊豆スカイラインに乗るか、修善寺、三島と走って国道1号線箱根峠経由にするか考えたのだけれど、やっぱりワインディングの誘惑に負けて伊豆スカイラインに乗ることにする。

直前まで雨が降っていたにも関わらず、伊豆スカイラインは全線で雨に降られずに済んだ。途中からは路面も完全に乾いてフルバンクOK!相模湾と駿河湾の両方が見えた。バイク雑誌の常連の道だけど、たしかに楽しい道。

熱海峠から大観山に抜けて、また休憩。今日は芦ノ湖がよく見えている。ソフトクリームがおいしい。さすが大観山はバイクの数がすごく多くて、それもタイヤを端まで使いきっているバリバリの走り屋が多い。私の弐号機のタイヤも端まで使いきっているけど、今までのBT-016に比べてS-20はドライグリップでタイヤを端まで使い切りやすいみたい。だから実力で端まで使い切っているかと言われると、かなり疑問…。

14時7分に大観山を出発。トーヨータイヤ箱根ターンパイクを下る。「頭文字D」で高橋涼介と北条凛がバトルしたコースだけど、なるほど延々と急斜面が続くワインディング。ターンパイクは初めてじゃないけれど、ここの下りはすごいわ…。気をつけないとスピードがあっという間に出てしまう。

小田原で西湘バイパスに入る。日本一周の最終日の午後に、よく晴れた海を見ながら走るなんて最高!いかにも最終日らしいじゃないか。

茅ヶ崎でR134に入ってからも、江ノ島まで2車線化されているので流れは良い。水着のまま歩いていたり、サーフィンを自転車に載せている人がたくさんいるのが湘南らしい。江ノ島で片側1車線になると鎌倉まで大渋滞!いかにも夏の江ノ島って感じがする。

逗子で一度内陸に折れて、ある歌人のお墓参りのために金沢八景へ。バイクでは初めて来たら逗子市内で道を間違えてしまい、横須賀まで行ったのだけれど燃料が心許なかった…。横須賀市内にもGSがなくて、結局はお墓参りの後で逗子まで戻って給油した。

お墓参りを済ませてからコースに復帰。夕日を眺めながら17時38分に城ヶ島に到着。東京湾フェリーの最終便は久里浜を19時10分に出るので、急がなければ。

さらに城ヶ島から剣崎へ向かう道を間違えて、三浦半島の丘の中に迷い込んでしまう。海岸線沿いにも行けないし、現場に適切な案内表示がないのは不親切。ともあれ見つけることができてよかった。

日本一周最後の灯台は剣崎。今まで行った灯台の中でもトップクラスに寂しい灯台で、駐車場すらない、細い道の入口に弐号機を置いて歩いていく。沖縄本島の喜屋武岬を思い出す。灯台まで歩くと眼前に房総半島が広がる。外国に向けて出港していく船が間近に見える。

日本一周の最後がこんな寂しい灯台というのも、私らしいと言えば私らしいか。14年間かかった旅も、いよいよこれが最後だ。

剣崎を出て、音楽を樋口了一の「1/6の夢旅人2002」に変える。「水曜どうでしょう」の最終回、ベトナム縦断のフィナーレを飾った曲だけど、私がこの曲を日本一周のラストに選んだのはそれが理由ではない。でも、日本一周の最後はこの曲にしようと決めていた。

「1/6の夢旅人2002」は、私の毎日の通勤のテーマソングになっていて、携帯の着メロにもなっている。自転車日本一周が中断してから14年間、そして丸亀に来てから3年間、辛いこともたくさんあったけれど、いつもこの曲を聴きながら「でも、バイクで日本一周するんだ」と言い続けて乗り越えてきた。日本一周を達成するに当たって、最後を飾るのにこれ以上ふさわしい曲はなかったのだ。

18時50分に久里浜港フェリーターミナルへ帰ってきた。1998年4月に自転車日本一周のスタートから14年4ヶ月、2007年5月にバイクで日本一周を再開してから5年3ヶ月かかった、長い長い旅が終わった…。

旅の最後は絶対に泣くだろうなと思っていたけれど、不思議と涙は出なかった。でも、東京湾フェリーに乗って、いつものファンタグレープで乾杯しているうちに(自転車日本一周の時から、何か達成したらいつもファンタグレープで乾杯している)、涙が溢れて止まらなくなった。14年間、日本一周が常に頭の中から離れなくて、夢ではあったけれど、最後は正直重かった。


こうして実家に帰った翌日、私にR6弐号機を売ったレッドバロンの営業さんが今は関東にいるので会いに行った。購入してから3年4ヶ月で60000kmを走行し、日本一周を達成した旨を伝えると驚くというより呆れていた。日本一周するなら普通はネイキッドかツアラーで、スーパースポーツで日本一周したなんて聞いたことがないそうだ。その時、彼は私にこう言った。

「普通は10時間で取れる大型免許に20時間かかり、しかも本検で検定中止になっているSHOさんみたいな人でも、スーパースポーツに乗れるんだ、実際に日本一周できるんだ、というのは、免許を取るのに今苦労している人、挫折しようとしている人にとって、すごく励みになる」
| SHO | バイク日本一周 | 23:18 | comments(0) | - |
日本一周最終章ツーリング・その1
既報の通り、8月12日に自転車&バイクの日本一周を(バイク単独でも)達成しました。はるか高専時代に賀曽利隆の「50ccバイク日本一周2万キロ」を読んでから20年間、1998年に自転車日本一周に挑戦し、3/4走ったところで挫折してから14年かかりましたが、1988〜2002年に行ったJR全線完乗に並ぶ旅人としてのタイトルを、ひとつ獲得しました。

14年の長きに渡った日本一周、その最終章です。

8月10日(金)〜11日(土) 651.2km

8月10日金曜日、同日付で部署が異動になったこともあり、バタバタと席替えして17時39分に会社を出発。すでに帰省の準備を整えて、R6弐号機で会社に来ていた。

18時38分に高松東港フェリーターミナルに到着。フェリーターミナル近くの地元のホカ弁屋でホカ弁を買って神戸行きのフェリーに乗り込む。自転車のお遍路さんの若者と一緒になったのだけれど、まだ学生さんらしい。私にもそんな時代があったと懐かしく思うあたり、私も歳を取った。

19時20分のフェリーの出港を待ちかねて風呂に入り、会社の制服から私服に着替える。さっぱりしたところで寝袋にくるまって眠る。今日は夜中から走って、朝には浜松まで到達しなければ。

23時半ごろに船内の放送で起こされる。身支度しているうちに23時50分に神戸港に到着。日付変わって0時1分に神戸港をスタート。名神高速は24時間開いているGSがほとんどなのは知っているが、やっぱり習慣で高速に乗る前に給油。石屋川で給油してから芦屋、西宮と私の地元を走っていく。私は西宮の出身だけど、震災前に住んでいたので今はもう道も分からないだろう。

西宮ICから高速に乗ると気分が高まる。吹田SA、菩提寺PAと休憩しながら深夜の高速を走る。吹田から天王山の手前まで下り線は渋滞だったが、上り線は渋滞することもなく快適。

夜中の2時47分に関ヶ原ICを降りたところのサークルKで休憩。朝までに浜松に行くのだが、ここで降りたのは理由がある。自転車日本一周の前半戦、後半戦のスタート地点はともに大垣駅前で、日本一周の最後に大垣駅にはどうしても行きたかったのだ。

午前3時34分に大垣駅前に到着。高専時代には「大垣夜行」に乗るために何度となく降り立った駅だけど、何度も通った銭湯の位置はもう忘れてしまった。駅前通りの様子に名残はあるのだけれど…。でも大垣駅前は14年前のままで、駅前で自転車を組み立てていた22歳の自分が目に浮かぶようだ。

大垣ICで高速に乗る前に給油して再び高速に乗る。でも眠くなってきて尾張一宮PAで1時間ほど仮眠する。R6はサーキットでレースに使用することを念頭に設計されたスーパースポーツで、そうそう眠くなるポジションのバイクではないだけに、眠くなった時には寝ないと危険だ。目が覚めると、すっかり夜が明けていた。結局1時間半ほどいて、5時43分に尾張一宮PAを出発。

朝までに浜松に到達することにこだわっていたのは、帰省ラッシュの渋滞につかまりたくなかったから。しかし尾張一宮を出発する時点で、岡崎から三ケ日まで15kmの渋滞と出ている。本当は浜松ICか浜松西ICまで高速を使うつもりだったのだが、岡崎ICで高速を降りることにする。

朝の6時過ぎに岡崎ICで高速を降りる。国道1号線をひらすら東へ。ほとんどバイパスみたいなもので、渋滞する高速よりもよほど速い。7時10分に浜名湖の西側の道の駅潮見坂に到着。ここで途中で追い抜いたバイク2台のグループが追いついてきたのだが、実は家族4人のツーリング。お父さんとお母さんが免許を取って、娘さん2人がタンデムで乗っている。奥さんも娘さん2人もすごい美人なのだけど、お父さんと話をしたら「ひとりでツーリングなんて、羨ましいですよ…」とのこと。お互いに隣の芝生は青いのかもしれないけど、ある意味で男の夢の実現だと思うけどな。

浜名湖畔は、2年前の夏休みに浜名バイパスを走っている。今回は東海道本線に沿った旧道を走ってみる。子供の頃から見慣れた道を自分のバイクで走ってみたい。新居、舞阪と走ってから浜名バイパスに合流。コンビニ併設の「天神屋」でとろろご飯の朝食を取る。値段が850円と高いけど、たっぷりとろろがかかっていておいしい。

それから中田島砂丘に行ったことがないので行ってみる。吹上浜、鳥取砂丘と日本三大砂丘にはすべて行ったことになる。サーフィンのメッカらしくて、波に乗ったら気持ち良さそう。

磐田市で給油して、国道150号をひたすら御前崎へ。今までずっと行きたいと思いながら行ったことのなかった場所のひとつ。10時15分に到着して灯台の上まで上がる。灯台の前で声をかけてきた人がいて、妹さんがオーストラリアに嫁いでいて里帰りしているから連れて来ているんだと言う。オーストラリア人の旦那さんとも英語で話したのだけれど、夏休みが一週間というと「too short!」。私だって、あなた方の住むメルボルンに行ってみたいよ〜。

灯台の上に上がるとさすがの展望。たしかに地球が丸く見える。見下ろすと、いつか「アウトライダー」の表紙を飾った景色が見える。あの写真はここから撮ったのね…。

雨雲とデッドヒートしながらだけど、先を急ぐ。焼津の市内で道に迷い、なんとか正しい道に復帰したのだけれど、日本坂の海側を走っていると雨が降ってきた。せっかく楽しみにしていた海上橋などもそれどころじゃないゲリラ豪雨で、たちまちのうちにずぶ濡れ。コンビニでもあれば雨宿りしようと思っていたのだがなくて、用宗の駅に緊急避難する。

用宗駅で1時間近く足止めされているうちに戦意は大きくダウン。雨がやみそうにないので、合羽を着て再スタート。時間があれば久能山にも寄りたかったのだが無理。三保の松原も無視して清水の市内を通過して国道1号バイパスに復帰。由比や蒲原の辺りは海のすぐそばを走る。雨も上がって気持ちいい!と思ったら眠くなってきて、道の駅富士で昼寝する。

少し眠っていたら雨が降ってきて目が覚める。道の駅の中に蕎麦屋があるので退避。ざる蕎麦を食べたらおいしい。十割蕎麦だとか。

今日の宿は決めていないのだが、西伊豆にはユースホステルが2つある。電話してみると、2軒とも最近やめてしまったとの返事…。どうしよう。「全国安い宿情報」を今回は忘れてきたので、泊まるべき宿がどこにあるのか分からないのだ。

困りながらも先に進まないといけないので出発。沼津から西伊豆に入る。大瀬崎に向かう前に江浦というところで給油。ところがこの兄ちゃん、タンクが満タンになる前に勝手に給油をやめてしまって、仕舞おうとするので「まだ満タンじゃないでしょ」と怒る。なんでも以前ガソリンを入れすぎて溢れさせたことがあるので満タンにしたくないらしいのだが、そんなの兄ちゃんがド下手なだけで、こっちには関係ない。

バイクは1L入るかどうかで航続距離が大きく違うこと、これから半島の奥に入っていくと夜間は給油できないかもしれないので給油していることを話して、「入れてください」と言う。それでも渋るようなら「ノズル貸してください」と言って自分で入れてやろうかと思った(セルフで何百回と入れている!)けど、なんとか満タンまで入れてくれたので、許す。

大瀬崎に向かう道の途中から、非常に楽しいワインディングになってきた。大瀬崎を眺める展望台には来たのだけれど、たぶん寄っていると30分から1時間はいるだろう。日没まで時間がなく、今夜の宿が決まっていないので半島の南側、松崎までは日没までに入りたい。展望台から眺めただけで通過にする。

大瀬崎からワインディングはますます楽しくなる。今回初めて履いたタイヤ、ブリヂストンS-20のグリップは最高!自分の運転が上手くなったと錯覚するタイヤで、意識してリヤタイヤに加重すると簡単にタイヤの端まで使いきれる。今まで長く使っていたブリヂストンBT-016は、きちんと加重しないとタイヤの端までは使いきれなかったので、簡単に端まで使いきれるS-20のグリップ性能には驚き。踏面を触るとタイヤが溶けてベタベタして、消しゴムの削りカスみたいなタイヤの削りカスがたくさん付いている。同じスポーツタイヤのカテゴリで、S-20は生産中止になったBT-016の直系の後継タイヤなのだけど、BT-016よりS-20の方がよりサーキット寄りなんだろうか?

16時56分に出逢い岬でストップ。戸田の港がよく見える。17時24分には旅人岬でもストップ。こちらは土肥の港がよく見える。ワインディングと言っても港と港の間は峠みたいなものなので、かなり高低差があって楽しい。

土肥を過ぎると今度は恋人岬もある。こちらは駐車場イコール岬ではないので、駐車場で記念写真だけ撮って先を急ぐ。それにしても、西伊豆ってどうして変な名前の岬が多いんだろう…。道は最高に楽しいワインディングなんだけど。

土肥の街のドラッグストアで、持ってくるのを忘れた洗面セットを買う。私は肌が弱くてベビー石鹸を使っているので、昨夜フェリーの中で買ったシャワーセットのシャンプーとかリンスはあんまり使いたくない。

伊豆半島の南端に近い松崎には18時12分に到着。ここの本屋に「全国安い宿情報」の最新版があったので買ったのだが、今日はさすがにどこも満室。お盆の土曜日の伊豆じゃあねぇ…。松崎の東海バス営業所が観光案内所を兼ねているので訊いてみたのだけど、唯一空いていた旅館も素泊まり9000円…。さすがはお盆の温泉地だ。

感心している場合じゃないので、最後の手段でライダーハウス「やどかりの家」に電話する。なんでも今は営業していないらしいのだが、「もしかしてライダーさん?だったら泊めたげる。いいよ」という宿主さんの一言で泊めてもらうことになった。ただし道が分かりにくい山奥にあって(だから「最後の手段」だったのだ)、たどり着けないライダーさんも多いらしい。道順を聞いて、晩ご飯と朝ご飯を買ってGO!

その前に松崎で温泉に入ろうとしたのだが、道の駅の立ち寄り湯「かじかの湯」は19時30分で終わり。タッチの差で入れず、ガッカリしながら「やどかりの家」に向かう。シャワーを有料で貸してくれるらしいから、まぁいいか…。

雲見の露天風呂を過ぎて、松崎町と南伊豆町を分ける峠の頂上近く、ゴミ焼却場のところで左に曲がって3kmの間、「山の家」の標識に沿って走っていくと、やがて20m先も見えない濃霧になった。ヘッドライトの光が、完全に吸収されてしまう。

夜の8時を過ぎた状況で、山奥で濃霧でヘッドライトの光が吸収される…。ヘッドライトを増設した弐号機じゃなかったら、ノーマルヘッドライトのR6だったら私も本気で諦めたかも。ヘッドライト増設の効果は抜群で、その状況でも路面と道路標識がきちんと見えるので無事に迷わず「やどかりの家」にたどり着いた。行程上の都合で、今日みたいに夜間にワインディングを走らなければならない事態が頻発するのでヘッドライトを増設したのだけれど、おかげで助かった…。

20時19分に到着して、すぐにシャワーを浴びさせてもらう。宿主さんが別荘地を買った時に作ったらしいスーパーハウスがライダーハウス。設備的には北海道のライダーハウスと大差ないけれど、布団と毛布があるだけで私には十分。本当は今は営業していなくて、旅から昨日帰ってきたばかりとかで「ラッキーだったね!」と言われる。宿帳を見ると、私は1年ぶりの宿泊者らしかった。22時には寝てしまった。
| SHO | バイク日本一周 | 22:14 | comments(0) | - |
原付で野球観戦ツアーその2
5月19日 602.7kmの続き

熱い熱い温泉津温泉のお湯につかって、さっぱりして9時30分に出発。本気でここなら住んでもいいなぁ、と思う。私が北海道だ信州だと移住の計画を立て始める前に、最初に「ここに移住したい」と思ったのは、島根県だった。四国に住んでから島根には何回も来ているけれど、景色もきれいで夕日がすごくて、日本海の海岸線もすごくて温泉もお気に入りで、夏はそんなに暑くなくて冬は雪が降る。島根県内の山陰本線も非電化で高速で、しかも1〜2時間に1本は列車があるという便利な場所。何回来てもいいところ。

福光から県道に入り、石見川本で江の川を渡る。江津からずっと川沿いに走れば楽しいだろうけど、今日は野球観戦というメインイベントがあるのでガマンガマン。今日は時間がないのだ。

でも、広島に向けて走っているうちに眠くなってきた。昨日は高松から宇野へフェリーで渡る1時間寝ただけなので無理もない。なるべく早めに行動しているのは、絶対に途中で眠くなると分かっているからでもある。中国山地の見事な峠越えを終えて、10時12分に着いた道の駅瑞穂で30分ほど仮眠。よく晴れた土曜日だからかバイクが多い。グループやカップルもいて、カップルでバイクなんてうらやましいな〜。

30分ほど熟睡してから目が覚めて、腹ごなしに地元で取れたらしい蕎麦粉を使った蕎麦を食べる。おいしい。でも、どう見ても通勤車の原付二種スクーターなので、あんまり声をかけてもらえない(泣)。それでも、これから私と逆方向に向かうというスクーターの人と話をして楽しかった。私と同じR6に乗っている人もいたのだけど、普段なら私も同じバイクだけど、私のバイクはただいま入院中なのよ…。

道の駅瑞穂を出発して、さらに南下。可部からは広島市街になり、路線の大半が廃止されてしまった可部線に沿って走る。可部線の廃止区間に最後に乗ったのは2003年の夏。もう9年前の話なのか…。

13時50分にマツダスタジアムに到着。「マツダスタジアムには駐輪場がある」との情報どおり、大きな駐輪場がある。ここで意気揚々とレフト側のビジターパフォーマンス席を購入。スタジアムに入ると「背番号3、田中賢介」のレプリカユニフォームに着替えて応援の準備はバッチリ。

15時に試合開始。ファイターズは斉藤祐樹、カープは野村裕輔の先発で始まった試合は投手戦になった。5回まで0-0だったのだが、6回にホームランで1点を入れられてしまい、ファイターズは再三チャンスを作るも、そのまま1-0で完封されてしまった。3塁までは進むのだけど、あと1本が出なかった…。

稲葉の400号二塁打も見たし、マツダスタジアムなのに稲葉ジャンプしたりして、いい試合と言えばいい試合だったけど、5日に続いて19日もファイターズの負け(しかも、どちらも連戦中唯一のファイターズの負け)という悔しい結果。翌日は4-0の9回表ツーアウトから大逆転勝ちを収めたので、見るならこちらを見たかったな〜。広島ファンの友人は「もう今年は応援に行かない!」と怒っていたけれど。

観戦後にマツダスタジアムの駐輪場で身支度をしていると、隣のバイクのご夫婦から「いい試合でしたね〜」と声をかけられた。「いい試合でしたね〜」と答えると「勝ちましたしね〜」と向こうは上機嫌。思わずジャケットのファスナーを下ろして、ニヤリと笑って「こっちは負けました…」と言ってしまう。ジャケットの下の、ファイターズのユニフォームを見て相手も苦笑。負けたのは悔しいけれど、いい試合だったから、まぁいいや。

18時16分にマツダスタジアムを出発。あちこち中古CD屋で沈没しながら東に向かい、でも風呂に入っていなかったので、国道沿いの温泉街のホテルに行ったら、夜8時までしか外来入浴をしていないとのこと。広島空港の近くのホテルで外来入浴をやっていると聞いて、そちらに向かう。

20時40分に広島空港手前の獅子伏温泉ウイングパークホテルというところに着いて、ゆっくりと温泉に入ってさっぱり。風呂から上がって、Tシャツの上からファイターズのレプリカユニフォームを着ていると、隣のおじさんから「明日の試合を見に行くんですか?」と声をかけられる。「今日の試合を見てきたんです」と答える。おじさんは明日の試合を見に行くとのこと。「いい試合をしましょう」と別れたものの、翌日の試合結果はカープファンには可哀相な残酷な結末に…。私もおじさんも、せっかく見に行った試合でひいきのチームが負けて可哀想。見に行く試合が逆だったら良かったのに…。

風呂から上がると眠くなってロビーで少し寝てしまい、結局2時間もいてしまって22時47分にホテルを出発。今日中にしまなみ海道を走って四国には入らなければ。

三原のセブンイレブンで休憩して、0時過ぎに尾道からしまなみ海道に入る。しまなみ海道は何度もR6で走っているのだが、高速を走れない原付だと大変!深夜なので道が分からないし、道をようやく見つけても獣道みたいな細い道をうねうねと登って、橋の下とか端っこの狭い道路を渡ると(高所恐怖症の人には絶対にオススメしません…。ちなみに私は高所恐怖症です!)、またウネウネと狭い下り坂を下って一般道に出る。この繰り返しは、昼間ならともかく夜間は疲れるぜ!

生口島瀬戸田のサークルKで1時過ぎに休憩。1時30分に出発して、ようやく今治に辿り着いたのは夜中の2時過ぎ。道の駅今治湯の浦温泉へ2時40分に辿り着いたところでダウン。寝袋を敷いて寝た。
| SHO | バイク日本一周 | 14:35 | comments(0) | - |
原付で野球観戦ツアーその1
5月5日に、北海道日本ハムファイターズの応援に札幌ドームに行ってきた。そして、次の週末にR6は重整備のためにドック入りしてしまった。

ところが、5月19日、20日と広島市民球場(マツダスタジアム)で広島対日本ハムの交流戦がある。普段は周辺200km以内では見られない、日本ハムの応援ができる!

というわけで、5月19日、20日とうまく休みが取れた。20日はもともとヨットレースの予定が入っていて、クルーとして参加することになっているので観戦不可。19日に観戦することにした。

5月19日はデーゲームで14時に試合開始になる。北海道に行ったばかりでお金がないので、今回は通勤車のキムコ・グランドディンク125Z(原付二種)で行くことにしたのだけど、せっかく広島まで原付で行くのに、19日の朝に出発したのでは単純すぎて面白くない。18日金曜日の夜に仕事が終わってから出発して、島根県は温泉津温泉に寄り道することにした。

5月18〜19日 602.7km

22時17分に丸亀を出発。22時50分に高松フェリーターミナルに到着。宇野行きの国道フェリーに乗り込む。23時に出発。1時間ほど仮眠して宇野港を0時12分に出発。

なんだか寒い。倉敷市街の手前で7-11に入り、うどんを食べる。北海道に行った翌々週ということもあり、本州の寒さをナメていたのがこの後どんどん裏目に出ることになる…。1時27分に出発する。

総社のENEOSで1時51分に給油。ここで給油しておかないと、次はどこで給油できるか分からない。この深夜だから、中国山地を越える前には新見以外では給油できないだろう(事実、できなかった)。

この頃はまだ気温がかろうじて10度を上回っていたのだが、R180を北上しているうちに5度まで下がってきた。いくら深夜とはいえ、まさか10度を切るとは予想外。だって5月の下旬になろうかって季節の中国地方ですよ!?

きっと昼間なら景色が良いはずの高梁川の夜景と、たまにJRの保線作業の明かりを見ながら新見へ。2時49分にポプラで休憩すると、カレーにはお店で炊いたご飯を入れてくれるという。おいしそう!だけど、この時間に食べると眠くなるのは間違いないのでやめておく。新見からのルートは考えたのだけど、温泉津への最短ルートになる、東城に抜けて奥出雲おろちループを経由するルートにする。温泉津に行くのに、その手前の須佐神社に行かないってのも抵抗があるし、日本海岸も走りたい。

東城の手前の、道の駅鯉が窪で3時31分にトイレ休憩。あまりに気温が下がったので、お腹が痛くなってきた。3時52分に出発して間もなく、夜が明けてきた。東城でR314に入り、備後落合から三井野原を目指す頃には気温は3度から2度になった。ほとんど真冬じゃん。メッシュジャケットで来たのに!合羽がなかったら確実に凍えていた…。

4時34分に道の駅奥出雲おろちループで休憩。すっかり明るくなった木次線沿いを走っていく。もう何度も来ている出雲地方だけど、何回来ても良いものは良い。

5時23分に三刀屋のキグナス石油でようやく給油。総社から167.8kmを走って燃料消費は5.87L。リッター30km弱だからまずまずの成績かな。いつも代車で借りるスズキ・アドレスV125だとリッター40kmは走るけど、あちらは燃料タンクが小さい。

通いなれた道を走って佐田町の須佐神社には6時18分に到着。朝の清清しい空気の中を参拝するのは気持ちがいい。須佐神社は小さな神社なので6時40分には出発して、7時01分に道の駅きらら多伎で日本海岸に出る。

日本海を眺めながらのんびりして、開店直後のパン屋でパンを買って7時25分に出発。8時17分に温泉津温泉元湯に到着する。ここまで丸亀から314.6km。温泉津は3回目だけど、ここは住んでもいいなぁ〜。お湯も熱くて強くて、大好きな温泉のひとつ。でも、45度を超えるお湯に入れなくなっている自分が情けない…。

続く
| SHO | バイク日本一周 | 21:56 | comments(0) | - |
2012年GW東北・北海道ツーリングその9
5月5日〜6日 314.9km

夜中の1時に寝て、起きたら7時。焼きそば弁当(たらこ味)を朝ご飯に食べて、9時には就寝。起きたら13時で、また昼ごはんを食べて寝たのが15時。

とにかく体が疲れていたらしい。こんなけ走れば当たり前か。初めて「今回は、もういいや…」と思ったものね。昨年夏の東北ツーリング以来2回目の3000kmオーバーもすでに確定している。

寝ていたらエンジン音がおかしいので目が覚めた。船長から放送が入り、エンジントラブルのために舞鶴の入港が1時間半から2時間遅れる見込みという。舞鶴21時着だから、夜中の1時くらいに丸亀まで帰れれば翌日もそんなに辛くないなぁ…と思っていたのだが。

18時で風呂が閉まるのでその前に風呂に入り、1日インスタント食品で過ごしたので夕食はおいしいものを食べたくてレストランへ。日本海に落ちる夕日がきれいだ。

夕食を食べて19時半くらいには寝たのかな?22時に入港1時間前で起こされたのだけれど、本当にぐっすり寝ていた。寝ても寝ても寝足りないくらいで、相当に疲れていたらしい。

23時に舞鶴に到着。23時12分に舞鶴フェリーターミナルを出発。フェリーの船内でずっと一緒だったGB250クラブマンのライダーと連絡先を交換して、舞鶴東ICの手前で別れる。おかげで楽しい船内でした。本当にありがとう。

舞鶴東ICから舞鶴若狭道に入ったのだが、寒い!気温が12度しかない。これじゃ北海道と同じじゃん!すっかり夏用装備にしたというのに!

寒さにたまりかねて23時53分に六人部PAで休憩。厚着してようやく震えが収まった。日付が変わって0時20分に出発。定時なら、そろそろ四国には入っている頃だったのだが…。

四国に渡るのには、フェリーを使わない限り難所が必ずある。それは本四連絡橋。中でも明石海峡大橋は恐怖の道のひとつで、横風に弱いYZF-R6に乗る私は何回も怖い思いをしたことがある。でも今日は風で吹っ飛ばされることもなく、1時16分に淡路SAで休憩。

トイレに行って温かいものを飲んだら、すぐに1時30分。R6の実用航続距離は250kmなので(計算上は340km走るけど…)給油しておく。丸亀を基点にして旅に出る時、東に向かう時は淡路SAまたは西宮名塩SA、西に向かう時は小谷SAか宮島SAには、給油のために必ず止まる。1時42分に淡路SAを出発。後はいつもの鳴門西PAでの休憩を残すのみ。

四国島内だと、八幡浜に向かう時は入野PA、内子PA、東に向かう時は鳴門西PA、淡路SAという順に止まることが多い。北へ向かうなら岡山道の高梁SAに止まることが多い。何時間も止まらないで走り続ける人もいるみたいだけど、眼精疲労の持病を持っている私には無理。連続走行時間が2時間を超えることは滅多になく、普通は連続運転が1時間半以内で休憩を取る。

1日800〜1000kmも走っていると誤解されるけど、私は決して長距離を走るのに恵まれた条件の体の丈夫さではない。首には交通事故の後遺症の椎間板ヘルニアを抱えているし、いつ発症するか分からない眼精疲労という持病もあるし、むしろ他の人より身体的条件では劣るのでは?運転のセンスなんて全然ないのは自覚しているし、そんな人がR6なんかに乗りたいから、とにかくセンスのなさを走行距離と経験の量でカバーしているのが実情。「今の条件で、じゃあどうしたら日本一周できるか」を追求していたら、いつの間にか1日800kmオーバーでも走れるようになっただけのこと。

2時22分に鳴門西PAに到着。トイレ休憩して缶コーヒーを飲んで、いよいよラストコース。坂出ICで高速を降りて、丸亀に帰り着いたのは3時31分。2時間だけ寝て、また仕事に行かなくちゃ。

6日間の総走行距離は3268.5km。私のツーリングの歴史上では走行距離No.1を更新した。一昨年GWの宗谷岬、昨年GWのとどヶ崎、尻屋崎、大間崎、昨年夏の竜飛崎、冬の沖縄本島荒崎、瀬長島に続いて、最後の難関だった納沙布岬に到達。いよいよ日本一周は浜松〜久里浜を残すのみとなった。14年ぶりの久里浜まで、残す旅はあと1回!
| SHO | バイク日本一周 | 21:10 | comments(4) | - |
2012年GW東北・北海道ツーリングその8
5月5日 165.8km

朝6時には、いつもの習慣で起きる。でも、泊めていただいた移住家族の友人は朝寝坊なのであった…。朝9時まで起きないことは普通だと言う。

泊まった部屋からの素晴らしい景色を堪能して、朝9時から朝ご飯を食べて10時11分に出発。実は出発が予想外に遅かったので、後の行程に影響を与えることになるのだが、それはまた後の話…。

高速に乗る前に給油しておく。深川西ICで深川留萌道に乗り、そのまま札幌へ。砂川で雨が降ってきた。合羽を着てきて正解なのだけど、眼精疲労はやっぱり治っていないので、目がショボショボする。今日は小樽までの短距離だからいいけどね。

お腹の調子が悪くて岩見沢SAで11時5分に休憩。そうしたら親から電話がかかってきて、時間が押してしまい出発は11時50分。ヤバイ。大丈夫かな…。

当初は札幌から電化前の札沼線にでも乗りに行こうと思っていたのだが、そんな時間はなくなった。南平岸駅前にあるHTBの裏手、「水曜どうでしょう」の枠撮りが行われる平岸高台公園もとりあえず後回しにして、札幌ドームへ直行する。

12時34分に札幌ドームに到着。感心なことにはバイクと自転車専用の駐輪場があり、屋根もきっちりしていて雨に濡れた合羽を干すこともできる。続々と球場に吸い込まれていく観客に混じって私も3塁側の内野指定席のチケットを買う。今回の旅の大きな目的のひとつが、札幌ドームで北海道日本ハムファイターズの応援をすること。可能なら稲葉ジャンプをしてみたい、ということなのだ。

応援グッズも買ったのだけど、初めは稲葉選手の背番号41のTシャツを買って着ていたら、Tシャツとレプリカユニフォームでは質感が全然違う。やっぱりレプリカユニフォームが欲しくなったのでスタジアムショップに行ったら、稲葉選手の41、糸井選手の7、小谷野選手の5といずれもなくて、結局は田中選手の3を買った。斉藤選手の18あたりは、ちょっとベタすぎて嫌だし、スレッジ選手の10も良いけど、いつまでいるか分からないし…。

14時に試合開始。我らがファイターズはバファローズに終始押され気味の展開で、8回に一度は4-4の同点に追いついたものの、最後は9回表に1点を入れられて万事休す。5-4で負けてしまった。それなりに見せ場もあったし、稲葉ジャンプもできたのだけど、なんか消化不良。一度は追いついたのだから、4-4の引き分けで終わって欲しかった…。それでもスタジアムは楽しかったし、また応援に来ようと思ったのだけどね(半月後に、今度はマツダスタジアムまで応援に行った)。

18時前に試合が終わって、バイクで急いで平岸高台公園へ。少し道に迷ったのだけど、本当にHTBの裏手だった。「門別沖釣りバカ対決」で出てくる通り、ONちゃんが屋上に飾られてあって「おぉ〜」とは思ったのだけど、残念ながら展示物は見られなかった。

平岸高台公園は思ったよりもこじんまりとした公園で、けっこうな高低差があるので、なるほどソリ遊びができるわけだ。「水曜どうでしょう」では、ソリで公園を上から下に滑り降りるミスターが、いつも必ず吹っ飛ばされるのだけど、なぜだか判明。ちょうど吹っ飛ばされるポイントに道路が走っていて、急斜面の中でそこだけが平らなのだ。だからソリが吹っ飛ばされるってわけ。下からではまったく分からなくて、上から撮影されるときはだいたい冬だから分からないんだよなぁ〜。

上に行ったり下に行ったりウロウロしていると、明らかに「どうでしょう藩士」らしきカップルを発見。写真を撮ってあげると感謝された。日は暮れていたけれど、ギリギリちゃんと写っていた。それにしても、カップルそろって「水曜どうでしょう」のファンなんて、良いなぁ〜。

それから札幌駅前のヨドバシカメラで買い物をして、小樽フェリーターミナルに着いたのが21時45分。乗船手続きを済ませて、いよいよ北海道を離れる準備をする。

私の後ろに止まったホンダGB250クラブマン乗りの方と仲良くなって、フェリーに乗っている間ずっと一緒にいることになる。JR北海道のB個室寝台「デュエット」みたいに二等寝台が改造されていて、上段寝台の居住性は今までよりもぐっと良くなった。23時30分に小樽を出港。いよいよ本州へ向かう。
| SHO | バイク日本一周 | 22:13 | comments(0) | - |
2012年GW東北・北海道ツーリングその7
5月4日 根室〜深川 497.7km の続き

足寄を出発すると、北海道ちほく高原鉄道の廃線跡に沿って池田に向かう。高速はやっぱり池田まで通行止め。もっとも池田ICは池田の市街よりだいぶ北側にあり、池田の市街まで走るわけではないのだけれど、雨とあって高速で一気に距離を稼ぎたいところ。

池田から高速に乗った途端にお腹の調子が悪くなり、長流枝パーキングエリアで14時33分に休憩。もし高速で札幌まで行くとしたら本別または足寄から輪厚まで無給油で走らなければならないことになり、これ以上高速が伸びるとバイクで走りきるのは難しい。十勝平原SAに給油設備が欲しいところだ。

音更帯広ICで高速を降りて帯広市内へ。道を間違えて帯広駅でUターンして、15時22分に念願の六花亭本店へ。賞味期限3時間の「サクサクパイ」にありつく。賞味期限2時間の「雪こんチーズ」というのも試してみる。どちらもおいしい!

せっかく六花亭本店にいるので、「サクサクパイ」と「雪こんチーズ」は今日お世話になる友人宅にお土産として持って行く。賞味期限は切れてしまうけど、たぶんサクサク感がなくなるだけで衛生的には問題ないはず。道内に移住した人は、意外と「サクサクパイ」なんて食べないだろう。

15時56分に六花亭本店を出発。雨の中を狩勝峠を越えて深川を目指す。もう左目が全然開けられない状態で、2年前の北海道ツーリングでも眼精疲労には悩まされたけれど、だいぶ深刻な状態。体は連日の長距離走行に耐えられても、視神経が耐えられないらしい。私は目が弱いのかもしれない。

16時34分に十勝清水で燃料補給。まだ燃料を半分も使っていないのだけれど、たぶんこの後は富良野まで燃料補給ができないはず。十勝清水から富良野までは100km近くある。

夕方5時過ぎに狩勝峠を越える。車窓は霧。前の車のテールライトを目がけて走っているうちに、見覚えのある峠を越える。ただし十勝側の視界はほとんどゼロ。空知に入ると、次第に霧が晴れてきた。

雨もだんだん上がってきて、18時05分に富良野に到着。日没までに富良野までは到着しようと思っていたのでホッとする。富良野から先は交通量もそこそこあるから、動物との接触の危険も富良野以東よりは少ないはず。

明日の札幌ドームの日本ハムファイターズ対オリックスバファローズの試合は、まだ残席が十分にあることを確認して富良野を出発。北海道最終日の明日は深川から小樽まで走るだけで、メインイベントは札幌ドームでの野球観戦と、「水曜どうでしょう」の前枠、後枠の撮影地である平岸高台公園に行くこと。本格的に走りを楽しむツーリングは今日が最後。

もっとも調子に乗って根室から稚内まで走っていたとしたら、眼精疲労で明日は大変なことになったに違いない。完全に片目が見えない状態まで悪化したら、一晩では眼精疲労が回復しない。

眼精疲労が大変だったのは富良野から先。日没までに深川に着くんだったとかなり後悔した。とにかく目が見えないのだ。正確に言うと、見えているけど視覚情報が目に入っていないとでも言うのかな。完全に視神経の問題なのだけど、暗くなって目に入る情報量が極端に落ちると、まだ雨が完全に上がっていないこともあって前方の視界がほとんどない。前の車のテールライトについていくのがやっとの状態。

赤平の先で江部乙にショートカットして抜ける道道に入って江部乙へ。江部乙からのR12は、もう深川まで短距離だからと江部乙で休憩しないで走ったら、目がショボショボして涙が出る。やっぱり休憩しようと思ったときには時すでに遅く、深川の道の駅に着くまでコンビニはないのであった。

たまりかねて深川の道の駅で休憩。以前教えてもらった道を走って、20時1分に友人宅に辿り着いた。なんでも中国人から中国の餃子の作り方を教わっていたとかで、水餃子に焼き餃子の餃子づくしの夕食を食べながら、夜の12時まで北海道移住の話に花が咲いた。
| SHO | バイク日本一周 | 20:40 | comments(2) | - |
2012年GW東北・北海道ツーリングその6
5月4日 根室〜深川 497.7km

朝5時過ぎに起床。朝食に「焼きそば弁当」を食べ、身支度を整えて6時50分に根室を出発する。まだ雨は降っていないのだが、今日は確実に降られるので合羽を着込む。ここまで降らなかったことの方が奇跡なのだ。

音根沼大橋を渡る頃から雨が降ってくる。やっぱりね…。ノンストップで厚床まで走り、奥行臼で別海方面に進路を取って別海へ。ここの交通ターミナルで別海在住の友人と待ち合わせているからなのだが、別海の市街で道に迷う。挙句の果てに市街の反対側まで行ってしまい、引き返してようやく辿り着いたのが7時45分。道に迷わなかったら、根室から別海まで45分で走っていた…。速すぎ。

別海交通ターミナルで無事に友人と合流。2年前に開陽台で会って以来だ。昨日は彼の家に泊めてもらう、という方法もあったのだが、昨日は1日600kmオーバーの長距離を走る上に、到着時間も、1日を終える場所がどこなのかも分からない状態だったので、泊まることができなかった。

ここは昔の国鉄標津線別海駅らしいのだが、そんな痕跡はもうどこにもない。札幌への高速バスの停留所が厚床だったりして(別海から厚床まで、けっこう距離があるぞ!)北海道だなぁという感じがする。私は北海道に移住するなら札幌周辺、と決めているのだけど、北海道で何がしたいのかというライフスタイルによって、移住するにしても住む場所が変わるよね、という話になる。

これから出勤する友人を見送り、私も8時26分に別海を出発。根釧台地をひたすらアップダウンするR243を虹別から弟子屈に向けて突っ走る。弟子屈にある道の駅摩周温泉に着いたのが9時23分。足湯があるので、しばらく浸からせてもらう。温かいお湯が気持ちいい。雨の中を走って、すっかり体が冷え切っている。

10時4分に道の駅摩周を出発。ここから足寄までは阿寒湖経由で2年前と同じコースを逆走する。太平洋側は今日は強風と大雨で大変らしい。こちらはそこまでではないけれど、道の両側に雪が積もっているほど寒いし、雨が降り続いている。

10時42分に阿寒湖のセイコーマートで休憩する。目一杯着込んでいるけれど寒い!それと、とうとう持病の眼精疲労が出てきて、左目が見えなくなってきた。今日はとうとうその状態のまま深川まで走りきったのだが、見えていたのは実質右目のみという危ない状態で、しかも雨で最後は夜。今回の旅の中で、最も過酷な状況になったのは今日だった。

11時9分に阿寒湖を出発。北海道らしい風景の中をひたすら走って、11時54分に足寄の手前で燃料補給。太平洋側が、なんでもえらいことになっているらしい。12時4分に道の駅足寄銀河ホール21で休憩。ここは旧北海道ちほく高原鉄道の足寄駅で、私が前回来た2年前にはまだ駅ホーム部分が残っていたのが今回はリニューアルが完了している。

ここで情報を仕入れたところ、高速は足寄〜池田が大雨のため通行止め。道央自動車道も室蘭のあたりで通行止めらしい。つまり、ものすごい雨ということだ。

いったんは、置戸まで北上して石北峠を越えることにした。しかし、状況からして標高1000mを超える石北峠も危ない(事実、北見側でこの日、通行止めになったと後で知った)。最悪は遠軽まで迂回して旭川紋別道を通らないといけないかも…と覚悟した。

しかし、私は帯広の六花亭本店で「サクサクパイ」を食べたいのだ。そのために雨の中を頑張ってきたのであって、そうでなければ摩周温泉から美幌峠を抜けて北見に抜けている。

疲れていることもあり、思考停止状態に近いので道の駅構内の蕎麦屋へ。地元の蕎麦を食べながら考えているうちに、やっぱり池田まで下道を走り、帯広経由の最短距離で深川を目指すことにした。今日は深川の友人宅に泊まるので、到着が遅れる旨を伝えておく。

結局、足寄を出たのが13時50分。それだけ疲れていたということだ。

続く。
| SHO | バイク日本一周 | 06:23 | comments(0) | - |
2012年GW東北・北海道ツーリングその5
5月3日 627.0km の続き

14時20分に厚岸を出発して、北太平洋シーサイドラインに入る。ここは途中まで自転車日本一周で走っており、でもあまりのアップダウンに音を上げて内陸に逃げてしまったという思い出の道。今日は半日で走ってしまうけど、日本一周では悪天候にも見舞われ3泊を要した思い出の道。

自転車でヒーヒー言いながら登った山道もR6にとっては物の数ではなく、ただ霧で視界が悪いため、動物の飛び出しには細心の注意を払う。今回の旅では鹿で4回、キタキツネで2回急ブレーキをかけており、北海道の野生動物は本当に危ない。

北海道では夜間走行をなるべく避けるのも動物との接触事故を避けるため。私自身、群馬での話だけど時速80kmで鹿と衝突して、バイクは一発廃車、私も前方宙返りして藪に落ちて偶然無傷という、九死に一生の目にも遭っている。もう二度とあんな目には遭いたくない。次はもう無傷では済まないだろう、というか次またあんな目に遭ったら、たぶん今度は死ぬだろう。

14時48分に琵琶瀬展望台に到着。前回は湿原がよく見えたものだけど、今回は完全に霧の中。山を降りて霧多布の街の中に入り、前回泊まった宿を探したのだけれど、結局は分からなかった。

霧多布から、さらに霧の中を走る。晴れたら景色が良いのだろうけど、今回は本当に霧の中。羨古丹駐車場という、たしか自転車日本一周でも休憩した場所で休憩したら、反対側から来たカップルの車と一緒になった。今日は落石から納沙布経由で来たとかで、私が半日以下で走るコースを1日かけている。こういう旅もきっと楽しいだろうと思うのだが…現状ではちょっと無理。

初田牛でJR根室本線と合流。根室までほぼ並行して走る。鉄道の旅もきっと楽しいはず…(もちろん根室本線のこの区間に乗ったことはあるけど)なのだけど、バイクの機動力を知るとバイク旅になってしまうのだよな。

落石では、落石岬にも寄らないで先を目指す。本当は寄りたいところがたくさんあるのだけど、今回は納沙布岬まで日本一周を完結させなければいけない。とにかく、そうでなければ今回は帰れない。でも明日は朝から暴風(強風ではない!)の予報が出ており、納沙布にバイクで行くのは絶対に無理。何が何でも今日の日没前に納沙布岬まで往復しなければならないのだ。

今日の日記に雨の話が帯広周辺でしか出ていないけれど、実は「山では雨男、海では晴れ男」の本領発揮で、池田以来一度も雨には降られていない。でも、これはあくまでも奇跡なのであって、今日は釧路以西の北海道太平洋岸の全域で大雨が降っているのだ。たまたま北海道の東の果てまで雨雲よりも速く逃げたから、雨に降られなかっただけ。

昆布盛を過ぎて、花咲で漁港に下りてみる。広々とした道。ロシア語の看板のたくさんある漁港。まるで日本じゃないみたい。そして、ここは日本の中の外国なのだろう。花咲漁港の近くで給油して、納沙布岬までの所要時間を聞く。ギリギリ日没には間に合いそうだ。

根室の町に入り、折り返してJR最東端の駅、東根室へ。ここも自転車日本一周で来ているはずだが、JRの列車から降りたことはない。1日に何本かしか列車の走らない駅に通じる、腐ったような舗装路ともダートとも言いかねる道が、いかにも最果てという感じがする。

少し道に迷ってから、ようやく納沙布岬へ向かう道を見つける。近くにあるはずのライダーハウス「インディアンサマーカンパニー」が見つからず、結局は別の宿に泊まることにする。

根室半島をひたすら東に走る。森林限界を超えたかのような、木の生えない原野をひたすら貫いて道が伸びていく。14年前には勢い込んでペダルを漕いだ同じ道を、今度はバイクで飛ばしていく。納沙布岬に来るのは4回目だけれど、今回は初めて完全に霧に閉ざされた納沙布だ。

日本最東端の郵便局がある歯舞を過ぎ、なおも東に走っていると、見覚えのある門が見えてくる。標識に従って右折して、16時53分に納沙布岬に到着。これでとうとう、本土四端(宗谷岬、納沙布岬、神崎鼻、佐多岬)、そして2012年5月現在、バイクとフェリーで行ける日本四端(宗谷岬、納沙布岬、瀬長島、荒崎)にR6ですべて到達した。本当は与那国島、そして波照間島まで行きたいのだが、沖縄〜石垣島のフェリーがない現在では不可能。沖縄本島がフェリーとバイクで行ける日本最西端、そして最南端になる。

これであと1回の旅で、浜松〜久里浜を走れば自転車と併せた日本一周が完了し、市川の実家まで帰ればバイク単独でも日本一周が完了する。自転車日本一周から14年間追い続けた夢が、いや賀曽利隆の「50ccバイク日本一周二万キロ」を読んだ高専時代から数えれば20年間追い続けた夢が完結する。

2007年5月に、自転車日本一周ではとうとう辿り着けなかった鹿児島県の大根占〜佐多岬をヤマハFZ400で走って再開した日本一周が、とうとうあと1回の旅で完結できる場所までやってきた。今思うと、1998年11月に鹿児島県指宿で自転車日本一周を中断してから、2007年5月に大根占からバイク日本一周の旅を再開するまで、9年の間よく一度も日本一周を諦めなかったものだ。体調を崩して草津温泉に4年間住んでいた間も、バイクの免許もまだ持っていないのに、体を動かすこともままならない布団の中で、バイク雑誌を眺めながら「どのバイクで、どうやって日本一周しようか」と飽きもせず考えていた、そんな自分がいたからこそ、今の自分がいる。

今から思うけど、きっと日本一周を達成したら泣くんだろうな。ありとあらゆる困難に負けなかったから、構想から20年、着手から14年、バイクで再開して5年、今のバイクに乗って3年でここまで辿り着いた。普通に一括で一周していれば見えない景色も、きっと原付時代から数えて延べ7年間に107,000km走った中でたくさん見たはず。

まだ完結はしていないけど、日本一周という言葉がものすごく重い14年間だった。早く解放されたいような、もう少し達成間近の気持ちを味わいたいような、複雑な気分だ。

もっとも、今日の納沙布岬は感傷も吹き飛ばすような濃霧で、北方四島なんて見えやしない。でも、こういう納沙布も、これはこれで良い。満足して17時20分に出発した。

20分ほどで根室の市街に戻り、明日に備えて燃料補給する。根室駅まで来たものの、もう日没。さすがに疲れてこれ以上動く気がしない。それに夜間は野生動物との衝突の危険も大きいから、今日はこれ以上走りたくない。根室駅の看板に出ていた「たかの」という民宿に素泊まり3500円で泊まることにする。18時29分に辿り着いたら、ドッと疲れた。

せっかく根室に泊まるので、晩御飯はエスカロップを食べたい。エスカロップとはバターライスの上に豚カツを乗せてデミグラスソースをかけた根室のローカルフード。地元の名店「どりあん」に向かうと、HTBの深夜番組「おにぎりあたためますか」のサイン入りポスターが大きく張ってあった。味もなかなか。カロリーが気になるけど、おいしい。

「どりあん」を出ると霧の根室の町で風が泣いている。明日はきっと、大風が吹くのだろう。部屋に帰って、少し寝てから「かきめし」とサッポロクラシックで晩酌したのだった…と言いたいけど、目覚めた時間が遅すぎて深夜すぎて、「かきめし」はただの夜食になり、サッポロクラシックはダッフルバックの底にしまわれたのだった。
| SHO | バイク日本一周 | 21:44 | comments(0) | - |
2012年GW東北・北海道ツーリングその4
5月3日 627.0km の続き

昆布刈石展望台へは、十勝川河口から十勝太を目指して、そこからダートで向かうことになる。ここのダートは絶景らしいので楽しみにしているのだが、国道が未整備らしい。十勝太でロランCという地上波の航法システムの基地局への道が分岐しているのを眺め、海岸線をはるか下に見ながらR336を走っているうちに、厚内へと続く道道に出てしまった?あれ?まだ開通していなかったんじゃ?

海岸線をダートがうねうね走っているのは眼下に見えたので、するとあれが噂のダートだったのか。ともかくこのままではつまらないので、道道から十勝太方面に向かう海岸線沿いのダートに入る。フラットダートというにはやや荒い路面のダートの坂道を上がりきる手前に昆布刈石の展望台があった。あいにくの霧なので「0円マップ」に出てくるような絶景は望めないのだが、霧に煙る太平洋の景色も、これはこれで良い。満足して11時3分に出発した。ダートを再び引き返し、海岸線沿いの道道を走る。

音別でこの旅初めてのホクレンSSに入って給油。昔のように旗をもらえるわけじゃないけど、ホクレンを見つけるとなんとなく嬉しい。湿原の中を走り、白糠の町を通り過ぎて道の駅白糠恋問で昼食タイム。ここの豚丼が名物で、たしか自転車日本一周では食べていないのだ。もし食べていたとしても14年ぶり。

連休ということもあってか満員で、しばらく待ってからお一人様用の席に通される(こんな席があるなんて…びっくり)。豚肉6枚入りの豚丼を頼んで、待つことしばし、出てきた豚丼はボリュームたっぷりで満足。12時55分に白糠を出発する。

大楽毛からバイパスに入って釧路の街をバイパス。釧路の街中も良いのだろうけど、今回は北太平洋シーサイドラインを走りたいので時間がない。釧路湿原の南の端っこなのだろう湿原を一直線に貫き、国道44号線に合流する。日本一周の時は釧路で一泊して海岸線沿いを走ったので、このルートで厚岸を目指すのは初めて。けっこう山の中だけど、生えている植物が明らかに本州とも道南とも違う。

海岸線に出ると厚岸。14時03分に厚岸駅に着くと、ちょうど列車交換をしている。入場券を買ってホームに入れてもらうと、列車の旅もいいな〜と思う。たぶん、根室本線のこの区間は学生時代以来15年以上は来ていないんじゃないかな?

厚岸駅のキオスクで今日の夕食(結局は夜食だったけど…)に「かきめし」を購入して、北太平洋シーサイドラインに向かう。こんな小さな駅なのにキオスクがあるのが嬉しい。

続く
| SHO | バイク日本一周 | 05:09 | comments(1) | - |
2012年GW東北・北海道ツーリングその3
5月3日 627.0km

夜中の3時前に目が覚める。5時間しか寝ていないのだけど、起き出して出発準備。4時36分に小樽を出発する。

今日は日高自動車道を通って襟裳岬経由で納沙布岬を目指す計画。だったのだが、雲行きが怪しい。小樽から札幌の間でも強風に吹かれたし、5時18分に輪厚パーキングエリアに入って様子を見ることにする。

ところで北海道内の高速道路には、24時間営業のガソリンスタンドが輪厚にしかない。つまり、このパーキングエリアは事実上のサービスエリア。道南〜道東を高速で抜ける場合、深夜帯にかかると有珠山サービスエリアもやっていないので燃料補給ができない。どこかで一般道に下りないといけないということになる。250km無給油で走行可能なR6でも、これは怖いねぇ〜。

結局、襟裳岬まで下りると雨雲に追いつかれる可能性大と判断。日高自動車道ではなく、道東自動車道で中札内を目指すことにする。道東自動車道も初めてだけど、交通量が少ないので快適。追分から山の中に入り、紅葉山からさらに山が深くなる。一気に狩勝峠を越えても良かったのだけど、せっかく十勝に行くのにそれではつまらない。そう思って占冠ICで高速を下り、日勝峠を越えることにした。

6時46分に着いた道の駅日高で朝食と給油を済ませ、昨年は夕方走った道を今度は十勝へ向かう。峠が迫るにしたがって両側に雪が積もり始め、霧に包まれたかと思うと雨が…。

そう。なんと峠の十勝側は雨だったのだ!合羽を着ていないし、濃霧で前の車のテールライトを見ないとスピードなんて出せない状態なので止まれない。本当なら楽しいはずの道なのだが、疲労困憊しながら十勝清水ICまで下りてきた。こんなことなら高速で一気に抜けるんだった…。

今日の目的地のひとつが昆布刈石のダートを走ること。ただしR6はオンロードバイクなので、路面が濡れていたらフラットダートでも走れない。ここへ行くためには路面が濡れていないことが絶対条件なのだ。

合羽を着てトイレに行って…としているうちに45分が過ぎてしまい、8時45分に十勝清水ICを出発。やっぱり体が疲れているみたい。とりあえず本別まで走って釧路に直行するか、可能性に賭けて池田ICで降りるか…。

結局、可能性に賭けて池田ICで高速を降りると、南下するに従って路面が乾いた!大喜びで池田町内へ。9時30分に池田のセイコーマートで休憩し、十勝川に沿って南下する。宮脇俊三の「ローカルバスの終点へ」に出てきた十勝川河口の大津の町をぐるっとバイクで散策して、十勝川河口大橋(14年前の日本一周の時はかかっていなかった!)を渡って昆布刈石に向かう。

続く
| SHO | バイク日本一周 | 05:41 | comments(0) | - |
2012年GW東北・北海道ツーリングその2
5月2日 514.2km

函館到着の船内放送で起こされると午前6時。4時間ほど熟睡した。

2泊連続のフェリー泊、しかも昨日は3時間、今日は4時間しか寝ていないので、「今日は絶対にキツイだろうな…」と思う。そう思いながら毎日走っているうちに「実は一番キツイ日は…」ということになるのだが、それは後の話。

6時23分に函館フェリーターミナルを出発。このまま函館市内に入ろうものなら、確実に市内を出るのは9時や10時を過ぎてしまい、日本海岸を走って小樽までという計画が崩れるのは明白なので、今日は函館市内には寄らない。

でも函館にせっかく来たのなら「ハセガワストア」の「焼きとり弁当」が食べたいので、携帯で調べて上磯の「ハセガワストア」に行く。買ったのは「焼きとり弁当W」。上にタレ味の、ご飯の中に塩味の焼きとり(豚肉の串焼きのこと)が入っている。注文してから焼いてくれるので、匂いだけでも「北海道に来た!」という感じがする。「セイコーマート」と共通するコンビニの品揃えにも「いかにも北海道!」な感じがする。

荷物の上に「焼きとり弁当」をくくりつけて、いざR228へ!函館から北海道南西岸を走って小樽へ、という今日のコースは、もともと昨年やろうとしていたもの。でも昨年のゴールデンウィークは北海道に暴風警報が吹き荒れ、函館市内で隣の車線に吹っ飛ばされる事態になったので断念。東海岸からR5を通って小樽まで走ったのだ。この「函館〜小樽」は今回のバイク分割日本一周で、納沙布岬と並んで行きたい場所なのだ。

津軽海峡線と並行しながら海岸線を木古内まで走り、知内から内陸に入る。ここにはいまも道路の開通していない海岸線があって、道路は海岸線を走れないのだ。JR知内駅に隣接した「道の駅知内」で7時34分に休憩。砂川から来たというカワサキ・ニンジャ250Rの人と一緒になる。北海道に住んでいるなんて、なんて羨ましい。

途中まで一緒に走ることになり、峠を越えて道の駅福島で道の駅スタンプラリー中のニンジャ250Rは曲がっていった。私は先を急ぐので直進。津軽海峡線の一部になったため廃止を免れたJR江差線と、江差線より輸送密度が濃いのに廃止になってしまったJR松前線の廃線跡を見比べると、なんだか複雑だ。国道は海岸線を走るので、高台へ続く崖のそこかしこに真新しい鉄の階段が作られている。きっと津波対策なのだろう。

8時36分に北海道最南端の白神岬に到着。ここは昨年のゴールデンウィークに走った尻屋崎や大間崎よりも緯度は南になる。いかにも最果てな感じだけど、昨年の尻屋崎や大間崎、昨年夏の東北ツーリングで行った竜飛崎からは見えなかった本州が見える。あぁ、やっぱりここは海峡なんだな、と感じる。

尻屋崎を後にした松前は桜が満開で、松前城では桜まつりをやっていた。でも先を急ぐので今回は通過。私が先を急がなくなるのは、いったいいつなのだろう…。沖に島が見えると思ったら、松前町に属する小島という無人島みたい。他にも大島という無人島もあるのだけど、こちらは気づかなかった。視界が良かったから、たぶん見えていたはずなんだけど…。

松前を出ると、いよいよ何もない景色になる。福島の辺りは道の両側まで雪が積もっていたけれど、こちらは山の頂上付近に目に付くくらい。ただ、びっくりなのは道路の整備状況で、昔の道なのだろうなと思う道路跡が全部廃道になって、国道は高台を走って谷は高い橋でぶち抜いていく。昔は不便で風情があって時間がかかったのだろうけれど、今は出そうと思えば100km/h平均でも走れそうな道。免許がもったいないからやらないけどね。

荒涼とした大地を一直線に貫く道路、という構図は上ノ国町の市街に入る手前まで延々と続き、そろそろ飽き始めた頃に上ノ国が見えてきた。「カントリーサインの旅2」では、どうでしょう班はこんなところまで来たのか…。

10時ちょうどに江差駅に到着。ちょうど列車が入線していて、駅が賑わっている。驚いたことには駅員がちゃんといる!無人駅じゃないのだ。江差は1996年の春に来て以来だから16年ぶり。当時は歩いて観光した江差町内を、今回はバイクで回る。でも「開陽丸記念館」は前回入ったから今回は寄らず、「江差追分記念館」は先を急ぐからトイレ休憩のみ。と時間短縮に努めたはずが、思わぬところで大幅に時間を食うことになった。

函館市内には、「ラッキーピエロ」というハンバーガーチェーンがある。これは文字通り函館近辺でしか食べられないのだけれど、最近になって「江差入口店」というのが厚沢部にできた。この店はまさに江差の北側の入口にあって容易にアクセスできる。ラッキーピエロの開店時間は朝の10時なので、今回の旅のスケジュールでは食べられないはず(函館市内に寄らないから)のラッキーピエロのハンバーガーが食べられる!これは寄らないわけにはいかないでしょう。

というわけでラッキーピエロ江差入口店に寄ったのだけど、店内で食べるつもりは毛頭なく、持ち帰りにした。定番の「チャイニーズチキンバーガー」と、他にも頼んだ。ちょうどバイクの人がたくさん来ていて、函館や札幌からの気軽なツーリングの昼食地点であることが分かる。

ここで今日の行程を練ったのだけど、いつも小樽で泊まる、とほ宿「いちえ」は満室だとかで今日は泊まれない。結局は小樽ヴィラユースホステルに泊まることにする。体調が良ければ一気に小樽から日高の入口まで行くつもりだったのだけど、ここでズルズルと1時間もいてしまった、ということは間違いなく2泊連続のフェリーで3〜4時間しか寝ていない影響が出ている。疲労が溜まっているということなのだ。昨日は昼寝も一切していないし。

結局1時間もいてしまい、近所のGSで燃料補給して出発したのは11時48分。江差だけで2時間弱もいてしまった…。

奥尻島を眺めながら走って大成町に入る。ここも「水曜どうでしょう」の「カントリーサインの旅2」で訪れている土地。ここを深夜に走ったら怖いだろうなぁ…。12時35分に「道の駅てっくいランド大成」で昼ご飯。ラッキーピエロのハンバーガーを食べたのだけど、お店で食べた方がおいしかったかも。食べた瞬間に睡魔に襲われてしまい、そのまま30分ほど昼寝。明らかに思考能力も落ちているので、こういう時は寝るに限る。

13時20分に道の駅を出発。北海道最西端の尾花岬を目指す。正確に言うと岬までは道路が開通していないのだが、すぐ手前の太田という集落まで道路が走っている。実際に行ってみると太田の集落からさらに道路工事が進んでいた。尾花岬の直下までトンネルが通じるのも、もう時間の問題だろう。この辺で奥尻島とは最接近する。あの島に渡ってみたい…。北海道の有人島は5島あるのだが、渡ったことがあるのは利尻島の礼文島だけだ。

大成まで引き返して、峠を越えて北桧山へ。この辺りは旧国鉄瀬棚線が走っていた。でも痕跡が見えるかと思ったら全然見えず、ひたすら淡々と道南らしい景色の中を走る。中途半端に広い耕作地帯の真ん中を、これまた中途半端に広い川が流れ、原生林の低い山地が川の両岸に広がっている。あぁ道南という感じだ。

すでに完全に午後になっているので瀬棚も通過。茂津多岬も「どこ?」って感じに通過して(たぶんトンネルで走ってしまったのだろう)、海岸線ときどきトンネルな景色の中を走る。島牧村に入ったところで「道の駅よってけ!島牧」で14時59分に休憩。昼食の残りのハンバーガーを食べる。これから積丹半島を一周するのに、お昼の3時に島牧なんかにいて、いいのだろうか…?札幌に帰るというBMW R1150Sと一緒になったけど、彼は積丹半島なんて行かないんだろうなぁ…。

15時22分に道の駅を出発。海岸線をひたすら走り、15時43分に弁慶岬でストップ。大きな弁慶の銅像が立っている。ここは本当に岬で、切り立った稜線がそのまま落ち込んでいるのがよく分かる。岬の両側で景色も風も変わってしまうのだ。

寿都の町を通って黒松内へ。寿都も2002年にバスで来たことがあって、寿都鉄道の遺稿が残っているのも昔のまま。朱太川のたたずまいも昔のままで、
山間部から大きく開けて海に注ぐ風景が好きだ。黒松内からは雷電海岸に入る。

雷電海岸は、2002年に来た時には崖の下を延々と洞門が続いていて、すれ違いに苦労しながらバスが走っていた記憶がある。でも今回はびっくり!海岸線が崖になったかと思うと長いトンネルに入り、トンネルを抜けるとまたトンネルに入る。自分がどこを走っているのかさっぱり分からないままに雷電岬も通り過ぎてしまい、ようやくトンネルが終わったらもう岩内の手前だった。

旧岩内線岩内駅の、道の駅岩内で休憩。ここのバスターミナルは、なんだか駅みたいだ。岩内で燃料補給も済ませて、自転車日本一周以来14年ぶりの積丹半島に向けて出発したのが17時03分。

ガソリンスタンドで「積丹半島もすごい変わったよ。トンネルだったり海の上を走ったりするよ」と言われたのだけど、本当にその通り。狭いくねくね道を登ったり下りたりしながら海岸線に沿って走っていた区間は海の上を一直線に走るように変わり、崖の下を張り付くようにして走っていた区間はすべてトンネルになった。旧道はすべて入れないように封鎖しているので、風情も何もあったもんじゃない。道路の必要性は感じるけど、ここまでしなきゃいけないのか…。冬季の安全性などを考えるとこうするのがベターなのだろうけど、頭では分かっていても感情としては理解しがたい。

「道の駅おすこい神恵内」を過ぎると海岸線をのんびり走るコースのはずだったのだが、これまた連続する長大トンネル区間。北陸本線の越中宮崎〜谷浜が新線に切り替わったときも、同じような感じだったのだろうか。まさに「まばたきルート」だ。

あっと言う間に見覚えのある川白の集落を過ぎ、積丹半島で最後に開通した川白〜神威岬はもちろん長大トンネルが続き、そして驚いたことに神威岬の下を抜けるトンネルもつけかえられて長いトンネルになっていた。ここまでしなきゃいけないのか…?かなり予算の無駄だろう。

17時48分に神威岬に到着。岩内から45分で着いてしまったのにはびっくり。日没に間に合ったのは嬉しいけれど、ほとんどトンネルになってしまったので嬉しくはない。神威岬はカラスが荷物をよく狙うとのことで、グローブなどはカラスが取れない場所に仕舞うよう駐車場のおじさんに言われた。

道が崩落していて神威岬の先端までは行けず、うわさに聞く積丹ブルーは光線状態の関係でよく分からなかったのだけど、それでもカムイ岩に沈む夕日を見られて満足。自転車日本一周では、坂を登るのが嫌で来なかった岬なので、これでリベンジを果たせた。

18時24分に神威岬を出発。日が暮れていくのを見ながら積丹半島を回っていく。自転車日本一周では美国から輪行してバスに乗ったので、自分で走るのは今回が初めて。これまた昔はバスが行き違いに苦労していたはずの道はすべて大きなトンネルになり、驚きながら走る。これで高速が要るわけがないわな…。

余市の手前で完全に日が暮れて、小樽市街に入ってから燃料補給して、天狗山の手前にあるセイコーマートで晩ご飯と朝ご飯を買ってから20時06分に小樽ヴィラユースホステルへ。天狗山の中腹から見る夜景がきれいで、個室に泊めてもらえたので自由にできる。まずはサッポロクラシックを開けて、乾杯!
| SHO | バイク日本一周 | 06:13 | comments(3) | - |
2012年ゴールデンウィーク東北・北海道ツーリングその1
しばらく投稿していなかったのだけど、2012年ゴールデンウィークの北海道ツーリングの話を書く。

4月30日 丸亀〜高松 36.4km

仕事を終わってから夜の10時半前に丸亀を出発。夜11時半過ぎに高松東港のフェリーターミナルに着いて、夜1時発のジャンボフェリーで高松へ。もう少し早く出発していれば、自走してどこかで寝るつもりだったのだけれど、この時間の出発だったらフェリーで寝た方が良い。

5月1日 神戸〜青森 1113.5km

フェリーで熟睡して、朝の5時過ぎに神戸に上陸。

いつもの国道43号線を走って朝6時10分に西宮ICから名神高速に乗る。幸い天気は晴れ。渋滞を予想していたのだが渋滞することもなく、7時6分に黒丸PAへ。朝ご飯にPAのコンビニで焼いたフレンチトーストを食べて出発。出発前に描いた青写真では午後1時に新潟、午後2時に村上なので、先を急がなければ。

米原JCTから北陸道に入ると一気に交通量が減って、快適な旅になる。燃料補給のために8時22分に南条SAにピットイン。関東からツーリングのライダーと一緒になって、北陸は関東から来る人も多いのだなぁ、と感じる。四国では滅多に関東ナンバーのバイクは見ない。

何回か休憩したことのある尼御前SAも今日は通過。海岸線沿いを快適に走って、手取川を越えると金沢が近い。金沢を越えたところで倶利伽羅峠手前の不動寺PAに入る。時刻は9時40分。よく晴れているのだけど、歴史の合戦場という感じのしない、緩やかな峠である。

倶利伽羅峠を越えて富山県に入ると、目の前に立山がバーンと現れる。富山を過ぎると街の向こうに富山湾も見える。以前、自転車日本一周の時は数日かけて走った道を、今度は1時間もしないで駆け抜けてしまう。10時37分に有磯海SAで燃料補給。本当は朝日ICから大好きな国道8号線で海岸線沿いを走りたいのだが、出発が遅くなったので今回は我慢我慢…。ひたすら高速を走ることにする。ここは海洋深層水が名産らしく、ソフトクリームがあったので食べてみる。かすかに塩っぽいけれど、おいしい。

有磯海SAを出ると親不知子不知のトンネル区間。糸魚川を過ぎても、またトンネルが続く。そういう区間だと知ってはいるけれど、下道の景色が良いことも知っているので残念。でも親不知付近の海の上を走る区間で横風が吹かなくて良かった。R6は横風に弱く、すぐに吹っ飛ばされるのだ。

11時37分に名立谷浜SAへ。いよいよ新潟県に入って、上越JCTから先はバイクで走ったことがない。ジリジリと暑いくらいの日差しを浴びる。やけに暑いと思ったら、気温が28度とか書いてある。北海道向けの冬用ジャケットを着ているので、道理で暑いはずだ…。

12時23分に米山SAで燃料補給。結果的には新潟の手前で燃料補給はできたみたいなのだけど、村上まで燃料補給ができないと考えると米山で給油しておく必要がある。最近の高速道路は、燃料補給のタイミングを間違えると250km無給油でも平気なR6でも危ない。もっと航続距離の短いバイクなら、深刻な問題だろう。

アルビレックス新潟のホームスタジアムを間近に見てから阿賀野川を渡り、13時33分に豊栄SAへ。SAと言っても設備的にはPAで、ご飯は自動販売機しかないし、燃料補給もできない。予定の30分遅れだけど、もともと4時間ほど余裕を取っているので問題はない、はず…。

14時19分に村上で燃料補給。山間部を走る国道7号線ではなく、海岸線を走る国道345号線に入る。ここは「水曜どうでしょう」の「原付東日本」で大泉さんがウイリー事件を起こした道。藤村ディレクターの「いいですなぁ〜」という声が聞こえてくる気がする。村上〜三瀬のR345〜R7は、私が日本中で一番好きな道。笹川流れの景色が大好きだ。

その手前、間島で「キャプテン」というレストランで14時36分に昼食。ここは元船員の方がやっている食堂で、ご飯を食べた後でお話を伺ったら、常連客のみなさんも元船員だった。この辺りには、元船員がたくさん住んでいるらしい。私自身の出身校や船の話もして、船の昔話などを聞いていると1時間があっという間に過ぎてしまい、15時36分に出発。景色も良くて、値段は少し高いけれど、昔ながらのレストランという感じがする。また行きたい。

「大泉さんがウイリーやったのは、たぶんここだな」とか思いながら笹川流れの景色を堪能して、16時16分に道の駅あつみへ。今まで何回か来ながら振られつづけた、イカ焼きにようやくありつけて嬉しい。温海温泉は大好きな温泉で、今回も本当は入りたかったのだけれど、今日は予定より1時間半ほど遅れている。日没前に距離を稼ぎたいので今回はパスする。

昨年8月の東北ツーリングの時はまだ開通していなかった日本海東北道が今回は鶴岡JCT〜温海ICで開通しており、温海から乗ると日本海の景色が見れないので鶴岡から乗る。そのまま酒田みなとICへ。目の前に次第に大きくなってくる鳥海山を見ると「東北にやってきた!」という感じがする。鳥海山も大好きな山なのだ。

昨年の東北ツーリングでは鳥海スカイラインに入ったものだけれど、今回は夕方5時半になっている上に先を急ぐ。海岸線沿いの景色も捨てたものではないので、国道7号線をひたすら先へ進む。18時16分にピットインした道の駅象潟で日没。この道の駅には温泉もあり、テントを張って泊まったこともあるけれど、今日は泊まるわけにはいかない。まだ青森まで300km近くある。

象潟の先からは二ツ井まで日本海東北道〜秋田自動車道がつながっているのだが、まだ景色が見えるので国道7号線を走る。象潟から秋田も景色が良くて大好きな区間。由利本荘を過ぎて亀田の辺りで完全に暗くなったけど、夜の海岸線も悪くない。

19時58分に土崎で給油。そろそろ風呂に入りたいので聞いたら、道の駅天王に温泉施設があるという。少し男鹿半島方面に寄り道することになる。温泉というかスーパー銭湯という感じだったけど、とにかく風呂に入ってサッパリする。

ここまで900km走って来た。青森まであと200kmだけど、深夜帯に入るし昨日はフェリーで3時間寝ただけだし、疲労も溜まっているはずなので、気をつけて走ることにする。昭和男鹿半島ICから秋田道に入り、二ツ井で国道7号線へ。22時39分に着いた大館の幸楽苑でラーメンを食べて、青森まではもうひと踏ん張り。道の駅天王と、大館でそれぞれ1時間休憩してしまったのは、やっぱり疲れているのだろう。23時23分に出発して青森に向かう。

深夜の矢立峠、弘前、大釈迦峠と走り、0時44分に津軽新城で給油。0時57分に青森フェリーターミナルへ。1日1100kmと、この旅で最大の難関を走りきったのでガッツポーズ。定刻の1時間40分前に着いたので、まずは一安心。予約していたので手続きを取って、午前2時過ぎにフェリーに乗り込むと、すぐに寝てしまった。バイクの人も多くて、神戸から青森まで1日で自走して来たと言うと驚かれた。
| SHO | バイク日本一周 | 23:41 | comments(2) | - |
シフトチェンジと回転数
バイクに毎日乗っていると、シフトチェンジがショックなくできる時と
ショックがある時があるのに気づく。自分がどんなタイミングでシフトして
いるのか観察すると、シフトを今まではスピードで行っていたのが、回転数の
方が重要なのに気づいた。アネーロの場合、シフトアップは5000回転、
シフトダウンは3000回転が基本で、4000回転で3速にシフトダウンすると
かなりショックがある。4速にダウンだと、クラッチを切って3000回転近く
まで落ちたところでシフトダウンするとショックがない。なるほどなぁ。

アネーロは不人気車だけど、私には合っている。私にとっては良いバイク。
パワーがある分、乗り手のミスを許容する範囲はCRMよりはるかに狭い。
よりシビアな運転操作を要求してくるけれど、基本的に鈍重なバイクで
パワーをコントロールできない怖さはない。おとなしいバイクでありながら
パワーはあるので、回転数にさえ気をつければ暮坂峠のような急勾配の
ヘアピンカーブもCRMより不安なく通過できる。ただし3000回転以下に
落とさないこと。高回転型のエンジンなので、シフトダウンのタイミングを
間違えるとエンストする恐れがある。

いろいろエンジン特性を把握して使わないといけないところはあるけれど、
私にとっては本当に良いバイク。ハーフカウル付きでかっこいいのもポイント
高いところ。性格のおだやかなバイクで、でもパワーはある。

「(僕にとっては)美人で、性格がおだやかで(でもおとなしくはない)、
たくましいパワーがある」って、僕はこういうタイプが好みでかつ合って
いるんだな。一緒に長く付き合うなら、アネーロに感じるフィーリングの人が
良いなぁ。

バイクの好みと異性の好みって、一致してないだろうか?誰にでも合って
いる必要は全然なくて、自分に合っていて最高の相手が自分にとっての最高の
相手なのだろう。
| SHO | バイク日本一周 | 20:48 | comments(2) | - |
アネーロと不安のこと
ライダーハウス「粒麗荘」のホームページから「Visitor」→「2006」→「40」
とクリックしてもらうと私と愛車・アネーロの写真が載っている。私の
パソコンが壊れていて、デジカメからデータ移行ができないので、自分と
アネーロの写真を見るのは初めて。以前乗っていたCRM50と比べると、
アネーロは車格がはるかに大きい。やっぱり250ccだなぁ〜。我ながら
なかなか似合っていて、いかにも楽しそうだ。

CRMからアネーロに乗り換えて、走りの性格が変わった。元がエンデューロ
レーサーのCRMはとにかく乗り手を急き立てるバイクで、いつも目一杯飛ばす
走り方になっていたのだけど、ZZ-R250とほぼ同じエンジンを搭載する
アネーロはクルーザーというかロングツアラーで、パワーはあるけど鈍重で
乗り手を急き立てる感じはない。40〜60km/hでのんびり流すのが楽しい
バイクで、沢渡と草津の間の所要時間は、アネーロに乗り換えてかえって
長くなったほどだ。シャカリキに飛ばせばアネーロの方が相当パワーがあって
速いはずなのだけど、アネーロはそういうバイクじゃないのだ。

急勾配のカーブの立ち上がりで、3速に落としたアクセルをグワッと開けると
8000回転くらいまで一気に加速する。最大馬力を発揮する11000回転、
最大トルクを発揮する10000回転まで回したことはまだ一度もない。私には
まだアネーロの全力走行は扱い切れない。一般道で使うのは6000回転から
せいぜい7000回転まで。その回転域では鈍重で操作がパワーに負けることは
ないバイクなので、二輪の初心者にも安心して扱えるバイクと言える。
まだまだポテンシャルを秘めているので、これからが楽しみだ。

ところで徳山高専の殺人事件はショックだった。ものすごい衝撃。私は
高専出身で、しかも同じ山口県の隣の高専を出ているので本当にショック。
学校の雰囲気が分かるだけに、本当に痛ましくてやりきれない。なぜ…と
とても悲しく悔しい気持ちだ。

次の話題に移る。
大きな変化を受け入れる時は、必ず何らかの居心地の悪さや恐れ、痛みの
感覚が沸き上がってくるそうだ。痛みや恐れがあがってきたら、それを
嫌うのではなく、その感覚と一緒にいて、本当に感じてあげることが大事
らしい。私も毎日ものすごい痛みや恐れを感じている。これから、もしかすると
今すでに大きな変化が起こりつつあるのだろう。今はこの痛みや恐れや不安の
感覚をただ感じて味わって行こうと思う。この先に何が待っているのだろう。
| SHO | バイク日本一周 | 05:29 | comments(0) | - |
さよならCRM
今日、4月に買ったCRM50を下取りに出してきた。買ったバイク屋で
それなりに高く買い取ってもらえて満足。アネーロを買ってからしばらく
乗っていなかったのだけれど、お別れにチェーンなどの整備をしてから
久しぶりにエンジンをかけるとキック一発で「ウォォーン!」とかかった。
フロントアップするわミッションは抜けるわ、50ccのくせに燃費はアネーロより悪いわ、すごく
やんちゃな跳ね馬だったけど、タフで軽くて良いバイクだった。私のバイク
ライフの本格的な第一歩を記した記念すべきバイク。本当にありがとう。

最後のツーリングは、いつも通った富岡までの道。CRMと過ごしたあんな日、
こんな日の事が思い出されて感無量だった。思えばこのバイクを買った頃は
まだ二輪の免許も持っていなくて、バイクウェアもなくて、とにかくバイクに
乗るのが楽しくて夢中で乗っていたっけ。250ccで普段はたどる暮坂峠を
越えると、4月よりは余裕を持ってワインディングを走っている自分がいる。

さよならCRM。まだまだ走れるのに手放すのは胸が痛むけれど、まだまだ
走れるからこそ手放さなければ。また誰か素敵な持ち主に巡りあうことを
心から祈っている。
| SHO | バイク日本一周 | 17:06 | comments(0) | - |
初・立ちゴケ
もう一昨日の話だけど、給油しにガソリンスタンドに寄ったら立ちゴケした。
スタンドを出すために車体を右に傾けたらそのまま戻らず、車体の下敷きに
なって右へゴロン。首のムチ打ちの古傷が痛い。車体はブレーキレバーが
クニャッと曲がってしまい、3本指で握れるもののあわれな姿に。右の
サイドカウルとナックルガードにも擦り傷がついた。
かなりへこんだ。転倒歴なしの車だったのに…。それでもエンジン停止後で
給油口を開ける前だったのは不幸中の幸いだった。

へこんだと言えば、一昨日はガソリンスタンドでこけて、へこんだまま草津の
街まで戻ってきたところで突然の豪雨に降られ、しかも普段なら2〜3分も
かからない距離で渋滞に巻き込まれ、半クラッチで走っていて振り返ると
買い物の荷物がキャリアから外れて落ちかかっていた。アップマフラーの
下まで垂れ下がって、もう少しで完全に脱落するところだった。ツーリング
ネットが少し大きすぎるらしい。ズブ濡れの豪雨の中で荷物を積み直し、
やっと帰ってきたのだけれど、上から下までズブ濡れ。意気消沈していた
のでゆっくり帰ってきたのが裏目に出た格好になった。
| SHO | バイク日本一周 | 03:07 | comments(0) | - |
波長の話
自分を信頼すること、について考えていた。
波長の合う人、波長の合う場所、波長の合うバイクってものは存在する。

何度も書いているように、私のバイク、カワサキ・アネーロはもともと
欲しかったバイクではない。国際ラリーライダーの山村雅康さんに薦められた
バイクのひとつで、その中からアネーロを選んだのは私のセンスだけど、
とにかくお見合いで選んだバイクである。

ホンダ・ゼルビスは「君には向いてない」、カワサキ・ZZ-R250は「君が
乗っている姿をイメージできない」ってな具合で、全然具体的な理由じゃない
理由で反対されたので、はっきり言って反対された理由がちんぷんかんぷんで
さっぱり分からなかった。ただ、すごく印象に残っているのは「イメージを
大切にしなさい。そのバイクに乗っている自分の姿や表情がどんなものか、
明るく楽しい表情で乗っている自分を、ありありとイメージできるバイクを
選びなさい」って言われたこと。今だから言うと、3候補の中で明確に
イメージできたのは日本一周のゴールのガッツポーズ直江津駅前でしている姿、
そして青いアネーロに跨っている自分の姿だった。レイキの伝授の際に
明確なイメージが浮かんだのが決定打だったけど、その前にそんなことが
あった。そしてアネーロの初ツーリングの2日目に、たまたま信号待ちで
停車していた時に車のディーラーのショーウインドウに映った自分とバイクの
姿を見て気がついたのだ。「よく似合ってるじゃん!」と。その時から、
アネーロは私の愛車になった。このバイクを大事にしよう、と思ったのは
この時からだ。

ハーレーは私には合わないなぁ、と思うのは、波長が合わないから。
どうにも、たぶん表面的なものではなくて深層に流れているアメリカン
バイクの哲学みたいなものが私には合わないのだろう。

波長の合う人、波長の合う場所、波長の合うバイク。その人の居場所や
持ち物を見ていたら、その人が分かる気がする。日本一周も、バイクや
自転車を見れば正確にその人の人となりが分かるのだ。
| SHO | バイク日本一周 | 06:09 | comments(0) | - |
怖さと言い訳
常に彷徨していたい、そんな無意識の欲求が私を船乗りにさせ、旅をする
ようにさせたのではないか、と思う。だから、仕事を探す時も「あちこち
飛び回れる仕事」である必要があるのだろう。会社が私を世界各国へ飛ばして
くれるなら喜んで飛んでいく。また、そんな仕事でないと長続きしないの
だろう。私は定住を好まず、世界を常に彷徨していたいのだから。私の現在の
メンターが山村雅康さんであるのは、彼が私のありたい生き方を一面で実に
良く表現しているからであって、とても示唆的だ。

「仕事をしたい、というのとバイクで日本一周したいのは、両方実現しても
良いんじゃない?片方の実現のためにもう片方を我慢することなんて、
しなくて良いんじゃない?両方同時に実現したら?」と思う。じゃあどうやって?

会社人をやりながら、分割で日本一周やっても良いんじゃない?それなら
来月から日本一周に挑戦できるでしょう?再来年まで待たないといけない、
日本一周は一気にやらなければならないって、自分を枠に縛っているのは
自分なんだよ?状況が半年前とは変わっているのだから、スピードに応じて
日本一周のやり方も変わるんじゃないの?

2年後に草津を出る計画が、1年以内に移住する方向へ変わっているのなら、
日本一周も1年以内に実現できる方向に変えて良いんじゃないの?私が怖れて
いるのは、無職になること、条件を下げて転職すること、そして転職が
日本一周への挑戦を断念することにつながることなのだから。そして転職が
土地に私を縛りつけることになるのも怖い。

私は仕事とバイク日本一周の両方を手に入れたいのだ。それを自分に許可
するのもしないのも自分次第なのだ。それを両方手に入れてしまうと自分に
言い訳できなくなるから、だから私は怖いのだ。

恋をするのも私は怖いのだ。癒えていない過去の傷に直面してしまうから、
考えて想像するだけで怖くて、そこから目をそらしたくなるのだ。
| SHO | バイク日本一周 | 16:55 | comments(0) | - |
日本一周‥。
バイク日本一周のことを考えていた。
今の私は、日本一周の実現へ動いているんだろうか。なんだか、
目先の就職活動を考えているうちにずれて行ってるな〜と
感じているのだ。

短期的(ちなみに数ヶ月以内)には体を治すことと転職準備が
やはり一番に来るのだけれど、中期目標(1〜3年以内)には
日本一周が最大のイベントとして控えている。そもそもアネーロは
そのためのバイクなんだし、日本一周ができることで何が
私にとってはメリットなんだろう。

仕事もしながら、バイク日本一周も実現させながら、
そんな方法はないものか。そういう人生が実現したら
どうしちゃうだろうか。現実にそうなったら、
いったい私はどうしたいんだろう。

今の自分の現実は自分で作り出しているとしたら、
今の自分に何ができるんだろう?

そもそも、私の人生の役割って何だろう。
「つなぎ」の役割をすることが、私の人生ではすごく多い。
世代と世代の層が薄くなった時に、次の世代に伝えるために
何かをつなぐ役割を果たすことが、とても多いのだ。
人生全般でその傾向があることは言えるだろう。
でも、それだけじゃない気がする。

そもそも、自分の才能ってなんだろう。
そう考えると、自分で自分のことがよく分かっていない
ことに気づく。文章を書くこと?旅行すること?
私の才能が何なのか、もしこれを読んでいる人が
気づいたら教えて欲しい。

日本一周したからと言って、人からよく思われるだろうか?
そんなことはどうでもいい問題から、日本一周は発生している。
あえて言えば、自分の夢だから、心の底から「やりたい!」と
思うことだから日本一周はやりたいのだ。

じゃあ、草津を出て上田や苫小牧に行くことは?転職を
考えるときに、自分のために転職するのだろうか?それとも
人からよく見られたいために転職するのだろうか?それを
間違えると、一度就職で失敗したように、うまくいかない
結果になってしまうのだろう。

じゃあ、どうして前回の就職はうまくいかなくて、
現在の就職は限定された範囲でながら成功したのだろう。
やっぱり「世間体」を気にしていた面はないだろうか。
もっと言えば、船乗りになることそのものは人生の目的に
大きく関わっていたことだけれど、就職してから直面した
現実に対して、私が意識した部分に「世間体」があって、
私はそれに耐えられなかったんじゃないだろうか。

現在の就職が、短期的に見れば成功だと言える理由は
「湯治期間の生活費を稼ぐ」「湯治しながら人生の次の
ステップに向けて準備する」「自分の人生を生きるための
経済的な裏付けを与える」という目的があり、まさに
その目的のために現在は働いているからだ。しかし
中長期的に現在のまま働くのはマズイのだ。

もう一度船乗りをやりたいか?という質問を時々受ける。
先日、UIターンフェアで、実はある会社の人事部長さんに
言われたのだが、「完全に船乗りに復帰することは難しいと
思います。でも、船に関わる業務に就かせて頂けるのなら、
喜んで働きます」と言った。そうすると次に「じゃあ、
二級海技士の乗船履歴をつけるために船に乗る気は
ありますか?」と尋ねられたのだ。「喜んで乗ります!」
ってのが私の答えだった。船乗りを辞めたことは、私の中で
ずっと引っかかっているからだ。もし生まれ変わったら、
次の人生で何になりたい?と言われたら「船乗り!」と
即答するほどに。いつも「オーラの泉」のオーラチェックを
見ながら思っていることは、そのことなのだ。
| SHO | バイク日本一周 | 02:45 | comments(0) | - |
1年以内
草津を出る時期を1年以内にしようと思い始めている。今春の時点では
2〜3年後となっていたのが、最近になって「あと1年で転職解禁」になり
「1年以内。来春から秋までに決める」に変わってきた。体の復調がペースを
上げてきたこともあるし、ほとんど休みなしで50日も働く人を、世間では
病人と言わないだろう。今はまだ草津を出るのは早すぎるけれど、体の回復に
一定の目処が立ちつつあることも大きい。それを踏まえての「あと1年以内」
なのである。

しかし日本一周の準備が問題だ。来年行うのは、どう考えても準備時間が短い。
お金が貯まるのか…?できれば一ヶ所で長く働きたいので、来年できなければ
いつになるか分からない。やっぱり来年やるしかないのだろうか。先行投資
モードから貯金モードに早く入らなければ。しかし、来年やるのは何かが
引っ掛かるのだ。来年はまだやりたくない自分がいる。

キャリアプランが現実の速度に追い付いていない。1〜3年後の私がどこで
どうやって生きているのか、キャリアプランを大幅に前倒して修正できる
ものとできないものがある。お金の問題はどうしよう…?北海道に移住する話は
どうなった?現状で移住準備が出来つつあるのは長野県上田市であり、
1年以内に考えるのなら上田が当然の第1候補になる。上田に関しては、
企業と業種の絞り込みの段階に来ている。ここからが長いとは言うものの、
進捗具合は第2候補の北海道・苫小牧市周辺の比じゃない。

私は今、キャリアプランの早急かつ大幅な修正を迫られている。今春時点の
キャリアプランでは、現実にもはや対応し切れないのだ。
| SHO | バイク日本一周 | 16:49 | comments(0) | - |
リフレッシュ!
野沢温泉で結局2泊して、心身ともに完全休養した。新しいバイク、
カワサキ・アネーロも快調で、奥志賀高原から秋山郷へ続く林道や、
千曲川沿いの旧道をゆっくり走るのが気持ち良い。路面の荒れた林道では、
むしろゼルビスより向いているのではないだろうか。高速走行は怖くて、
高速道路では風圧がすごくてバイクにしがみついていたけれど。3日間で
500km走って、自分の使用目的に良く似合うバイクという印象を持った。
「お見合い」はうまく行って良かった。「恋愛型」であればゼルビスを
買っていたのは間違いなく、「お見合い型」でアネーロを買ったのだけど
大満足だった。深いブルーの車体に愛着も湧き始めたところ。

上田のハローワークでは、話がかなり具体的になった。キャリアカウンセラーの
頭の中には、求人が出たら応募すべき具体的な会社名と業種がしっかり
あるようだった。バイクの日本一周に支障があっては困るけど、日本全国、
できれば海外にも行ける職種になりそう。どうなるだろうか。

明日はリクナビnext主催のUIターンフェアが東京で開催されるので、
長野県上田地方と北海道の情報を集めに行ってくる。
| SHO | バイク日本一周 | 14:16 | comments(0) | - |
アネーロ納車!!

昨日、アネーロが納車された。今日は1ヶ月ぶりの休みで、野沢温泉に来ている。
今日は秋山郷に行ってきた。これから風呂に入って、飲むぞー!!
| SHO | バイク日本一周 | 18:13 | comments(2) | - |
夏を越えれば体が良くなる
夏本番の今日このごろ、気温が25度に達しない草津も、草津なりに夏
真っ盛りである。体の具合もぐっと良くなってきた。

2008年8月のバイク日本一周スタートまであと2年。カワサキ・アネーロの
納車まであと1日。夏を過ぎるたびに体は良くなる。草津を出て、最初に
向かうのは直江津だろうか、それとも上田だろうか。
| SHO | バイク日本一周 | 16:04 | comments(0) | - |
休暇決定
アネーロの納車が、1日早まって7月31日になった。前橋まで取りに行く
はずが、レッドバロンが草津まで持ってきてくれるとのことで、大感謝。

会社も8月1〜2日は休んで良いらしいので、アネーロのテストドライブも
兼ねて、8月1日から1泊2日で野沢温泉までツーリングに行くことにした。
もちろん泊まりはライダーハウス「粒麗荘」。4月に草津志賀高原道路の
開通と同時に泊まりに行って以来だ。2日には上田のハローワークに行く
ので、飯山から上田まで、初の高速道路走行と燃費テストも行うつもり。
雨天の高速走行は危ないので、頼むから雨が降らないで、と祈っている。

う〜ん、それにしても「粒麗荘」の食事が楽しみだなぁ。あそこの食事は
本当に美味しい。親父さんと話すのも楽しみだ。
| SHO | バイク日本一周 | 18:43 | comments(0) | - |
これから、私は…。
2008年までに、200万円貯めてバイク日本一周に出たいな。毎月10万円として
20ヶ月。これから半年はバイクのローンが毎月5万円近くかかるので、
もう少し実際にはペースが落ちるだろう。

日本一周に使う愛車、カワサキKLE250アネーロが来るまであと4日。しばらく
現在の愛車ホンダCRM50と2台保有することになるけれど、これって実は
すごいこと。11月にCRMの任意保険が切れるので、その前には手放すつもり。

新しく来た夜警さんが辞めることになった。お盆の最繁忙期の夜勤を、たった
ひとりで乗り切ることがこれで決定。事前に本人から話は聞いていたのだけど、
問題なのは私の1ヶ月ぶりの休みはどうなるの?ってこと。もう体は限界に
近づいているので、来月は応援を頼んで休まないといけない。平気な顔して
出勤しているからみんな気づいても気づかないふりしているかもしれない
けれど、私は一応まだ病人なのだ。私は体を治すために草津にいるのであって、
過労で体を壊したのでは何のために草津にいるのか分からない。

それにしても、早く休みが欲しいなぁ。ストレスも溜まり気味で、野沢温泉の
ライダーハウス「粒麗荘」でも行ってゆっくり骨を休めたい。
| SHO | バイク日本一周 | 16:17 | comments(0) | - |
アネーロについて
昨日の記事で(日付は今日になっているけれど)アネーロについて
書いているが、現車確認の上、正式契約となった今もなおアネーロの
ことをよく知っているわけではないので調べてみた。

「アネーロ」とはスペイン語で「あこがれ」の意味だとか。「おぉ、
大阪にいる練習帆船じゃん!」とか思った私は帆船マニア。エンジンが
ZZ-R250と同じであることは知っていたが、フレームその他もほとんど
同じようで、ZZ-R250を若干オフロード寄りにリファインした亜種と
考えるのが適当のようだ。一応オフ車に分類されているくせに
ハーフカウルがついているのも異色。ただしウインドスクリーンが
ついていないので高速道路での風当たりは強いらしく、実車で試した
上でカスタムしたい点があるとしたら、ここだろう。

エンジン特性の関係で、低回転では全然トルクがない、というのも
よく聞く話で、だから2スト車のような走り方を要求される場面も
あるらしい。4スト車しか乗ったことのない人に2スト車のような
走りを要求してもできない話で、私の場合はCRMでさんざん2スト車の
乗り方を知っているので、おそらく問題ないのだろう。燃費と
航続距離は、諸説あるが200km走ったら給油の心配をしないといけない、
というのは共通しているところ。つまり長距離走行を本質的に考慮した
ツアラーとしては極めて航続距離が短い。それでもオフ車として
考えればセローと同じレベルか。

どうもオフ車とオン車の合いの子っぽいバイクで、見た目も実際の
性能上も両者の部分が混在している。「ある程度はオフロードも
走れるようにリファインした、ZZ-R250の派生車種」という見方が
おおむね正しいようだ。ロングセラーをリファインして別用途に
使うあたり、まるでジオンのザクのようだ。そういえば、まるで
蛇のようにツルリとした鎌首をもたげたアネーロの一つ目スタイルは、
ザクに似ていないこともない。

エンジンは「常に6000回転以上回さないと、その本領を発揮しない」
といわれているようで、高回転型のエンジンであることは間違いない。
エンジンとは高回転で回すもの、という固定観念がある2スト車乗りと
しては、違和感があまりないのではないかと期待しているところだ。
ただし、高回転ではものすごく燃費が悪いらしい。

ともあれ、予定では納車まであと10日を切った。とても楽しみだ。
| SHO | バイク日本一周 | 03:22 | comments(0) | - |
免許申請中
今朝、2回目の挑戦で卒業検定に合格した。
新前橋の免許センターで申請中に昼ご飯を食べている。免許交付に夕方まで
かかるらしい。昨夜も仕事、今晩も仕事なので、ほとんど眠れないまま
二晩目に突入しそうだが、これで前橋には当分来なくて済む。明日は定時に
上がってゆっくり寝よう。

教習所を卒業したので、例の指導員に対しては名指しで強くクレームを
出した。まったく、社会人の教習生をなめるなっつーの。課長さんが
平謝りで対応して頂いたが、土曜日から今朝まで本当に腹が立った。
むかついてむかついて仕方がなかったのだ。

まだ二輪の免許を受け取ったわけではないけど、これでバイクを受け取れる。
バイク日本一周に向けて、大きな前進だ。 
| SHO | バイク日本一周 | 14:03 | comments(2) | - |
検定落ちた
タイトルの通り、今日検定に落ちた。クランクでパイロンに突っ込んだ。
教習でもあんなに派手にパイロン倒したことなんて1度もないのに…。

補習で1時間クランクばっかりやったが、課題の半クラッチについては
根本的にはまだ解決していないので、まだ次は大丈夫!とはいかないのが
不安。うまく行く時とうまく行かない時と、何が違うんだろう…。
目線の高さと半クラッチの位置がちゃんとつかめているかが違うんだけど。
問題は、毎回確実に半クラッチの位置をつかむためにはどうしたらいいのか、
補習の教官は文句ばっかりで肝心なところは教えてもらえてないことだ。
補習の教官によると、クラッチの使い具合と目線とブレーキングに問題が
あるそうだ。あと、安全運転の意識に問題があって、免許取ったらヤバイ
そうだ。こんな30歳がいるのかと思うほど基本的にはスピードを出すこと
しか考えていないとか。
長生きしたくないとはいつも思っているけれど、サービス業の基本として
お客にそういうことを言うものじゃない。たとえ事実そう感じたのだとしても…。
いくら長生きしたくなくても、別に交通事故で死にたいわけじゃないしね。
要は運転に余裕がない、回りが見えてないってことだと思うけど、だったら
そう言えば良い話だろう。回りが見えてないのは自覚しているから別に
言われても怒らないけど、こんな30歳がいたのかまで言われると、どう
気持ちを抑えてもやっぱり腹が立つ。クレーム出そうかな。

ここまで書いたところで違う教官が二人通りかかったのでクランクの話に
ついて聞いた。二人とも目線とライン取りと、直角のどこで半クラッチを
入れてどこに向かうか、がポイントのようだ。二人目の教官はバイクの後ろに
乗せて実際に問題のクランクを走ってくれた。大感謝。観察していると
クランクを45度回ったところで半クラッチを入れて、次に曲がる方向とは
反対方向にラインを切って次のクランクに入っている。目線とライン取りと
半クラッチのオンオフのタイミングが問題だな、やっぱり。

本当はこれでもう1時間補習をやりたかったなぁ。ってよりも、さっきの
補習の最初にこれをやって1時間練習したかった。仕方ないから草津で
駐車場で自分のバイクで練習するか…。まるで高校生みたいだ(笑)。

ところで、日本一周の話の続き。
日本一周の目的は、それを通じてより深く自分を掘り下げて見つめ直す
ことだ。そうであれば同行者は要らない。ひとりの方がより深く自分を
知ることができるのは言うまでもない。

今、毎日冒険を感じながら生きているけれど、たとえ毎日が幸せで充実して
いても、やはり長生きしたいとは思わない。いつも死を意識することから
生が輝くように。死は休息であり最大の慰安なのである。
| SHO | バイク日本一周 | 15:35 | comments(0) | - |
ダンディズムについて
先の記事の続きである。

私が格好いいと思う人は、他人に評価されない自分自身の価値基準を持って
いる人、そしてその前提として自分の弱さに目を背けない人である。自分の
弱さに背を向けたまま自分の価値基準だけ持っている人をオタクというのだ。

オレはこんなにすごいんだぞ、ハンパじゃないんだぞ、なめんなよ。バイク
雑誌の読者ミーティングなどを読んでいると、そんな声が至るところから
聞こえてくる。見ていて切ない。本人は格好つけて言っているのだろうけれど
全然格好良くない。他人の評価に左右されない自分の価値基準を持って
いる人は、格好つける必要がない。そういう人こそ見ていて格好いい。

それでも自分の中にある弱さやおびえから逃れることはできない。自分の
弱さは究極的には自分で解決するしかない。自分の弱さに背を向けて表面的に
人とつるんでも、なめんなよ、と突っ張っても自分の中にあるおびえから
逃げることはできない。自分の中の不安は、自分の心と向き合うことに
よってしか究極的には解決できない。そういう人なりたいと思うのだ。

ひとりの素晴らしさを、どうして誰も言わないのだろう。私は孤独が好きな
わけではない。寂しさはとても辛くて、時として自分を破壊しそうになる。
でも私は自分の心を自分で支えられる人になりたい。自分と向き合わないと
究極的には自分の心を支えられるようにはならない。孤独は苦痛である。
でも、私は孤独と向き合うことによってしか得られない何かが欲しい。
それを得た人こそが本当に格好いい人だと私は思う。

人との出会いの数が旅の素晴らしさだなんて誰が言い出したのだろう。
バイク雑誌を読んでも旅行番組を見ても、旅は人との出会いばっかりだ。
あるいはインスタントに出会う自分ばっかり。どれだけ深く自分の内面を
見つめるかが旅の価値ではないのか。そのためには時として他人の存在を
排除することが必要だ。景色に深く向き合い、心の底から深く揺り動かさ
れることによって得られる慰安は、ひとりで行動する時に最大になる。
私がJR全線完乗を目指していた時、他人と乗った路線については路線の
印象が薄くなることが多かった。一緒に行動しても路線の印象が薄く
ならない人もまれにいて、そういう人こそが私の同行者にふさわしい。

バイクの定員は1人かせいぜい2人だ。バイクは、窓の開く鈍行列車の
良さと経済性と、道路さえあればどこでも行ける機動性の良さを兼ね備えた、
優れた“旅の道具”である。何よりも、バイクの旅は孤独なのが良い。
雨や疲労で泣きたくなる時もあるし、私は決して運転が好きなわけじゃない
けれど、バイクのスロットルを開けて交通量の少ない道を走るひとときは
実に心休まるのである。新緑に目を奪われ、標高とともに刻々変わる空気の
匂いや温度に気づき、季節を肌で感じることができる。バイクに乗っていて
得られるものは、窓の開く鈍行列車で得られるそれと同質のものだ。
| SHO | バイク日本一周 | 15:22 | comments(0) | - |
山際淳司『山男たちの死に方』
久しぶりに山際淳司の『山男たちの死に方』を読んでいる。高専時代に
重大な影響を受けた本で、山男たちの生と死を巡るドキュメントである。

日本一周、世界一周と続く人生の中で、いったい何が欲しいんだろう。
今の人生はとても自由だ。目的を持って、それに向かって邁進することは
本当に楽しい。人生を賭けて何かに挑戦することは真に価値のあること
だと思う。日本一周して何が得られる?思い出と満足感だけだろう。それでも
人生を賭けてやろうと思うのは、人生を賭けて何かに挑戦することでしか
得られない独特の感覚が欲しいからだ。そういう感覚が30年の私の人生を
突き動かして生きてきたのだ。

日本一周はごく個人的な挑戦であり、冒険である。今さら日本一周したから
と言って何の地位も名誉もないだろう。しかし、日本一周とは少なくとも
私自身にとっては何十年かの人生を全力で生きた証であり、心の中で生涯
輝き続ける勲章になるだろう。だから常に新しい挑戦を続けることが生涯
必要なのだ。たとえ旅のフィールドでなくても。

私が感じている「飢え」は、きっとたくさんの人が感じているものだと思う。
その飢えをどのフィールドに持って行けば満たされるのか、その違いだけ
だと思う。旅とは私にとっては自己表現の一手段であり、画家がキャンパスに
絵を描くように私は旅するのである。見知らぬ世界と出会うために。

バイク雑誌や歌集を読んでいて、享楽的な、あるいはオタク的なものが
多く見られることは残念である。そういうものを認め、評価する人が多い
ということだと思うけれど、私は読んで満たされないのだ。それらは精神の
ボンボンやエクレアであって、精神の食事にはならないのだ。

自由とは、何ごとかに向かって邁進しようとするその時間のなかにある

と言ったのはアメリカの社会学者、エーリッヒ・フロムだけど、その言葉に
私は真実味を感じる。今、毎日本当に自由を感じているからだ。

二輪の免許を取ったら、次は何に挑戦しよう。それはとても大事だ。何かに
向かって常に挑戦し続けなければ。挑戦し続けることが何より大事なのだ。
今、短期的に最大の課題は、次の挑戦目標をどうするか、ということだ。

それにしても、なぜバイク雑誌はコミュニケーションばっかり求めるの
だろう。私にはそれが不満でならない。バイクも旅も、本質的には孤独な
ものなのに。私も決して孤独に強い方ではないけれど、何かを求めての旅が
人目につくところに発表されず、ただ享楽的な旅や、真面目を装って内実は
ただはしゃぎ回っている旅ばかりが紹介されていることに違和感を感じる。

日本一周のような冒険は本物の危険もあるけれど、本物の危険があるか
どうかは大きな問題ではない。自分にとって冒険かどうかが問題なのだ。
私も私なりの細さのタイトロープを渡っているのだ。
| SHO | バイク日本一周 | 04:52 | comments(0) | - |
難題発生
職場の上司というか先輩が、本業が忙しくなるので今週末で辞めることに
なった。当分はひとりで仕事をすることになるし、新しい人が入っても
私が指導役になるので当分は今までのように休めない。あと最低4日は
通わないと教習が終らない。困った…!

困っていたら助け船を出してくれて、来週はまだ残ってやるから教習を
どんどん入れてしまえ、と言ってくれた。でもお金がない!教習代とバイク
用品で今月はただでさえ大赤字なのだ。でも、月末の給料日までの生活が
ものすごく苦しくなるけれど、こうなったら交通費を捻出してあと一週間を
乗り切るしかない!早く免許が欲しければ、いや早く免許を取らないと
とんでもないことになりそうだ。こうなったらやるしかないのである。
| SHO | バイク日本一周 | 02:20 | comments(0) | - |
第二段階突入
6月7日から始まった二輪教習も、昨日の2時間目から第二段階に突入した。
最短時間で第一段階を突破したものの、昨日は仕事明けに仮眠したら寝坊して
自走で前橋まで向かわざるを得なくなり、草津から前橋まで1時間50分で
走破してギリギリで教習に間に合った。完全に車と同じペース。一般道なら
車とほとんど変わらない走行性能のCRMだからだけど、雨が降ったら断念
するところだった。危ない橋は2度渡ると危ないから、今後は気をつけよう。

それにしても昨日は目覚ましをかけていたのに、止めてまた寝てしまった。
最近は残業が多くて昨日も朝まで12時間も働いていたので、バイク運転前に
仮眠を取ってから出発する、という判断は合っていたはずなのだが…。
何もなくて良かったけど、事故っていたら何を言ってもダメな状況だった。
それに昨日の1時間目はおまけでみきわめに合格させてもらったもので、
ミス連発で正直こりゃダメだと思っていたのだ。

ともあれ、これで最速なら7月中旬にも第二段階のみきわめ突破が見えて
きた。夏休みシーズン前に卒検に合格すれば、もうこっちのものである。

昨日の1時間目は総復習で、2時間目は一本橋とスラローム。最初は7秒
ギリギリで通過していた一本橋も今は8秒6。スラロームは比較的得意。
S字、8の字とも、私はリアブレーキをもっと使うように言われた。実は
リアブレーキのペダル位置が全然合っていなくて、教習で使うCB400の
ブレーキはとても踏みにくい。足先をCRMよりかなり意識的に踏み込まないと、
ブレーキがかかってくれないのだ。シフトペダルとブレーキペダルの調整は、
CRMからアネーロに乗り換える時にも要注意である。

教習が終わってから、郵便局でお金を下ろして散髪してから帰ろうとして
前橋駅北口の交番で前橋中央郵便局の場所を尋ねたら、よく調べもしないで
全然違う県庁方面に案内された!あのバカ警察官!県庁で改めて場所を
訊いて向かったものの、中央前橋駅の先で道に迷い、最後は中央前橋駅で
尋ねてやっと分かった。どうしてあんな不便なところに中央郵便局がある
んだろう…。前橋駅から10分くらいで行けるのに40分もかかった。結局は
散髪にも行けず…。レッドバロンにも行くつもりだったのに行けなかった。

先週、帰省して父と話をした時に「バイクの免許は取らないの?」と
訊かれたので「いや、実は…」と現在教習中であることを話したら母から
即刻「バイクの免許を取るのを止めるように。車に乗りなさい」と手紙が
来た。もう30歳になる息子に「バイクの免許を取るのを止めろ」なんて、
何をバカなことを言っているのか。過干渉にもホドがあるので当然無視。
当分は、もう実家にも帰らないし帰れまい。親子喧嘩するために実家に
帰るなんてまっぴらである。

それにしても30歳になってバイクの免許に反対されるとは…。高校生じゃ
ないんだから、って思うけど、反対されるってよりも嫉妬されてる感が強い。
母親の嫉妬が子供達の人生をどれだけ狂わせ、子供が思いきり自分の人生を
歩むことを妨害してきたことか。元々母は行動的な性格で、早くに父と
結婚したことで青春時代の夢を実現できなかったのだろう、ってことは感じる。
でも、だからと言って子供に嫉妬しても仕方ないじゃないか。

私の事故歴とその原因を見る限り、私には車よりもバイクの方が合って
いると思う。空間の把握能力に劣る私の場合、道路上における車体の占有
面積が少ない方が事故を起こしにくいから。車での事故は全て15km/h
以下で起こしている、という事実が証明するのは、自慢にならないが私は
空間の把握能力に劣ると言うことだ。

それと、原付と中型二輪を比較しても中型の方が長距離を乗るならはるかに
合理的であり、疲れにくいはず。疲れにくいとは事故を起こしにくいと
いうことだ。雨の夜、原付で往復200km近い道を走る方が、中型で同じことを
するよりはるかに危険なことは容易に想像がつくだろう。四輪よりも二輪の
方が私には合っていると思うし、二輪に乗るなら四輪のおまけでなく二輪の
免許を取って、二輪車の扱い方について教習を受けるべきだと考えたのだ。
| SHO | バイク日本一周 | 13:31 | comments(4) | - |
二輪教習中
二輪教習も8時間が過ぎたので、ここで振り返ってみたい。

教習は1日2時間ずつ。初日はスタンドのかけ方、外し方、乗車前の点検から
始まってバイクの押し方と乗車の仕方、そして私は既にマニュアル車に
乗っているのでそのままコースへ。普通ならリターン式変速機の使い方を
習うのだが、私は知ってるので省略。倒れたバイクの起こし方は、クランクや
スラロームで倒した時に実地で習った。1時間目で運転操作を習ってコースを
走り、2時間目は左折までで初日は終了。

2日目は1時間目は基本コースを習ってから右折。右左折は2速で停まらずに

曲がる方法と停車して1速から半クラッチを使う方法の2種類。原付時代は
2台とも2サイクルエンジン車に乗ってきた私にとってHONDA CB400は
初の4スト車で、シフトアップのタイミングが全く違うので戸惑っている。
特に現在のCRM50は高回転まで引っ張ってからシフトアップするので今も
まだシフトアップが遅いと言われてしまう。2スト車と4スト車では運転
感覚は全く別物のようだ。4スト車のシフトアップは自動車のそれに近い。

2日目の2時間目は一本橋までで終了。3日目は1時間目はクランクとS字で
2時間目はシュミレータで雨天、鉄板、未舗装路、飛び出しでの急制動を
体験。特筆すべきは飛び出しで、普通なら空走時間が0.9秒から1秒かかる
ところが私は0.59秒。同じシチュエーションで交通事故を起こしたことで
反応時間が速くなっているのだろう。

4日目の1時間目でスラロームと8の字を習う。これは比較的得意。さすが
草津周辺で乗っているだけのことはある。苦手の一本橋とクランクも少し
ずつこなせるようになってきた。2時間目はAT車教習で、クランクで
パイロンをひっかけた以外は楽勝。skywaveは運転しやすいと感じた。

現在はここまで。次の時間で第1段階のみきわめになるかもしれないという。
ここまでは最速で通過した。できれば7月中に免許を取りたい。頑張るぞ!

もしかすると、日本一周に出る前に大型二輪まで取るかもしれない。別に
大型車で日本一周するわけじゃないけれど、取りたいな、と思い始めている。
| SHO | バイク日本一周 | 10:28 | comments(0) | - |
星島洋二『青春夢航海』
父が還暦を迎えるので帰省した。

そのついでに、星島洋二の『青春夢航海』を持って帰った。今救黎教子の
ヨット世界一周のドキュメントで、これで高専時代の私に決定的な影響を
与えた3冊の本が全て草津に揃った。他の2冊は賀曾利隆『50ccバイク
日本一周2万キロ』と山際淳司の『山男たちの死に方』である。

『青春夢航海』を読んでいるうちに、高専時代の熱い思いがふつふつと
蘇ってきた。バイク日本一周は、今や手に届くところにある。あの頃は
まだ自転車で高専のあった山口から実家のあった東京まで帰ることを夢見て
いたんだっけ。10年あまりかけて、私のマシンは確実に進化した。

今回の帰省を利用して、バイク用品をいくつか買った。上野にある光輪
という店で、レインウェアとレイングローブと、そしてバイク用ブーツを
買った。これでニープロテクターを買えば一通りのバイク用ウェアが揃う。
レインウェアのおまけでヒップバックもついてきて、嬉しい。電車で草津に
帰る格好は上から下までバイクウェアで、とても鉄道ファンには見えない。

先週から自動車学校での教習が始まった。既に8時間が経過していて、
早ければ来週にも第1段階のみきわめを迎える。二輪免許を7月中には
取ってしまいたい。
| SHO | バイク日本一周 | 20:50 | comments(0) | - |
夢を30個挙げたら
先日の記事で書いた夢の話の続きである。

先日挙げた夢の中身が旅行で行きたい場所と旅先でしたいことばっかりで、
どんな仕事をしたいのかが全く入ってないことが気になっていた。

ネガティブな話をすると、自転車日本一周の時に見たたくさんの旅人に
私はすごく違和感を持っていた。バイクは好きだけどバイクオタクは好き
じゃない、あるいは鉄道は好きだけど鉄道オタクは好きじゃない。そして
旅することは好きだけど私は四六時中旅ばっかりしている人種も好きでは
ない。バックパッカーと称して(私自身もそのひとりですが)人生を夢も
目的もなくフラフラ漂流する人を見るとどうかと思うし、実際、私だって
一歩間違えればそうなる可能性がある。

ところが、山根一眞の『「ギャル」の構造』を読んでうなってしまった。
私自身が、1991年刊行のこの本に書かれている「ギャル」そのものの
行動原理で生きているのだ。「ギャルの労働意識」ではこう書かれている。

人生の三分の二を会社へ売り渡すような生き方を嫌い、自分や家庭中心の
生き方を選ぶギャルにとって、仕事は人生をよりよくするための「手段」
に過ぎない。要は、効率よく金が稼げるのであれば、仕事の内容は問わない
のである。

この本を読んで気づいたことだけど、私の人生を無意識に貫く行動原理は
「人生の第一義は旅であって、それを妨害するものは、たとえいかなる
ものであろうと排除する」

なのだ!それが高専時代や大学時代の運動部だろうと
一部上場企業の年収七百万の仕事であろうと、私にとって旅する人生を
妨害すると判断されたが最後、私はそれらの一切を実力で排除するのだ。
私が仕事先に求める最大条件のひとつは「定時で帰れること」と「有給を
消化できること」そして「大旅行に備えた貯金ができること」である。
今の職場は有給消化以外の条件を満たしており、
有給取得は難しいものの毎月の休日は消化枠いっぱいまで使わせてもらって
いる。草津にいる限り有給取得は難しい。

私にとってキャリア育成が重要なのは、旅から帰ってから次の旅の準備を
容易ならしめるためである。プロフェッショナルになって会社のために
残業も休日出勤もするなんて発想や忠誠心はないし、プロフェッショナルに
なることが残業や休日出勤を意味するのならプロフェッショナルになど
なりたくない。旅に出る人生の障害になるだけである。

| SHO | バイク日本一周 | 08:38 | comments(0) | - |
夢を三つ、即座に言えますか?
夢を三つ、即座に言えますか?

ってことが書いてあった本を読む。夢を三つ?楽勝で5秒以内に言えるよ。

バイクで日本一周すること
幸せな結婚をすること
(交通手段は問わないけど)世界一周をすること
東アフリカのサバンナを車で走ること
コートジボウァールのアビジャンの砂浜を車で走ること
カティサーク・トールシップ・レイスィーズに出場すること
帆船で大西洋を横断すること
船とバスと鉄道でユーラシア大陸を横断すること
アメリカ大陸を鉄道で横断すること
オーストラリア大陸横断特急「インディアン・パシフィック」に乗ること
同じく、縦断特急「ザ・ガン」に乗ってエアーズ・ロックを見に行くこと
アイスランドの首都・レイキャビックに行くこと
エンヤの故郷・アイルランドのグィドゥの浜辺で「on your shore」を聞くこと
スウェーデンの首都・ストックホルムでABBAグッズを買いまくること
イギリスの農村地帯でeverything but the girlの「worldwide」を聞くこと
パキスタンでガッシャブルム己を見にトレッキングしたい

…最初の二つ以外は、全て世界一周でやりたいことばっかりだ。つまり、
日本一周終了後の次の目標は世界一周に変わるということだ。交通手段は
バイクとは限らないけれど。

思い出した。私は社会人としては破格の長期休暇が欲しくて船乗りになり、
それが達せられないから船乗りを辞めたのだ。その後の人生が狂ったのは
自分が人生で何をやりたいのかを見失ったからだ。でも、今の私の人生は
再び自らあるべきと定める方向へ動きつつある。

人生は自由でいい。そう強く思うようになった。これらの夢は無理だろうか?
そんなことはない。私が自ら無理だと言わない限りは大丈夫だ。いくつに
なっても私は夢を追い掛けていたいし、そういう生き方が私の理想なのだ。

人生において、夢を追い掛けること、そしてその夢を実現することほど
楽しいことはない。

夢を追い掛け続けて、その先にはどんな人生が待っているのだろう。
旅を続けることでどんな人生になるのだろう。私が選んだ宗教は修験道の
形を取っているけれど、その実態は超(スーパー)宗教に近い。そして、
なぜ修験道でなければならないのか、その理由は私の理想とする生き方の
中にある。修験道は旅の宗教だからだ。

私がこれらの夢を通して究極的に成し得たいことは何だろう?どのような
自分に私はなりたいのだろう?私は今、オン・ザ・ロードの中にいる。
| SHO | バイク日本一周 | 14:39 | comments(0) | - |
ビジョンと計画
バイク日本一周の計画を打ち明け、実行に移してから2ヶ月弱になる。
今年の全収入(手取りじゃなくて額面収入)の約3分の1が日本一周の準備に
消える予定で、年末からはいよいよ日本一周とその終了後に備えた貯金生活に
入る。まさに人生の全てを賭けてその下準備をしているが、2ヶ月前には
まさか自分が本当に二輪免許を取得するとは思わなかった。原付を買って、
まさか半年もたたずにバイクの免許を取りに行くとも、バイクを1シーズンが
過ぎる前に250ccに乗り換えるとも思わなかった。当初は、二輪免許は
来年取るつもりだったのだ。

日本一周に向けて進んで行くプロセスは実にワクワクする。私はゼロからの
スタートなので原付購入から始まり、予算を計算して資金計画を立て、
車種を選び、ウェアを購入し、自動車学校を選んでバイクの免許を取り、
バイクを購入し、そして貯金して…、と徒手空拳だったのが少しずつ形に
なってきた。その過程は本当に楽しくて、自分が今生きている実感がある。

楽しい、ワクワクする、1日に何時間そのことを考えても飽きないし
疲れない、ということはとても大事だ。日本一周の構想を実現に移してから
人生は大きく変わったし、それでもなお私の中には自分の中の現実を
「変えたくない」思いも根強くあるらしい。現実が変わることによって
未知の人生に飛び込むことに対して、身のすくむような恐怖感があるのだ。
そういう自分に対して「それでいい」とも思う。そして、自分の人生が
変わっていくことを自分に許可しよう、受け入れよう(とても怖いけど)
と思っている。何が怖いのかというと、自分の予測のつかない方向へ、
自分の手の届かないところへ人生が行ってしまうのが怖くて、自分の人生の
手を引っ張って手元に引き戻したい気持ちになるのだ。

自分の人生を手元に引っ張って引き戻しても、あるいは自分を信じて未知の
世界に踏み出すのもどっちでもいい。どちらを選ぶかは選択の問題だ。
ただ、私は未知の世界に一歩踏み出してから加速度的に変わって行く自分の
人生が今のところ楽しいし、自分の人生がどんどん変わって行くことを
自分に許可しよう、受け入れようと思っている。

自分の現実は自分が作り出している、ということを知ることが自分の人生に
責任を持つことだ。例えばパートナーがいなくて寂しい、と言っている
自分自身にしても、誰かと良い雰囲気になりかけると、その人を遠ざけて
しまうような言葉を言ったりあんまり連絡を取りたくなくなってしまったり
する自分がいる。特に今は夢に向けて突き進んでいる最中で、いい雰囲気に
なってもお付き合いに踏み出すのを躊躇して踏み出さないことを選ぶ自分が
いる。今の自分にはバイク日本一周こそが人生の最優先計画だからで、
これは誰にも邪魔されたくない人生の最優先だからだ。バイク日本一周は、
この数年の人生の全力を賭けるに値する大チャレンジなのである。

映画「地球交響曲第四番」で、ハワイの航海者ナイノア・トンプソンが
古代の航海術を学ぶシーンがある。星も見えない暗闇の中で目的地の方角を
間違えずに航海する術を学ぶ時「お前には水平線の向こうの目的地が
見えるか?」と訊かれるのだ。はっきりビジョンが見えて初めて「見えます!」
と答えることができる。まだ私の目的地は水平線のはるか下にあるけれど、
今の私には直江津駅前に青いカワサキ・アネーロでゴールする自分の
ビジョンが、その表情やガッツポーズの細部まではっきり見えている。

| SHO | バイク日本一周 | 14:55 | comments(0) | - |
教習所入校
久々の更新である。

一昨日は休みで、バイクで中之条まで行ってから電車に乗り換えて高崎、
群馬総社、新前橋と回ってきた。草津から中之条に向かう途中の暮坂峠は
見事な新緑で、今年何十回目かの「群馬に移り住んで良かったなぁ〜」と
思う。日常に自然がある生活は毎日感動の連続だ。中之条では次の電車まで
1時間あるので中之条町の歴史民俗資料館に行ってきた。前から気になって
いた資料館なのだけど面白くて、気がついたら電車の時間が迫っていて
最後は駆け足で回るハメになってしまった。

さて、高崎ではドライバースタンドというバイク用品店へ。教習が始まる
のでライダージャケットを買いに行くのが目的。市内でも高崎駅から2km
くらい離れているので市内巡回バスを使うのだが、1時間半に1本くらいしか
走っていないのでとても不便。40分くらい待つので歩いて行こうとしたら
炎天下であえなく断念。木陰で時間をつぶして巡回バスを待った。

ようやく来たバスに乗って店に着くと意外に品揃いが良くない。それでも
何着か試着して、結局はelfというメーカーの、一部がメッシュになった
3シーズン用モデルを買った。もう嬉しくて仕方ない。フルメッシュの
ジャケットと迷ったのだけど、そちらはデザインが何だかくすんでいて
オシャレじゃなかったのだ。色は黒・青に銀のストライプ。でも後で着て
帰ったらけっこう風通しが良くて、草津は標高が高いこともあり夜中に
走っていると寒かった。やっぱりフルメッシュにしなくて正解だったかも。

持ち時間の1時間はあっと言う間に過ぎて、また巡回バスで高崎へ。時間が
30分余ったので喫茶店でクレープを食べて時間をつぶし、電車で群馬総社に
移動してさらに15分待ち。今日は移動効率が本当に悪い。

ようやく来た送迎バスで教習所に着いて、入校手続きを終えて適性検査。
その後の教習はキャンセル待ちが取れずに残念。悔しいので新前橋まで
送ってもらって、閉店前で悪いとは思ったがレッドバロン前橋店へ行く。
本当は高崎の帰りに、教習所へ行く前に寄りたかったのだが、時間が
足りなくて行けなかったのだ。

ここでKLE250アネーロを検索してもらったところ、全国で34台の在庫が
あるとのこと。希望色のブルーのアネーロは在庫が19台。価格帯もだいたい
市場価格と変わらなくて予想の範囲内。良かった!これで買えそうだ!

レッドバロンの利点その他も説明してもらって、乗り出しの見積もりまで
出してもらう。本体価格が20万円として、各種保険や整備価格も含めて
乗り出し価格は約34万円。当初予定価格より10万円近く高いけれど、
内容に納得しているし保険も最高額だし、何よりこれだけ必要です!と
最初から分かっているので気が楽だ。

CRMの下取りも、買った店ではなくレッドバロンにするかも。なぜなら
先月の下旬になってから私が任意保険に加入していなかったことが判明した
からで、それも保険証書が来ないことを何度も何度も電話で問い合わせたのに
「保険証書が1ヶ月くらい届かないことはありますよ〜」とか言っていたのだ。
挙げ句の果てに「保険会社に確認してみます」と言った翌日に電話が来て
「お調べしたところ、にしむらさんは任意保険に加入されてませんねぇ〜」と
言われたのだ!しかも何度も「こちらでちゃんと加入手続きを取って
ますから大丈夫です」と言った社長ではなく事務のおばさんからの電話で。
「加入していません、じゃないでしょう!」と電話口で怒鳴ってしまった。

こういう時は社長がお詫びの電話を入れるのが当然でしょう?こちらは
バイクの購入当初から任意保険の話をしていたんだし。保険証書が来ない
来ないと、この1ヶ月半の間に何度も電話したんだし。でも私が購入時に
払った「保険代」は自賠責であって任意保険じゃないそうだ。初めて自分の
お金で任意保険に入ったものだから、保険のシステムが分からなくて
バイク屋任せにした私が甘かった。それにしても購入してから1ヶ月半も
任意保険に加入していなかったなんて考えただけでゾッとする。何事も
起こらなくて本当にラッキーだった。何事か起こってもバイク屋が責任を
取って代わりに支払ってくれるわけではないのだから無責任極まりない。
今思い出しても本当に腹が立つ。自分のミスでお客を重大な危険にさらした
という自覚がなさすぎるのだ。

それともうひとつ、私がアネーロの仕入れをオーダーした時に、バイク屋の
社長に「まだ自動車学校に通ってないのに…まだ先のことでしょう」と
言われたことも怒りの一員。アネーロは希少車種で、goo bikeでも全国で
40台も出回っていないのだ。しかも希望色があるからなかなか手に入り
にくいのだ。そういうバイクだからこそ早めに仕入れをオーダーしたのだ。
私が免許を取ってから考える?認識が甘すぎるとしか言えない。

レッドバロンでは、日本一周に使う予定の車であること、オンロード主体
だけれど時にはオフロードにも入りたいこと、騒音と振動の問題で単気筒は
避けたことなどを話した。「ゼルビスとかは考えました?」と訊かれた。
ゼルビスも最終候補まで残ったバイクなのだ。やっぱり考えることは同じ
なのだと嬉しくなった。でも私のコンセプトを総合すると、全てを満たす
バイクはアネーロ以外に考えられないという。「にしむらさんにアネーロを
選んだ人は、すごいですね〜」と言われた。そりゃあそうだろう。日本一周に
出るバイク乗りはたくさんいても、長距離走行のプロ中のプロにバイクを
選んでもらった人はそういないだろう。現在大型のバイクに乗っている人で
かつてアネーロに乗っていた人はけっこういて、「あれはいいバイク
だったね〜」と言われることが多いらしい。「みんな知らないですけど、
アネーロは良いバイクですよ〜」とも言っていた。

アネーロ250は先週まであったけど他店で売れてしまったとのことで、
お店にあったアネーロ400に触らせてもらう。初めてアネーロの実車に
触って感激。250はこれより一回り小さいとのことだが、リアシートが
平らで荷物を積み易そう。これで日本一周に行くのだと、感激と共に実感が
湧き上がってきた。

閉店時間を1時間近くオーバーして説明を受けて、もう大満足で新前橋から
吾妻線の終電に乗って帰ってきた。中之条でバイクに乗り換えて、草津に
着いたら夜の11時半になっていた。
| SHO | バイク日本一周 | 16:18 | comments(2) | - |
二輪免許教習
今日は朝から雨。昨日は夕方から念願だった四万温泉に行ってきて、無料の
混浴露天風呂である河原の山口露天風呂に行ってきたのだけど、今日は結局
どこにも行かず。体が想像以上に疲れていて、1日寝ていた。ゴールデン
ウィーク前から3週間まともに休んでないのだから無理もない。

来月から二輪免許取得に向けて教習所に通うことにした。初めは長野県上田市
まで通うつもりでいたのだけど(草津から最短距離にある、二輪免許の
取れる教習所が上田なのだ)、今日みたいに雨が降ると通うのが大変なのと、
真田から前口まで、要するに上田と草津の間には一ヶ所の休憩ポイントも
ないこと、特に上田からの帰りの夜間走行が、雨、霧と重なるとCRM50の
ヘッドライトでは危険なこと、教習期間が長引いた時に冬季は事実上交通が
途絶することなどを考えて、距離的には遠くなるが前橋まで通うことにした。
群馬県内では前橋まで出ないと二輪OKの教習所がないのだ。

前橋なら中之条か群馬原町から電車に乗れば電車賃を節約できるし、時間的にも
バスと電車を長野原で乗り継ぐのと変わらない。雨が降れば最悪は長野原から
電車という手段があるし、冬季も安心だ。草津から群馬原町までは暮坂峠を
経由して40kmほど。1時間15分で行くのでノンストップでも大丈夫だし、
暮坂峠の西側には道の駅が、東側には沢渡温泉があるので休憩可能だ。
航続距離が約100kmと短いCRMでも、草津と群馬原町ならリザーブタンクを
使わずに往復可能である。

航続距離の短さはCRM最大の泣き所で、群馬原町で燃料タンクの半分弱を、
上田まで行けば半分以上消費してしまうので、ガソリンスタンドの開いて
いる時間の短い草津に住んでいると行動時間帯に大きな制約を受けてしまう。
予定よりも早くマシンの乗り換えを考えているのは、振動や航続距離等の
問題でCRMが全く長距離走行に向かないマシンだったことも大きいのだ。
| SHO | バイク日本一周 | 21:22 | comments(0) | - |
道北スーパー林道、それが問題だ
アネーロかゼルビスか、最終選択は今週の金曜日以降にするつもり。
金曜日にレイキ・ヒーリングを伝授してもらうからで、ヒーラーとして
自分自身を自己ヒーリングできるようになってからでも遅くはないだろう。

ゼルビスとアネーロの選択で重大問題なのは、北海道の道北にある函岳と
いう山である。ここは北海道に興味のあるライダーなら一度は行きたい
スポットで、オホーツク海から利尻島まで一望できる絶景らしいのだ。
しかし道北スーパー林道の美深歌登線から函岳レーダー道路を通って、
最短でも往復55kmのダートを走らなければならない秘境の地にあるのだ!

フラットなダートらしいので、一応はオンオフ兼用車であるアネーロなら
入れる可能性があるが、純然なオンロードツアラーたるゼルビスでは
逆立ちしても道北スーパー林道を走るのはムリだ。

つまり、ゼルビスでは函岳をあきらめなければならないし、アネーロでも
入れない道なら他のバイクを探す可能性すらある。航続距離、燃費、積載能力と、オンロード
ツアラーとしての性能はゼルビスに水を開けられているアネーロの、最大の
アドバンテージは「オフロードも走れるオンロードモデル」という一点に
尽きる。オフ車としての性能は大したことないらしいが、とにかくオフ
ロードを走るための装備は持っている。オンロードがほとんどだけどオフロード
にもたまには入りたい、ということならアネーロがベストの選択だろう。

| SHO | バイク日本一周 | 05:19 | comments(0) | - |
三者択一
バイク選びも佳境に入ってきた。現段階で候補に残っているのは
HONDA・ゼルビス、カワサキ・KLE250アネーロ、カワサキ・ZZ-R250
の3車種。私の中では事実上ゼルビスとアネーロの一騎打ちなのだけど、
展開次第ではZZ-Rを選ぶ可能性も十分にある。

選択肢として「大いにアリ」と言われているのはアネーロ。3車種の中で
唯一のオンオフ兼用モデルであって、得手ではないものの未舗装路を走れる
のは、特に北海道で大きなアドバンテージだ。一方で3車種中最も燃費が
悪く、燃料タンク容量も小さく、航続距離が240kmと、1回の給油で400kmに
迫ろうかという他の2車種よりはるかに短いのは弱点だ。それでも
オフロード車なみの航続距離は確保しているので、あくまでもロングツアラーと
しては航続距離が短い、というレベルの話なのだけど。

エンジンはゼルビスが水冷V型2気筒で、他2車種は水冷並列2気筒の同じ
エンジンを積んでいる。私は買い換えるマシンに静粛性と低振動性を求めて
いるため、単気筒という選択肢は消えた。

ちなみに昼間寝ていて家の前を走るバイクのうち、一番うるさくてノイズとして
耳に残るのは「ドッドッドッドッドッ…」というアメリカンの排気音だ。
私がアメリカンを好きじゃないのは、そのスタイルもさることながら、
排気音が睡眠妨害になっているからでもある。アメリカンはゼルビスと同じ
Vツインが普通なので、単気筒とは関係ない話だった。ただ、薦められた
単気筒車にはいずれもアメリカンに通じる匂いがしたから私は嫌だったのだ。

バイク選びは最後は感性を大事にしなさい、ということを言われている。
候補として4車種ほど薦められた時に、直感で、というより一目でピンと
来たのはアネーロだったのだけど、まだ私はアネーロがゼルビスやZZ-Rを
上回る選択であることを納得することができない。

| SHO | バイク日本一周 | 10:29 | comments(2) | - |
KAWASAKI KLE 250 ANHELO
車種について、さらに選んでいる最中である。

初めゼルビスで日本一周、というつもりで考えて調べていたのだが、私がバイクという道具に求める
ニーズにゼルビスは必ずしも合わないんじゃない?というご指摘を頂いて、ただいま再度選定中である。
どういうニーズかと言うと、移動感や速度感(絶対的な対地速度ではなく)の点で、ということ。
単なる移動手段ではなく、旅の相棒として考えた時にどうだろう、ということだった。

いろいろやりとりの末に何車種かご紹介いただいた中で、一目で「!」と来たのが、KAWASAKIの
250ccオンロードバイク「KLE 250 ANHELO(アネーロと読みます)」である。

ちなみにアネーロってこんなバイクである。ちなみにインプレッション集はこちら

見た目は「カウルのついたオフロードバイク」で、実際にgoo bikeなどではオフ車に位置づけられて
いるけれど、中身は立派なオン車なんだそうだ。オフロードに関しては「雰囲気だけオフロード車。
走れないことはないけれど、見た目ほどはオフロードを走れない」バイクだとか。

分かる人には、ゼルビスとアネーロという今までのチョイスで、私の好みが分かるかもしれない。
分かりやすい特徴は「カウルのついたオンロード車で、バリバリには飛ばさないマシン」ってこと。
実はカワサキ・エストレアやホンダGB250クラブマン、スズキ・グラストラッカーも勧められて
いたのだけれど、いずれもピンと来なかった。食わず嫌いだけど、カッコいいと思わなかったのだ。

ゼルビスとアネーロの共通点に戻ると、荷物の積載性が良いのもポイント。いずれも現在では
もう絶版車で、売られていた当時はどちらも超不人気車種だったそうだ。浅く広く、どこでも
一通り走れる代わりに尖った特徴がなく、性格が中途半端なところが人気なかったらしい。

自転車ではランドナーという伝統的なカテゴリーのバイクがまさにそうで、一部の人には絶大な
支持を誇るものの一般には全く人気がない。でも、素直な乗り味で疲れにくく、基本的にはどこでも
走れるランドナーは、日本一周や世界一周をするなら最もバランス良くまとまったバイクなのだ。
私が欲しいのは、ランドナーのコンセプトで設計された250ccの自動二輪なのである。

ちなみにバイク占いでは、アネーロが向いている人ってこんな人らしい。

● カワサキ アネーロが向いているあなたは、穏やかでものごとにこだわらないのんびり屋さん。
鷹揚でゆったりと構えているあなたは他人との競争を好みませんが、内面に秘めた情熱は人一倍。
狙ったものは時間はかかっても必ずゲットするという、着実な面も持ち合わせています。なによりも
心の充実を優先させるタイプですから、仕事や恋人を選ぶときも、見た目や条件などには見向きも
しないでしょう。中身を重視するあなたですから、仕事はどれだけやり甲斐を感じられるかに、
恋人は相手の個性にポイントを置くはずです。だからこそ、本当にやりたいことや好きな人が
見つかるまでには少し時間がかかるかもしれませんが、あなたらしい着実な歩みがきっと幸せを
呼び込んでくれます。マフラーガードぐらい修理しましょう。タイヤの交換はもっとマメに。


アネーロなどを勧められる前は「4ストの250ccで単気筒(ゼルビス、アネーロは2気筒ですが)
だったらオフ車しかないじゃん!(ホンダの現行車種で250ccの単気筒はオフ車のXR250だけ)」と
思っていて、やりとりの中で「こんなバイクですか?」と私が言ったのはスズキ・ジェベルだったの
だけれど、返ってきた返事は「オン車かオフ車かの選択なら間違いなくオンロード車。全走行距離の
数パーセントにも満たない未舗装路を視野に入れることはない」だった。

当初考えていたホンダ・ゼルビスはオンロード車であって、ゼルビス以外で250ccの単気筒で探すと
なると(ゼルビスはV型2気筒ですが)、オフ車以外の単気筒車を全然知らなかった(今まで興味が
なかった)こともある。それでオフ車を選んだこともあるし、私は現在のオフ車とオン車にそんな大きな
違いがあるのかな?と思っていて「丈夫そうだから」という理由でオフ車を考えていたのだけれど、
オンロードを超長距離乗るというフィールドにおいては大きな違いがあるそうだ。200ccとか225ccと
いう選択肢も外した方がいい、という話で、それはあまりに非力で長距離を乗るとイヤになるから、
とのことだった。実は200ccや225ccも視野に入れていたので、目からウロコが落ちた。

アネーロのエンジンは基本的にZZ-R250と同じ系列らしく、最大回転数13000rpmで最大トルクが
10000rpmのところに設定されている高回転型のエンジンらしい。現在の愛車であるCRMも高回転型の
エンジンなのだけれど、似たような感じなのだろうか。インプレッション集では2スト車みたいな
乗り方になるとも書いてあった。低回転ではトルクが全然ないらしく、250ccにしては燃費が非常に
悪いのも納得した次第。CRMみたいに常時高回転で使っていたら、4ストでも燃費がいいはずがない。
ちなみにアネーロは並列2気筒のバイクで、単気筒ではないのだけれど、その辺はどうなのだろう。

乗ったことがないので、とりあえずは実車を調査に行くことかな。幸いにして今朝現在、群馬県内では
アネーロの中古車が1台出ている。今週末の休みは無理だけれど、来週の休みには見に行けるだろう。
自動車教習所選びと合わせて、高崎・前橋まで出かけることになりそうだ。

バイク選びをしながら気づいたことがある。
それは「あんまり当たり前なバイク、売れ筋のバイクは嫌」って感覚。例えばヤマハ・セローとか
ホンダ・XR250とか、よくバイク雑誌のインプレに出てくるような車種の、その誰でも乗っている感が
私は好きじゃないのだ。どういう心の作用なのか分からないけれど、ゼルビスもアネーロも超不人気な
車種で(私はどちらの車体デザインも好みですが)、要するにあんまり誰でも乗っている車体じゃない。

グラストラッカー、エストレア、クラブマンと言った候補を落とした理由のひとつに、車体デザインが
好みじゃないという理由もさることながら、それらの知名度の高さがあったのは否めない。今の愛車も
そうで、実用性だけを求めるならばホンダ・スーパーカブが草津では一番実用的に決まっている。
でも、カブより燃費が倍以上悪かろうと荷物が積めなかろうと、私は原付オフ車が欲しかったのだ。
| SHO | バイク日本一周 | 13:57 | comments(0) | - |
予算と時間
日本一周の予算について、まだまだ考え中である。どのくらいお金が貯まれば
GOサインを出すのか、日本一周だけなら1年でお金は貯まるのだが、
日本一周終了後しばらくにかかるお金の方が日本一周そのものにかかる
お金よりもはるかに多いのだ。

日本一周後には、長期目標として世界一周が控えている。そういう人生を
歩みたかったら、いつでもどこでも食べていける手に職を身につけることが
必要だろう。自分に何の資格や技術や実務経験を身につけるかはこれから
考えていくけれど、もしかすると技術を身につけるための専門学校や技術
訓練校に入る可能性すらあり、それだけで何十万もお金が必要になるかも
しれないのだ。

最短2年、最長3年の範囲で出発するとしても、その中でいつ出発するかも
重要なファクターだ。当初の計画通りに北海道を最終目的地にするならば、
遅くとも9月半ばまでには北海道に入らなければいけない。逆算すると
7月半ばまでに出発する必要があり、それ以降の出発なら北海道を先に回る
必要がある。さらに9月上旬までに出発しないと越冬を視野に入れなければ
ならず、12月半ばから3月中旬までバイクに乗れない草津の気候を考えると
GW明けかお盆明けが出発時期として有力になる。

次に問題になるのは、予定している資金を貯め終わるのがいつになるか、
ということだ。マシンの排気量を50ccから250ccに変更したことで予算が
当初予測よりも大幅に増えており、2年後の春では予定予算を貯められない
可能性が高い。最大限の努力は払うが、現状の体調では昼間にアルバイトを
するのも無理であり、つまり出発時期は最短で2008年のお盆明けになる
可能性が現状では高い。それも12月上旬までには日本一周を終えないと、
道路凍結の問題から完了地点である直江津から上田に帰れなくなる。

無計画ではいけない、というのはこういうわけだ。もし学校に入るのなら
出願時期や試験時期も考慮に入れる必要があり、3ヶ月の時間をどうやって
捻出するのかが本当に大事だ。


| SHO | バイク日本一周 | 08:38 | comments(0) | - |
知恵と経験と自信について
日本一周について、自分の人生で必要な経験をしようとしていると思う。
なぜなら、今回の日本一周は、ほとんどゼロから数年をかけて計画するもの
だからで、資金面も一からのスタートならマシンも二輪免許もまだ、という
ところから始まる大計画だからだ。まるで巨大なプラモデルを組み立てる
ように、完成イメージはあるけれど完成予想は想像もつかない大きなものに
チャレンジするのは久しぶりで、何だか人生をシュミレートしているような
気持ちになる。

きっと人生そのものがその繰り返しなのだろう。ひとつひとつの段階をクリア
して目標にたどりつくまでには途方もないプロセスがあるけれど、それを
通過していくことが深く人生を知ることにつながると思うし、今の自分に
とってひとつひとつのプロセスが用意され意味のあること。今までの自分に
欠けていて、この人生で学ぶべき学びなのだという手応えはある。

日本一周は、実現することに大きな意味のあるチャレンジであると同時に
そのプロセスそのものが人生において意味あるチャレンジだと思う。それを
通して身につくものは、きっと数多くの知恵と自分に対する自信だろう。
その全てが人生の中で大事なものだと確信している。これから大人になって
結婚したり社会人として生活したり、次の夢として世界一周したりする上でも。

今、私は旅をしているわけではないけれど、毎日が冒険だなぁ、と日々感じて
生活している。日本一周の、そのプロセスを楽しむこと、あんまり先のことを
思い悩まないこと、日々がアマゾンの流れのようにゆっくりであっても、
その日その日にできることを着実にしていくこと。そしてあきらめないこと。
いずれも私が今生で学ぶべきことなのだろう。あんまり毎日思い悩んでいたら
身が持たないのだ。

旅の日常でなくても冒険はできる。私は冒険の形として大旅行というフィールドを
選んだだけだ。それが私にとってのライフワークに関わるものらしいからだ。

なぜ男の子には冒険が必要なのだろう。大人になるための知恵がそこには
詰まっているからだ。そして弱い自分も強い自分もとことん見つめる体験に
よってしか身につかない自信を、大人になるまでに身につける必要がある。
なぜなら、自信がないと自分の人生の舵を自分で取ることができないからだ。

この旅は、私にとっては大人になるための最終段階の経験であり、冒険だ。
大人になったから何かが変わるわけではないけれど、人生に対する自信を
身につける必要がある。自信とは、自らを信じ信頼することなのだ。

| SHO | バイク日本一周 | 16:07 | comments(0) | - |
日本一周の予算・再び
今日も携帯から。
数日前の記事で、日本一周の予算を総額70万円として計算したけれど、
大幅修正が必要みたいだ。私の場合は二輪免許とバイクを手に入れるところ
から始めなければならないためで、二輪免許の取得費用が15万円強と
ゼルビスの購入費用が保険代を込みで25万円弱、そしてマシントラブルや
入院などに備えて10万円を加えて総額120万円はかかる計算になる。

当初の70万円よりも大幅増額だけど、現実にこれくらいはかかるだろう。
私の場合は免許とマシンを手に入れるところから日本一周が始まるからで、
事前に予算として計上しないと免許とバイクの購入にGOサインを出せない
ほど、免許取得費用とバイク購入費用が予算に与える影響は大きいのだ。
給料から日本一周に備えたお金を差し引くと、どちらもとても月々の小遣いで
購入できる費用ではない。痛い出費だけれど、ケチって日本一周の期間中
ずっとしんどい思いをするのは大変だし、長旅になればなるほど危険でもある。

安全とマシンの品質に対する投資をケチるな、というのは前回の日本一周
の教訓。準備期間が1ヶ月と短かったため、必ずしも日本一周に最適とは
言えないマシンと装備で出かけたことがリタイアの一因だと思うからだ。

九州・南西諸島と北海道を除いた、日本一周の概算走行距離が出た。北海道は
一周で2250kmあり、九州は四国の1.5倍と計算すると走行距離は約10000km。
この数字は国道のみで計算しているために端々の岬へは行っていない。さらに
北海道と九州、東北は海岸線を離れて寄り道したいところがいくつかあるため、
込みでは15000kmくらい行きそうだけど、20000kmには達しないかもしれない。
実際、賀曽利隆さんの50cc日本一周はエクストラステージを除いて18000km強である。

15000kmならば、1日あたりの平均走行距離を250kmで計算して60日であり、
南西諸島の2週間と走らない日が2週間として90日になる。

だいぶ具体的になってきた。資金面のハードルが予想以上に高く、上田への
移住費用と日本一周の後しばらくの生活を支えるお金をプラスすると、本当に
2年でお金が貯まるだろうか?まさにイニシエーションの名に恥じない、
見えない関門を日本一周達成までにいくつもくぐることになりそうだ。

| SHO | バイク日本一周 | 15:05 | comments(0) | - |
ゼルビスってどんなバイク?
パソコンの調子が悪いので、携帯から。
昨日の記事に対するコメントで、ゼルビスって全然知られてないんだなぁと思った。
ゼルビスってこんなバイクです。

http://www.honda.co.jp/news/1991/2911011.html

インプレッション集はこちら。

http://my.reset.jp/~tk_nagoya/pass/honda/zelbisu.htm

ちなみにゼルビスのアルファベットはXELVIS。造語で「最高の友人」の
意味だとか。CB500のフレームにハーフカウルを付けてV型2気筒エンジンを
乗せた、生粋のツアラーバイクなんだそうだ。 

早く二輪の免許が欲しいなぁ。二輪の免許を取るのに通学用の二輪が必要なのが
吾妻郡の実情なのだけど、夏までには自動車学校に通い始めようかな。

| SHO | バイク日本一周 | 16:25 | comments(2) | - |
やっぱ結論はこれ…かな?バイク選びについて。
結論を引き延ばしているのを楽しんでいた1ヶ月間だったけれど、日本一周に使うバイク選びに
ついて、既に結論を出している自分を発見した。結論はこれ。

1日300km、90日にも及ぶ長距離旅行には、それ相応の長距離運転に適したスポーツツアラーが必要。
その観点から、250ccバイクの購入と二輪免許の取得は不可欠。バイクの第一希望はホンダ・ゼルビス。

CRM50での日本一周から250ccの、しかもオフロード車じゃないスポーツツアラーへの車種転換を
考えたのは、そもそもCRM50の開発コンセプトは明らかにバイク日本一周のためのものではない、
と今まで数回のツーリングで痛感したから。一言で言えば、CRM50はエンデューロレース用のバイクで
あって、動力性能はいいバイクだけれど長距離を乗るのがすごく疲れるバイク。給油回数の多さも
さることながら、手が血行不良を起こすほどの振動の多さや風圧抵抗の大きさは予想以上のものだった。

日本一周に出かけるなら、長時間の乗車が苦痛にならないバイクがどうしても必要だという
結論に達したのだ。それは主に快適性と安全性の点から。長距離運転が苦になるバイクでは
乗っていても楽しくないし、長距離運転が疲れるバイクでは、長期間の旅行になればなるほど
事故の可能性も高まる。だから長距離走行の快適性を重視したスポーツツアラーが適している
という結論に達したのだ。250ccのカウル付きにこだわる理由は、風圧抵抗の軽減を期待するから。
日本国内を走るだけならオフロードバイクにこだわる必要はなく(秘湯へ行くなら別ですが…)、
オンロード車でも快適性と経済性を両立させるとカウル付きの250ccという結論が出る。

日本一周に使うバイクに具体的に求められる条件としては、直進安定性と取りまわしの良さ、振動の
少なさ、航続距離の長さ、乗車中に受ける風圧抵抗の少なさ、ポジションの快適さ、積載性の良さ、
ヘッドライトの照度の高さ、そして何より信頼性の高さなどが挙げられるだろう。インターネットの
インプレッションを読む限りでは、ホンダ・ゼルビスが一番それらを兼ね備えている。それに雑誌や
ムックに掲載されたいろんな写真を見ていて、やっぱり一番カッコいいバイクだと思うからでもある。

結論を出さない選択を今までしていたけれど、結論を早く出すならその方がいいに決まっている。
自分で腑に落ちるというか、選択理由も日本一周に使用するバイクに求められる条件として妥当だと
思うし、結論が出ればなるべく早く行動を起こしたい。やっぱり、二輪免許は前倒しして今年取る
かもしれない。CRM50は次のバイクまでのつなぎになってしまったけれど、最長でも2シーズン、
もしかすると買って半年で乗り換えるかもしれない。でも、CRMを買って無駄かというと、そんなことは
全然ない。私は買って良かったと心から思っている。私は50ccのオフ車にどうしても一度は乗りたかった
わけだし、CRM50を手に入れたことで日本一周は初めて明確にイメージができるようになったのだ。
| SHO | バイク日本一周 | 19:08 | comments(4) | - |
バイクの話・続き
昨日の話題の続きである。
CRM50に気に入って乗っているのにこんなことを書くのもなんだけど、昨日の日記で書いた4車種のうち、
特に「カッコいい!」と思っているのはホンダ・ゼルビス。次点がカワサキ・ZZ-R250かな。なぜオフ車が
次点以下になっているかというと、CRMで高速走行をすると(原付なのに?と言われそうですが、私の
CRM50は6速に放り込めば80〜85km/h出ます。っていうか先日出しました)風圧で疲れるからで、
カウル付きの方が長距離乗るのは楽そうだな…と思うから。カウル付きの250ccバイクで、カリカリに
攻めるわけではないスポーツツアラーが欲しいと思ったら、この2車種以外に選択肢がほとんどないのだ。

それにしても、写真を見て「カッコいい〜!」と思うのと、インプレッションを総合すると断然ゼルビスが
一番いい。日本一周に使われたことのあるバイクであるのも納得。でも、4車種の中で一番手に入れにくい
車種であることも事実。なんでも超不人気車種らしいけど、インプレッションを読む限りでは、ユーザーの
評判はとてもいいバイク。そういえば、私が大好きな歌手の相馬裕子の愛車がゼルビスじゃなかったっけ。

そういえば、今のバイクも買う直前までヤマハ・DT50と迷っていて、むしろDT50の方が圧倒的優勢だった。
のだけれど、買う前日にたまたまインターネットのインプレッションを読んでCRMに鞍替えしたのだった。
私が半年くらい狙いをつけていたDT50が、私がショップに電話をかけたら売れてしまっていて、私が
電話する数日前に、同じショップにCRM50が入ったのだった。CRM50が中古車として売り出された3日後に
私が買ったのだったから、バイクを中古車で買うのはタイミングも大きくものを言うようだ。

CRMはエンジンの振動がものすごくて右手がすぐ痛くなるし、ヘッドライトが暗すぎて夜間に雨と濃霧で
視界の悪い環境で走行するのは非常に怖いバイクだし、50ccにしては燃費が異常に悪くて満タンでも
100kmしか走行できないけれど、基本的には大好き。パワーがあり余っていて、鳥居峠を信州側から
登っても45km/hから50km/hで走れるし、雪が少々残っている道でもちゃんとグリップしてくれるし、
エンジンブレーキがきちんと効いてくれるので峠の下りが楽だし、6速でフルにスロットルを開ければ
80km/h以上出るので、草津から上田まで60km弱を1時間半足らずで走ってしまうし(これは速すぎ)、
基本的な性能はとてもいいバイクで、2ストの50ccゆえにどうしようもない部分を除けば満足している。

50ccのくせに21〜23km/Lしか走らない(最新型の250ccバイクよりも、燃費がはるかに悪い!)ので、
CRM50で北海道を走ったら常に燃料の残量を気にしないといけないけれど、CRMで日本一周という
のも選択肢から外したわけではまだなく(現在はまだ50cc以下しか乗れない)、これから2年かけて
ゆっくり結論を出して行こうと思う。二輪の免許を取った時点で、乗り換えるか否か結論を出すだろう。

こんなことを書いていたら、早く二輪の免許が欲しくなってきた。来月はまだ無理だけど、再来月なら
自動車学校の授業料をなんとか捻出できそうだ。日本一周をやるなら、その前になるべく早く二輪の
免許を取って日本一周で使うバイクをなるべく早く買って慣れろって言うしなぁ。ゼルビスは中古で
相場が20万円を切っているしなぁ…。別にCRMが嫌なわけでは全くないけれど、原付で日本一周は
やっぱりきついかも、という結論に傾きかけている今、それならなるべく早く二輪の免許とバイクを、
というのは正しい。免許費用とバイクの購入費用は日本一周の別費用として計上している。
| SHO | バイク日本一周 | 10:15 | comments(2) | - |
どんなバイクが欲しい?
一昨日、上田のハローワークに行ってきたついでに、0円マップ北海道を買ってきた。
いいなぁ、北海道。私も北海道は自転車で一周している。昨年も稚内まで行ってきた
けれど、とても楽しかったのを思い出す。

現在計画中の日本一周では、自転車と合わせての日本一周完了後に北上して渡道する計画に
なっている。前回は行けなかった狩勝峠、三国峠、美幌峠などの峠や、北海道南西岸などに
行ってみたい。もちろん、前回も行ったけど知床横断道路や利尻・礼文島などにも。

250ccに乗り換えるとしたら、何に乗りたい?ってこともよく考えている。CRM50は気に入って
乗っているのだけれど、やっぱり日本一周するなら250ccクラスが欲しいよなぁ…ってことも思う。
今のところ、いいなぁと思っているのはヤマハ・セロー、ホンダ・XR230、カワサキ・ZZ-R250、
そしてホンダ・ゼルビスなど。前二者はオフロード車で後二者はオンロード車だけど、どんな
バイクが好みのタイプなのか(実用性ってよりも、上に挙げた4車種はみんな「好みのタイプ」の
バイクです)分かる人は分かると思う。

でも、とりあえずは今のバイクでしっかり乗ってから。もし買い換えるなら来年免許を取った
直後に乗り換えかな。まだまだ1年半近く先の話だ。

今日からGWが始まって、昨日から5月中旬まで14連勤である。昨日は仕事中眠くて眠くて…。
今朝、帰ってから寝たら夕方の5時過ぎまでぐっすり寝た。こんなに昼間寝たのは久しぶり。
一昨日の休みは、1日では疲れが取れなかったらしい。たしかに、このところ休日になると
出かけてばっかりで、家でゆっくりしたことがないからなぁ…。たまには家でゆっくりしないと、
身体の芯からくたびれているようだ。でも、これからまだ13連勤だ…。
| SHO | バイク日本一周 | 19:25 | comments(0) | - |
気づいたこと・いくつか
最近、気づいたことがある。
ずっと、日本一周が終わったら何を「許可」しようとしているのかと考えていたのだけれど、
ひとつはおそらく結婚に関わることだろう。日本一周が終わったらギアチェンジして別種の
夢にもチャレンジしたい、というのは、具体的なものは他にもあるかもしれないけれど、
ひとつはおそらく、日本一周が終わったら私は結婚したいし、自分に「結婚してもいい」と
許可を出せる、ということだ。新しい家族を作る、ということにも当然チャレンジしたい。
なぜ日本一周が青春時代の総決算なのかと考えると、独身時代の最後を締める大チャレンジで、
従来の旅というか人生を締めくくる旅だからだ。だから、今回はあまり旅先でロングステイを
する気が起きない(実際にやってみると違うかもしれないけれど)のだ。

そして、私のライフワークに関わるキーワードのひとつが「旅に出る」ことだということに
気づいた。考えてみると私はそういう生き方をものすごく実践していて、引っ越しの回数は
30年間に16回だか17回もしている。平均すれば2年に1回の割合で引っ越しを経験しているのだ。
山村雅康さんがその著書『人口減少時代の豊かな暮らしと仕事の場』の中で、田舎暮らしを
していて気づいたことのひとつに「いつも彷徨していたい」ということが書かれてあったの
だけれど、私はいつも旅に出ることを考えていて、でもそれはフーテンの寅さんをやりたいと
いうことではないのだ。地に足をつけた上で、時々は大きな旅をしたいのである。

日本一周が終わっても何年かに一回は大きな旅をしたい。大きな旅というのは私にとってハレの場で
あって、修行の場でもある。私が修験道に惹かれる理由のひとつは、修験道の修行のスタイルがまさに
そういうものだからだ。「山の行より里の行」と言いながらも、時々は山に入らないと山伏ではない。
「奥駈病」というものがあるけれど、いつも奥駈のことを考えて生活を管理している山伏のように、
常に旅を意識しながら地に足をつけて生活したいのだ。旅は旅だけれど、あくまでも旅でしかない。

まだ自分の中ではよく受け止められていないのだけれど、何日か前に夕方起きたら、「人生は
起こったことをそのまま受け止めればいい」という言葉が降ってきた。何のことやら分からない
のだけれど、そうやって言葉が降ってくることが最近すごく多い。だいたいそういう時は
ものすごく寝汗をかいて、でもひとつひとつ言葉が降ってくるたびに、すごく人生が楽になって
行く気がする。言葉が降ってくるたびに、心の底でなんだか安心するというか、深く納得すると
いうか、腑に落ちるというか。「あぁ、そうなのか」とすごく納得していく自分がいる。

スサノオノミコトを信仰しなさい、という天河神社のおみくじの指示は、全くその通りだろう。
今、私の左腕にはいつもスサノオノミコトの日本総本宮、日御碕神社の勾玉と五色の猫目石の
瑠璃の念珠が巻かれている。奇しくも、長野県移住を考える前に真剣に考えていた移住先は
島根県だった。偶然だけれど、偶然にしては出来すぎた展開に何かがあると納得せざるを得ない。

日本一周をして出会うのは誰だろう。きっと自分自身なのだ。行動することで自分の内側と
対峙して、外の猥雑な何かと戦うのではなく内なる自分自身の執着心と戦うことが私にとっての
旅であり、それはすなわち修行なのだ。そして引き裂かれた自我を再統合するのが私にとっての
バイク日本一周の最大の目的なのだ。そして修行だから、無計画な旅は許されないのである。
| SHO | バイク日本一周 | 19:33 | comments(0) | - |
日本一周・費用など
バイクで日本一周するとしたら、どれくらいお金がかかるんだろう。

平均的に走行距離20000km、燃費20km/L、ガソリン135円/L、日数90日として計算すると、必要な
ガソリンは1000Lであり、費用にすると13万5000円。食費、雑費が3000円/日として27万円、
宿泊は平均して3日に1日、1泊2食で6000円かかるとして18万円。これで合計58万5000円であり、
バイクの航走費用を加えて70万円くらいだろうか。

さらに別費用として二輪免許の取得費用と、より大型の250ccクラスにもし乗り換えるなら、
その費用もかかる。保険も最高額の保障のものに変えるつもりだから、余計にお金がかかる。
それだけなら1年貯金すれば行ける計算になるけれど、日本一周が終わってすぐに仕事がある
とは限らない。何ヶ月かは生活を支えられるお金も貯めないといけないから、そう考えると
やはり総費用200万以上はかかると考えて妥当だろう。だいたい身体だってあと1年でちゃんと治ると
いう保証もない。2年でも保証はないけれど、1年よりも身体が治る確率は相当上がるはずだ。

どうするかはまだ分からないけれど、とりあえず二輪の免許は来年取るつもり。今年はお金の
余裕がないし、今のバイクで1年乗ればだいぶバイクのことも分かるだろうし。それでも二輪の
免許を取るつもりなのは、バイクの乗り方をちゃんと習った方がいいと思うから。自転車の
日本一周の時にいろいろあって、道路交通法や保険のシステムを知らなくて困った経験からだ。
たとえ自転車の日本一周でも、最低でも原付の免許は持っておかないと、と思ったのだ。
免許上許される排気量の関係で止むを得ず50ccで日本一周するのと、中免を持っているけれど
選択して50ccで日本一周するのとでは余裕がだいぶ違う。

とりあえず、5月や6月のうちに欲しいのはこんなもの。
・フェリー・旅客船ガイド(バイクの航走料金と、時刻や就航曜日を調べるため)
・プロテクター入りのライディングジャケット
・プロテクター入りのライディンググローブ
・バイク用のレインウェア(現在は自転車用を使用)

今日、友人にメールを書きながら「日本一周が終わったら、人生のいろんなことを許可してもいい」
って思っている自分に気がついた。この2年間は日本一周とIターンに集中するつもりなのでそれは
間違いじゃないんだけど、そんなストイックに考えないで人生を楽しんだら?ってことも思う。
この日本一周は人生を一時停止させて自分と対決するためのものじゃなくて、人生と同時進行で
自分の人生と調和するための日本一周なのだから。例えば日本一周の準備中に彼女ができたって
いいわけだし(でも、結婚は資金的に差し支えるから困るなぁ…)、5年後の自分はまだ想像できない
けれど、今よりももっと幸せを日々感じて生きられたらいいと思う。

そのためには、この2年間の日々を楽しんで生きようと思う。楽しんで生きなければ、ではないのだ。
今は、制限事項はあるけれど自分の人生を自分で楽しみながら創っているのだから。

朝、箒で玄関を掃いて水撒きをしながら(いかにも老舗の和風旅館らしいでしょ?)、
毎日そんなことを考えている。仕事中に日本一周のことを考えられる貴重な時間だ。
| SHO | バイク日本一周 | 18:34 | comments(3) | - |
北壁
日本一周までの2年間のことを考えていた。日本一周までの準備作業や
その実行は、外の猥雑な誰かと戦う作業じゃない。内なる自分と対峙して
自分の弱さや甘えや葛藤と向き合い、それと受け入れていく作業なのだ。
日本一周をしたからと言って、何か偉いわけじゃない。

誰の心の中にも「北壁」があるだろう。私の尊敬する登山家、長谷川恒男が
アルプス三大北壁に挑んだように、歌人の本多稜がユーラシアを横断し、
モンブランに登ったように、今給黎教子がヨット「海連」で無寄港世界一周に
挑んだように、そして未完に終わったけれど歌人の安藤美保が藤原良経を
追い求めたように、私の多くの友人がそれぞれのフィールドでそれぞれの
「北壁」を登っているように、私も日本一周に挑むだけだ。

みんなそれぞれの形と場所で「行動する青春」を送っているのだ。小池光が
本多稜の歌集『蒼の重力』の栞文に書いていたように「貴重も貴重、
ここには輝く青春の姿がある」なんて言わせない。

| SHO | バイク日本一周 | 05:27 | comments(0) | - |
気づいたこと
今、仕事をしながら気づいたことがある。
日本一周が終わったら、若者を支援する仕事をしたい、というのがひとつ。
そして、人の支援をするためには自分が自分の冒険をして青春時代を完結
させる必要があって、日本一周は青春時代の最後を飾るイニシエーション
だというのがもうひとつだ。

日本一周が終わったからと言って何か偉くなるわけじゃないし、だから
自慢するようなものでは全くない。ただ自分の中で誇りに思うだけだ。

日本一周が終わったら、次の目標へシフトチェンジして行きたいと思う。
自分が自己実現する時代から他人の自己実現を支援する時代へ。それが
青春時代から大人になるということだと思う。それは何もカウンセラーに
なるということに職業を限定するわけじゃなくて、もっと広い意味で
自分の青春時代の旅が終わったら、今度は後に続く世代を支援する生き方を
したいということだ。それが大人の責務だと思うし、そのためには私が
自分の青春時代をちゃんと完結させる必要がある。だから日本一周は
私の青春の総決算として実行しなければいけない。

どんな職業に就くかが問題じゃなくて、どんな生き方をするかが問題だ。
ライフワークとは職業のことを指しているのではなく、生き方なのだ。

| SHO | バイク日本一周 | 01:44 | comments(0) | - |
尻込み
バイクで日本一周する!と宣言してから、逆に尻込みするような気持ちが強くなってきた。
「あんなこと言うんじゃなかった…」とか、「どうしよう。言ってしまった…」とか、
だんだん本当に怖くなってきて、腰が引けてきて逃げ出したいような気持ちさえある。今の
草津での生活は、そこそこの安定と満足はある。それを2年後に捨てます!と宣言したわけ
だから、正直のところ怖ろしくて仕方がない。せっかく、やっと生活が安定したのに…。

あぁ、これが本気で踏み出すということなのだ、と思う。それでもやらなければいけないのだ。
いや、やりたいからやるんだけれど、こういう魂の葛藤というか、内なる自分と対峙する作業と
いうか、ものすごく怖ろしい気持ちがある一方で、この旅行を自分の青春の総決算にしたいのだ、
という気持ちにも気づいた。そう、私が青春時代に遣り残している最大のクリアしなければ
いけない課題が、バイク日本一周なのだ。なぜやらなければならないかと言うと、これは
青春時代に私が「遣り残していること」だからなのだ。

人は、やるべき時に、やるべきことをやらなければならない、と思う。そうしなければ自分の
青春時代にケリをつけられない。大人になる上で、どうしても踏まなければならないステップを
踏まないで大人になってしまったら、大人になりきれないままに大人になってしまう。それが
私にとってはバイクの日本一周なのだ。「人は、出会うべき時に、出会うべき場所で、出会うべき
人と出会わなければいけない」とも言うけれど、青春時代にやらなければならないことは、
やっぱり青春時代にやらなければいけない。そうでないと人生に悔いを残すことになる。

来年、二輪の免許を取ろうと思う。今年は佐渡ツーリングと神岡鉄道乗車が控えており、資金を
貯めることを考えるとそれほどの余裕がないのだけれど、来年は二輪の免許にも挑戦しよう。
友人たちには意外な顔をされるのだけれど、私はまだ二輪の免許を持っていない。「まだ免許を
持ってないの!?」って言われてしまうのだけれど、二輪の免許を持っていれば、CRM50よりも
大型のバイクを買ったことと思う。

CRM50は今のところとてもいいバイクで気に入って乗っているのだけれど、旅行の計画を立てる時に
「50cc」であることが障害になることが意外に多い。フェリーに乗る時に航送運賃が安いという
メリットがある反面で、速度制限を大幅に受けることや高速道路に乗れないというデメリットも
あることを強く感じる。もしかすると50ccで行くかもしれないし、日本一周挑戦の前に二輪の免許を
取れば、より大型のバイクに乗り換えるかもしれない。

日本一周の残区間が始まるのは、草津からだと福井県の敦賀になる。それとは別に自転車日本一周では
全面的に鉄道を活用した能登半島も走りたいのだが、これらは原付だと行くだけで大変なのだ。
高速に乗れれば3泊の休みで能登半島一周ができるのに…と思うけれど、原付の速度と航続距離では
無理である。佐渡島一周でやっとというのが、現実的な原付の壁なのである。

そういいながら、現在の私の計画はこんなもの。
バイク日本一周で海岸線に出るのは新潟県の直江津。直江津から柏崎の間は、自転車日本一周の時に
交通事故で自転車が破損して走れなかった区間。ここはできれば日本一周の前に走っておきたい。

そして直江津から日本海岸沿いに能登半島(これも別ツーリングにできれば事前にやりたい)、
越前海岸と南下して、敦賀からいよいよ日本一周の未踏破区間に入る。山陰海岸を西下して
下関から九州へ。西九州を回って自転車日本一周の中断地点である鹿児島県指宿へ。指宿から
フェリーで大根占に渡って佐多岬へ。佐多岬から一度鹿児島に戻ってフェリーで南西諸島を
回り、再び鹿児島に戻って都井岬、そして宮崎から北上して小倉へ。小倉からフェリーで松山に
渡り、四国南側を走って高松へ。高松からフェリーで神戸に行くかもしれないし、あるいは徳島から
フェリーで和歌山へ行くかもしれないけれど、和歌山から紀ノ川を遡って吉野、そして天河へ。
再び和歌山に引き返して紀伊半島を一周、紀伊勝浦から那智大社、新宮からは熊野本宮大社にも
ぜひ立ち寄りたい。そして三重県鳥羽からフェリーで伊良湖岬へ渡り、遠州灘、御前崎、
伊豆半島を回って三浦半島の久里浜で、自転車と合わせての日本一周がひとまず完了する。

久里浜からは再び房総半島に入るかもしれないけれど、ショートカットして一気に水戸へ
北上するかもしれない。いずれにしても北上して、自転車日本一周では内陸を通ったために
行かなかった三陸海岸を走破、下北半島に入って大間からフェリーで函館に渡り、北海道を
一周して再び青森へ。竜飛岬に行ってから日本海岸を南下、直江津で日本一周が完了する。

それとは別に、草津あるいは上田から内陸を縦断して敦賀に向かい、最後も青森から内陸部を
縦断して草津あるいは上田に帰ってくるプランもあって、地図をめくると楽しみは尽きない。

もう私に残された若さの時間は決して多くない。日本一周への挑戦は、自分の中に少しずつ
忍び寄ってくる「老い」との時間の戦いでもあるのだ。精神的には若いつもりでいても、
身体はいつしか衰えてくる。青春時代にやっておくべきことは、青春時代にやっておかないと
いけない。日本一周に取り組むこれからの2年間は、きっと人生の中で貴重な体験になるだろう。

これから2年という時間を、最大限に楽しんで生きようと思う。
| SHO | バイク日本一周 | 16:41 | comments(0) | - |
バイク日本一周
つい最近だけど、「2年後に、やる!」と決めたことがある。

ひとつは、バイクで日本一周すること。
もうひとつは、長野県上田市に移住すること。

このふたつは、タイミングとしてリンクさせようかな、と思っている。なぜなら、私が
バイクの日本一周に予定している期間はおよそ3ヶ月。予算は、前後の引っ越しやらなんだ
かんだの予算を全て込みで200万円以上。これだけの休みをまとめて取るには会社を休職するか、
もしかすると辞めなければならない。最もリスクが少ないのはタイミングをまとめることだと
私は考えたのだ。そして、資金面ではあと2年という時間がどうしても必要なのだ。

そして、いつまでもぐずぐずしていてはいけない、ということもある。私だって結婚はしたいし、
そのためには納得できる仕事をしていたい。早く結婚もしたいし、納得できる仕事を、
もっと長いスパンで見て人生の中で続けていきたい仕事を、早く探さなければいけない時期に
来ている。そのためには、どうしても越えなければならない(精神的な意味での)ハードルを
早く越えたいのだ。私にとってバイク日本一周はJR20000km全線完乗にも劣らない最大の宿願で、
湯治期間にどんどん増えた私の本はバイクの旅行雑誌と、そして日本の地方地図だったのだ。

ただし闇雲にやってはダメで、だからこそ2年という準備期間が必要なのだ。ビジョンをもっと
磨くことが必要だとも思うし、資金的にも、そして日本一周を通じて自分自身を達成させたい
ような、そんなテーマを2年のうちに磨きだしたいと思っている。ただし延長は最大3年まで、と
決めている。予定では2年後、最長でも3年後までにはバイクの日本一周をする!と決めて数日、
人生の見えるものは大きく変わったように思う。人生には、本気で望む夢が必要なのだ。

数日前から何人かの人にはメールでその旨を伝えていたのだけれど、昨日、大学短歌会の
友人が草津を来訪した時に、初めてバイク日本一周の構想を直接会って話した。メールで
誰かに伝えるよりも、実際に人に会ったときに言う方が何倍も勇気の要ることで、胸が震える
ような感じがした。人に話すにつれて、だんだんワクワクするよりは恐ろしく、怖くなってきた。
それは私が本気で手に入れることを望んでいる(そして潜在意識ではそれを自分が手に入れる
能力があると知っている)証拠なのだそうだ。怖くなってきた、というのは「これだけみんなに
宣言して、実現しなかったら、もし失敗したらどうしよう」と怖れる気持ちなのだ。

そして、友人がバイク日本一周の構想を全く笑わずに真剣に聞いてくれたことも嬉しかった。
彼女は全く文系の女の子で、おそらくバイクには全く無知だと思うし、でも途方もないことを
この人は言っている、とはおそらく思われなかったと思う。普通に話を聞かれてしまって
こちらが少し拍子抜けしたくらい。もしかすると、彼女の回りには独自の夢を持っている人が
吸い寄せられているので、彼女は人の独自の夢を聞くのに慣れているのかもしれない。

でも、こちらが本気だということも伝わったと思うし、それを真剣に聞いて受け止めてくれた
友人に深く感謝したい。声に出して人に直接構想を伝えることが、どれだけ大事なことで、
とても勇気の出ることか。短歌関係者に短歌とは全く関係のない人生のビジョンの話をする、
というのはとても勇気の要ることなのだ。

30代になっても10代からの夢を追いかけるのか、という心の声もある。いつまでも夢を
見ているんじゃないよ、という心の声もある。でも、夢は実現できる時に実現しなければ
一生実現しないとも思うのだ。人生の次のステージに進むために、どうしてもこれは越えたい、
越えなければいけないミッションなのだと自分では思う。それは短歌的にどうとかは全く
関係がない。たとえ短歌と全く関係のない人生でも、私にとってバイク日本一周はやらなければ
ならないことだ。本気で手に入れたいと思うのなら行動しなきゃいけない。アピールして
行動しなければ夢は決して手に入らない。

今までの2年間は私にとって人生の正念場というか最大のピンチを迎えていた時期で、とても
短歌や夢を語るどころじゃない2年間だった。その嵐がひとまず過ぎ去って生活が安定した今、
今なら改めて人生最大の冒険のひとつに挑戦できる時期に来たと思うのだ。

そして日本一周の準備と同時進行で、長野県上田市への移住計画も改めて取りかかることにした。
今月末には上田のハローワークに行ってくることになっていて、既にアポイントを取った。
Iターンするのに最も大事なことのひとつは「本気になること!」。本気になり過ぎて執着して
しまってはいけないけれど、そしてIターンへ取り組む時間そのものを楽しむ姿勢だろうか。
Iターンの準備期間は、多くの場合は数年かかる長丁場だ。真剣になり過ぎたら身が持たない。

大学を辞めるかどうか、迷いに迷った最後の最後に指導教官に相談した時、「西村君は、いつも
『決断しない』『結論を今出さないで引き延ばす』という選択をしている」と言われた。それが
ずっと頭の中に引っかかっている。

なぜ結論を引き延ばすようになったかと言うと、早急に決断して手痛い思いをしたことが
同時期にいくつかあって、トラウマになっているから。決断すべき時に決断できなくなったと
言うよりも、とりあえず結論を出さない選択をするようになったのだ。

でも、もう人生の決断を引き延ばすべき時期じゃないのだ。私は新しい人生を決断すべき
時期に来ている。それは幸せな仕事を見つけたい(今の仕事が不幸ってわけじゃないけど)、
幸せな結婚をしたい、そして夢を実現したい、ということでもあって、そして幸せな結婚を
したかったら、自分の納得できる人生を送っていたい、ということでもあるのだ。

最近、原作を久々に読んで感動した漫画に松本零士の『銀河鉄道999』がある。『宇宙戦艦ヤマト』
『機動戦士ガンダム』とならんで、『銀河鉄道999』は私を語るに切っても切れない関係のある
漫画でありアニメである。そしてシリーズ最終作『さよなら銀河鉄道999』の中に、私にとって
忘れられない言葉がある。主人公の星野鉄郎が、最後には地球に生きて帰って機械化人から
地球を取り戻すんだ、と言ったのを機械化人ウェイトレスのメタルメナが「そんなの、無理よ」と
なじった時に、後ろからメーテルが言った言葉だ。うろ覚えだけれど、こんなことを言ったのだ。

あなた、おいくつ?
鉄郎は若いわ。若者はね。負けることは考えないものよ。たとえ一度や二度負けたとしたって、
最後には勝つと信じて何度でも挑戦していく。それが本当の若者というものよ。
昔はそういう若者がたくさんいたわ…。

| SHO | バイク日本一周 | 16:24 | comments(2) | - |
バイク納車
木曜日に、バイクを納車した。
富岡から自走で持って帰ってきたのだが、夜の10時に長野原の手前の須賀尾峠の上りでエンスト。
何回もキックしてようやくエンジンがかかったかと思ったらまたストップ。ようやくスタートして
長野原に着いたまではいいのだが、長野原から草津道路の旧道を白砂川沿いに4速35km/hで走って
いたら突然エンストした。今度はどうやってもエンジンがかからず、タンクをリザーブに切り替えて
最後は押しがけして草津まで帰ってきた。人気のない山の中で夜中の11時にエンストした時には、
真剣にこれは野宿しなければいけないかと青ざめた。

翌日になると、もうウンともスンとも言わなくなったのでガソリンスタンドまで押していって
給油ついでに見てもらったところ、なんとガス欠だった。5.2Lのタンク容量のところに、
なんと5.05Lも入ってしまった。最後はリザーブタンクで帰ってきたらしい。

バイク屋にも電話して相談したのだが、須賀尾峠でエンストしたのはエンジンを低回転で何十キロも
回し続けたかららしい。音が「ウォォォーン!」と甲高くなるので4速で走っていたのだが、35km/hなら
3速で十分らしい。CRM50のエンジンはかなりタフで、エンジンを思い切りぶん回した方がエンジンに
とってはいいのだそうだ。白砂川から草津への急勾配は3速でエンジンをぶん回して帰ってきたのだが、
須賀尾峠までの区間はエンジンを低回転で回しすぎたらしい。たしかに、3速だと途中からドンと
加速が急に良くなったっけ。これがパワーレンジってヤツなのだろう。

金曜日の夜からみぞれの予報だったので、木曜日のうちに急遽納車したのだが、午後遅くなってから
出かけたので当然夜間走行になった。富岡から交通量のやや多い道路を抜けて、榛名町に入った
ところで町の食堂に入って夕食をとったのだが、夕食が終わって再びバイクにまたがろうかと
言うときに、すごく淋しさが、そして「今、生きているんだなぁ」と言う実感みたいなものが
ふつふつと湧き上がってきた。

真っ暗な山の中の夜道を、たった一人で50ccバイクに乗って走る。バイクに乗っている時間は
とても孤独で、50ccバイクで人気のない夜の山道をたどるのは心細くさえある。でも、高専時代から
繰り返し繰り返し読んでいる、賀曽利隆の「50ccバイク日本一周二万キロ」の世界に自分も仲間入り
したんだなぁ、と思うととても嬉しくなった。

バイクに乗っている時間はとても孤独だ。暗闇に目を凝らしつつ、前照灯の照射範囲を注視する。
どんなに目を凝らしても、前照灯の照射範囲より先のものは見ることができない。それでも
前照灯の先の暗闇に目を凝らしつつ先へ先へと進むのだ。まるで人生そのものじゃないか。

なぜ私は車よりもバイクが好きなのだろう。今の季節は寒いし、道路凍結の恐れがあれば危険で
すらある。風圧が常に身体に当たるので身体も疲れるし、雨が降ればものすごく辛い。でも、
バイクの旅はとても孤独で、バイクに乗っていると怖さとともに孤独でいられる。バイクの旅は
とても怖くて淋しくて孤独だけれど、でも「生きている」と言う感じがする。

木曜日は強風でスキー場の白根火山ロープウェイが動かなかったので、金曜日に友人とスキーに
行ってきた。この2ヶ月ほど休みのたびにどこか出かけたりばっかりで、スキーに行くことは
できなかった。前夜の気温がかなり下がったせいか、4月上旬にも関わらず雪質は上々だった。
それでも殺生河原に近い場所では昼過ぎには雪が緩んでしまっていた。4時間ほどスキーを堪能した。
スキーも最高に楽しい。バイク旅もそうだけれど、スキーには「なぜ」がないのが良い。「なぜ」
なんて考えている暇があったら障害物にぶつかってしまうので、とにかく目の前に集中して滑る。
スキーを滑っている瞬間に、世の中の他の全てのものは全く関係がない。スキーは私を全ての
しがらみから自由にさせてくれるのだ。

あぁ、そう言えばバイクもそうかもしれない。バイクを操縦しているときに世の中の全てのことは
関係ない。そんなことを考えていたら、あっと言う間に事故ってしまう。だからバイクに乗って
いる間は運転に集中するしかない。

私は自由でいたいのだろう。でも、自由になると孤独であることと同じなのだろうか。そうではない
実例も知っているので、おそらくそうではないのだろう。でも、私にとって一緒にいる方がもっと
自分の人生が自由だと感じることのできるパートナーっていったい誰なのだろう。一緒にいることで
一人でいるよりも自分の人生を自由に感じることのできる相手が、最もふさわしい相手なのだと思う。

自由でいるとは、一生独身でいることでも無職でいることでもない、ってことは思う。そして、自転車
日本一周をしている間、ずっと感じていたことは「ここは自分の居場所じゃない」ってことだった。
私は自由であるはずの旅の中ですら自分の居場所はここだと感じられなかったのだ。

いつまでも旅人をやっていることが自分が自由でいられる最善の手段ではない。でも、今の私は
どうやったらひとりでいるよりも自由になれるのか、その方法が…本当は分かっている気がする。
| SHO | バイク日本一周 | 08:51 | comments(0) | - |
ナンバープレート取得
今日は原付のナンバープレートを取得してきた。任意保険、自賠責保険ともに既に有効なので、
これでバイクショップに行ってナンバープレートを取り付ければ運転できる。受け取りは
金曜日の予定。明日は雨の予報だけれど、どうか金曜日が雨じゃありませんように。

そういえば、初めてバイクでツーリングに行ったときも雨だった。初ツーリングは忘れも
しない蔵王山麓の青根温泉。半混浴の風呂に満足して帰ろうとしたら、U字ロックをかけた
ままエンジンをスタートさせてタイヤのバルブが吹っ飛び、夜の7時に遠刈田温泉まで
原付を押して下りたっけ。ガソリンスタンドももう閉まっていて、手持ちのお金もなかったので
その日の晩は温泉の吹き出ている排水溝の上で寝たことを今も思い出す。4月初めで
蔵王山麓はとにかく寒かった。遠刈田温泉の共同浴場が朝の5時半に開くので、それを
待って風呂に飛び込んだこともあったっけ。青根温泉に入っている間に雨が上がったのが
本当にラッキーだった。ともあれ、今度はそういう事態にならないことを祈りたい。

先週、新雪が降ったかと思ったら今週はどうやら雨の予報。これでだいぶ雪が溶けてしまうのかな。
私がバイクを買ったショップは富岡にあって、そこから草津までは約60km。原付なら2時間半から
3時間と見込んでいるけれど、なにしろ標高差が1000mあるのでどうなるかは分からない。

ギア付きのバイクで標高差1000mの距離を走るのは初めて。以前の原付スクーターで
磐梯吾妻スカイラインなんかは走ったことがあるけれど、たしかエンジン全開でも
時速15km/hくらいで登った記憶がある。現在の居住地は日本有数のドライビングルート
(本当かな〜?)と言われる草津志賀高原ルート。草津からでも峠までの標高差は1000mある。
だいたい草津までやってくるのに、ほとんどの場所からは標高差1000mをクリアしなければ
ならない。こういう環境は、日本国内でもかなり特殊な部類に入ると思う。
| SHO | バイク日本一周 | 18:31 | comments(0) | - |
バイク雑誌を読みながら
バイク購入の話の続きである。
バイクを購入したのはいいけれど、今の仕事を続けている限り、休職しない限りは北海道に
行けそうにない。日本一周の続きにも、行けそうにない。まぁ、就職して初めてそれは
分かったことだけれど、とりあえず今年のツーリングの最終目標は佐渡島一周ツーリングだろう。
その程度なら、今の職場の休みの取り方でも出かけられる。

あぁ、それにしても北海道、行きたいなぁ。昨年の夏に鉄道で稚内まで行ってきたけれど、
あの旅は面白かった。5日間の連続休暇を取る、と言うことができない現状ではどうしようも
ないのだけれど、なんとか自分に実力をつけて、自分の生きたいように生きたい。

バイク雑誌を読みながら、「どうしようかなぁ」と考えるのは楽しい。北海道も毎年行きたい
くらいなのだけれど、田舎暮らしだと休日の少ない仕事が多い、と言うのも残念ながら事実。
その辺は、どれを取ってどれを捨てるかと言う取捨選択の問題になってくる。自分の希望が
ただ「働いて自分の生計を自分で立てられたらいい」と言う段階からひとつ上がっている。
それはとても幸せなことで、でも、これからどうしよう?と相変わらず立ちすくんでもいる。

今日は朝、家に帰ってきたらバタッと寝てしまい、起きたら昼の1時半だった。本当だったら
朝のうちに風呂に入りたかったのに〜。今日は土曜日だから風呂が混むんだよなぁ。

僕は今、いい方向に向かっているんだろうか。これからの自分の方向性を決めない、と言う
ことを今までは決めていたわけだけれど、それじゃいけない、と思う。まだバイクで再び
日本一周に出るべき時期ではない、と言う気がする。今はキャリアを築くべき時期だからだ。
じゃあ、キャリアをここで築くって、どういうことだろう?僕には何ができるんだろう?
考えれば考えるほどに答えが出てこない。なんだかイライラしてくる。

そうやって悩んだり考えたりしている自分が、ずっと嫌だった。昨日、そのことを考えていたら
「真面目だから」と言う、先日ある人に言われた言葉が浮かんできた。その言葉には本当に
救われている。そう、性格が真面目だから悩むんだ。それは決して悪いことではないのだ。

損や得とかいうレベルだけではなく、自分が共感し、やってみてもいい、買ってもいい、
力をかしてもいい、これならやりがいや生きがいを感じるっていう、「なにか」


BAR ANGEROSESの最新記事に書いてあったこの言葉を考えている。この記事にはたまたま
ホンダの記事が出てくるのだけれど、私が買ったバイクはたまたまホンダのオフロードバイクだ。

日本一周は「逃げたい」んだろうか?そうだとしても別にいいのだが、私は組織に所属しても
しなくても生きていける人を見て「いいなぁ、カッコいいなぁ」と思う。今の私の職場の先輩、
と言うか直接の上司に当たる人がそうなのだけれど、彼は私と組んでやっている夜警の仕事は
副業で、実はちゃんと本業を持っていて今もその仕事をしているらしい。でも、私の職場での
仕事もものすごくできる人で、誰からも一目を置かれている。

3ヶ月もコンビを組んでいれば多少のアラは見えてくるけれど、それはさておきトータルで見れば
本当にすごい人で、私は彼を心底尊敬している。本当に優しい人とは彼のような人を言うのであって、
私は自分がこの仕事に就いて不慣れだった頃に、彼からしてもらったことを一生忘れちゃいけない。

あぁそうなのだな、と気づいたことだけど、私は人に優しくすることが好きなのだ。別にそれは
誰から頼まれたとかそんなことじゃなくて、自分が人に優しくするのが好きだから今の仕事は
決して不向きな仕事ではないのだろう。ただし、完全に「この仕事だ!」と思うかと言えば
まだそうは思っていないのだけれど。でも、不向きでないのなら今の仕事をまずはちゃんと
こなせるようになることだと思う。

私が買ったCRM50と言うバイクは、見た目はかなり不恰好なバイクである。写真で見たときに、
お世辞にも格好いいとは思わなかった。格好だけなら、最後までどちらにしようか迷った
ヤマハのDT50の方がずっといい。

ただ、実車に乗ってアクセルを開けたときに、ジワッと優しく加速してくれるバイクだな、
と思った。インプレッションを読んでいる限り、実は相当加速のいいバイクらしいのだけれど、
低速でじっくり走ろうと思えばいくらでも低速で走れる。アクセルを開けた瞬間にドカーン!と
加速するバイクは暴力的で、私は好きじゃない。そして、そういう生き方もまた私は好きじゃないのだ。

以前乗っていたヤマハのアプリオと言うスクーターは加速のいいバイクで、私は先輩から
譲り受けた2日目に交差点で急加速して自損事故を起こしたことがある。使い方に慣れた
それ以後は事故を起こさなくなったけれど、一気に加速していくのは私には怖かった。
結局、その愛車は仙台から千葉の実家まで自走で持って帰る途中で事故に遭って廃車になって
しまったのだけれど、その頃からホンダのスーパーカブの加速の悪さと言うか優しい加速に
惹かれるものがあったことも事実で、今回、ホンダ車を選んだ理由の大きな伏線になっている。

実際に乗ってみて、とにかく優しいバイク(乗りこなすのは、決して易しくはないかもしれない
けれど)だと感じたのが、このバイクが気に入った理由かな。その頃には、50ccとしてはクラス
最大の出力を持っているとか、2ストロークサイクルエンジンなので燃費は4ストの車種ほど良くは
ないとか、格好が不恰好だとか、そういうことはどうでも良くなっていた。惚れた時なんて、
そんなものかもしれない。50ccだけれど本格的なオフロードバイクなので、どんなダートにも
入れるし、車体も頑丈に出来ている。

先に引用した記事には、こんなことも書いてある。

わたしたちが魅力を感じ、インスパイアされ、
憧れたり、好きになったり、共感するのは、
その人や、そのモノに流れているスピリットである、
生き方や、あり方なようです。

わたしたちがこころ動かされるのは、なにをやっているかではなく、
どうあるか、どう生きているかという、生き方やあり方なようです。


私は自然の中をゆっくり生きたいし、そうやって生きて行きたい。だから草津と言う環境を
選んだのだし、そういう走り方に適したバイクを選んだつもりだ。だから中免を取ったら
欲しいバイクはヤマハ・セローだ。インプレッションを読んでいる限り、ホンダのXR230も
いいなぁと思っている。たぶん、その選択基準に照らして今回のホンダ・CRM50と言う選択は
間違っていないだろうと思う。

日本一周などの長距離ツーリングをしたい!と思う私のスピリットは何なのだろう。先の記事には
こんなことも書いてある。

スピリットとは、ノウハウや行動のことではなく、
そこに流れている、守られるべき精神と言えるようです。


見知らぬ世界を知りたい、自分の今いる世界とは、全然違う世界ってものを体感したい、って
ことかな?そして、「自分は今、生きている!」ってことを実感したいってことだとも思う。
そういう実感がないと、生きていて私は寂しいのだ。そして、もちろん「しがらみから逃れて
生きたい」ってこともあると思う。しがらみから逃れるためには、じゃあ何が必要なんだろう?
どんな自分になることが必要なのだろう?

今の仕事に就いてから、他人を批判することは明らかに減ったように思う。だから、たぶん
今の仕事は決して自分に合っていないわけではないのだろう。自分の望む生き方を見つける
方向に歩み始めているってことは思う。まだヨチヨチ歩きだけれどね。自分の周囲の人間を
尊敬し、敬意を持って彼らに接することができる自分を見ていると、そう思う。

でも、まだまだ僕は自分のやりたいことが見つかっていないことや、どんな人生を生きたいのかを
完全に見つけてはいない自分、そして明らかに休暇や給料面、自分で感じる仕事に対するステータス
などで人や社会の基準より劣っているじゃないかって感じる自分を責めている。もっとお金が
欲しいなぁ、もっと休暇が欲しいなぁ、もっと言えば、休暇なんていらないくらいに熱中できる
生き方がしたいなぁ、ってことはすごく思うことで、日本一周まで行くと、さすがにこれは
「休暇」のレベルではないのだ。

もっと幸せになりたい。そのために欠けているものなんて何にもない気がするのだけれど、
自分の魂の望んでいるレベルの仕事、望んでいるレベルの生き方って、いったい何なのだろう。
| SHO | バイク日本一周 | 15:05 | comments(0) | - |
バイク購入
日付が変わってもう一昨日のことだけど、原付を購入した。原付と言っても
ギア付きの本格的なもの。HONDAのCRM50と言うオフロードバイクで、
おそらく草津町ナンバーのCRM50は他にいないので、見掛けたら十中八九は
私のバイクだ。来週納車の予定。

今月の20日に草津志賀高原ルートが開通するので、それまでに慣らし運転を
終えることを考えて今の購入となった。草津志賀高原ルートのお膝元に
住んで、ビーナスラインも原付で行ける距離にあって、四万・沢渡温泉や
尻焼温泉も近くて、行きたいところがたくさんある。これから楽しみだ。

| SHO | バイク日本一周 | 02:37 | comments(0) | - |