藍青

〜晴れ時々日記〜 SHOがつづる短歌、旅行などなどの日記です。
香川県に住んでいるバイク好きです。愛車ヤマハYZF-R6の話も、書いていきます。
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上がり湯
久しぶりに湯治の話。
昨日、就職前に住んでいたマンスリーマンションのパパさんに会いに
行ってきた。来年の春から秋のどこかで湯治を終えて草津を出ようと思う、
という話から、どうやって湯治を上がるかという伝統的なやり方を教えて
もらった。何事も8割終えるのは比較的易しく、残り2割を完全に終える
のは本当に難しい。

まず、今日から1ヶ月は草津のお湯に入らないで、沢渡温泉まで毎日通う
ことにする。沢渡温泉は泉質がアルカリ性で昔から「草津の上がり湯」と
言われている温泉。逗留するなら一週間なのだが、私は草津から通うので
毎日1回しか入れないので1ヶ月かかるそうだ。それから草津の湯に戻り、
また沢渡…という順で半年かけて体を草津の湯から徐々に離していく。
来年の春に草津を出ることで話は決まった。

自分は豊かだとか幸せだとか宣言しようとすると、豊かになったり幸せに
なる資格が自分にあるんだろうかと怖くなる。幸せになってしまったら
今までの不幸せが自分で思い込みに過ぎないことがバレてしまう気がして、
とても恐怖だ。豊かさとか幸せを受け取ってしまうと、今までの自分を
否定された気がしてとても怖いのだ。つまり私は今まで豊かさや幸せを
受け取ることを自分で拒否していたことに気づいて、みぞおちの辺りが
スースーする感じがする。断崖から海を見下ろした時のように怖い。
| SHO | 湯治 | 05:41 | comments(0) | - |
峠を越えた正月と、自称温泉通のおじさん
正月の忙しさも、昨日の昼で峠を越えたようだ。今晩は仕事が終わったのが22時半だったけれど、
その中身は昨日よりもずっと楽。正月の本当の忙しいシーズンは、昨日が峠だったらしい。

それでも、立ち仕事なので足の裏と腰が痛くて、この一週間の累積疲労も相当なものなので、今日は
昼と夜の2回、どちらもフルコースで「煮川の湯」に入った。仕事の量が昨日よりも少なくて余裕が
あったこともあるけれど、やっぱり温泉に入ると疲労はかなり取れる。

それでも完全に疲れが取れたわけではない。左の肩甲骨の辺りの筋肉が引っ張られるような感じで、
左肩から左腕にかけてのあたりが、この数日間ずっと痺れている。パソコンのキーボードを叩いて
いると左手が痺れているのがよく分かる。これはいったい、どういうことだろう。休みが取れる
ようになったら、千葉に一度帰省するつもりなので、その時に行きつけの鍼灸院で針を打って
もらう必要がありそうだ。

足の裏と腰の痛みも相当なもので、健康サンダルとコルセットの購入も考えなければいけない。症状が
慢性化する前に、お金をかけても手を打たなければと思っている。基本的に立ち仕事で、食事中以外は
まず着席しないので足腰にかなり負担がきているようだ。今も、キーボードを打っていると左肩の
後ろ側から左手にかけてジーンと言う痺れが来ていて、とてもしんどい。
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| SHO | 湯治 | 01:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
公衆浴場は誰のためのもの?
この日記をつけている最中に、トラックポイントをうっかり指で叩いたら画面が消えてしまった。IBMの
パソコンは、この5年ほど大衆化路線に突っ走った間に本当にダメになった。今の機種は買い換えてちょうど
1年になるのだけれど、以前のIBMのパソコンは、初心者には使いにくくてもキーボードが使いやすくて
質実剛健ないいパソコンだったのに…。昔を知っているだけに、今のIBMのパソコンは不満で仕方ない。

三連休が終わった。でも、昼過ぎに風呂に行くとたくさん人がいる。私は空いた風呂が好きなので
あまりこういう状態は好きじゃない。仕方ないので黙って風呂に入っていると、あろうことか
オヤジがひとり煙草を吸いだした。全木造の古い公衆浴場の中で!

注意すると「ダメですか」と煙草を消してくれたのはいいけれど、公衆浴場で煙草を吸うな、と言うのは
当たり前だろう。煙が室内に篭って煙いし、それ以前にここは古い木造なのだ。失火したらこのオヤジは
どう責任を取るつもりなのだろう。草津のこの風呂にはもう何度も来ているみたいだったが、こういう
勘違いオヤジがけっこういる。オヤジがこんなことをしていたら「今どきのワカモノは…」なんて言えない
のも当たり前だろう。ワカモノに注意されるようなことをオヤジがするなよな、と思う。

草津温泉でも、地元の人と観光客の間のトラブルはしばしば発生しているらしい。私の知っている範囲
では、大半が「タオルを持って入れ」だの「かけ湯してから入れ」「風呂から上がる前には身体を拭け」
「風呂場で煙草を吸うな」「風呂に水を入れるな」「深夜に風呂で騒ぐな」などなど、観光客側の基本的な
マナー欠如に起因するものが多い。もっとも、選挙前には地元の者同士で、今度の選挙は誰に入れるかで
ワンワン盛り上がっていたら観光客に「そういう話を聞きに来たんじゃないんですから、トーンを落として
もらえませんか」と注意されたこともある。

草津には18ヶ所の公衆浴場があるのだが、地元の人が入りに来ている公衆浴場にも観光客が押し寄せて
来ると、ゆっくり風呂に入れないので困る。湯田中温泉などは観光客と地元の客の入る風呂を分けて、
地元の人が入るお湯には鍵をかけて観光客が入れないようにしているところもあるらしいが、その方が
いいと私も思う。地元の者同士では自然に暗黙のマナーのようなものがあるのだが、観光客の多くは
お互いに気持ちよく入るためのマナーがなっていないのだ。

地元の人には話しかけるのが礼儀みたいに思っているところもあるし(旅行番組の影響だと思うけど、
疲れてたり体調が悪いときは黙って風呂に入りたい)、湯に足をつけては「熱っちい!!」とか言って
水で薄めようとしている(水で薄められると、病気を治す効果がなくなる)のを見ると、注意したく
なくても注意せざるを得ない。若者だけがそうかと言えばとんでもない。いいオヤジがタオルも持たずに
風呂に入って来たり、身体を拭かずに風呂から上がろうとするなど日常茶飯事である。

「公衆浴場は地元の人のためのものか、それとも観光客のためのものか」という議論もある。本当はお互いの
ためのものなのだけれど、あえて言えば地元の人のためのものだろう。別に草津の温泉を独り占めしている
わけじゃないけれど、「観光」ではなく「日常」あるいは「治療」の目的で入っている人も大勢いる。
観光客と地元の人や湯治客の違うところは、地元の人や湯治客にとって草津の湯は(もっと言えば特定の
公衆浴場の単位で)「ここでなければならない」湯なのである。たくさんの湯めぐりをしているうちの
一ヶ所として草津の湯に入る観光客とは、生活の中に占める比重が全く違うのである。

しかし、一方では草津の公衆浴場は重要な観光資源であり、観光客を迎え入れざるを得ないという泣き所
でもある。草津の公衆浴場が全部、観光客を追い出したとしたら草津温泉のお客はガタッと減るだろう。
観光客と湯治客、あるいは地元の客をどこで区分けするのかと言う問題もある。厳密に区分けすることは
非常に難しい問題なのである。

野沢温泉では防犯上の理由で夜11時から朝5時まで風呂を閉鎖するように変えたという。おそらく防犯上の
理由だけではないだろうことは容易に想像がつく。しかし、湯治に来ている人にとっては、風呂は24時間
入れる方が望ましい。24時間いつ体調が悪化するか分からないからだ。症状によっては、自分の身体を
人目にさらしたくない場合だってある。

結論として言えるのは、地元の湯治客としては、やはりマナー違反の観光客には注意せざるを得ないと
言うことだ。そして、できればお互いに気分を害したくはない。観光客の側も、観光で温泉に来るのなら
マナーをきちんと守って欲しいのである。湯治客や地元の人にとっては、温泉はオンリーワンなのだから。
| SHO | 湯治 | 23:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
アディクション
昨日の夜、お茶会に誘われて近所の湯治旅館に行って来た。
私は草津伝統の「時間湯」と言う湯治システムを一度も使わずに治してきたので、湯治仲間はそれほど
多くない。別にそれで誘われたわけではないだろうけれど、集まった6人のうち、宿のおかみさんと
私以外の全員が時間湯を一度は利用した人ばっかりだった。なんでも、別の湯治仲間から私の話が
伝わっていたらしく、初対面の人には「どんな変な人かと思っていたけれど、実際に会ってみると
ちょっと変なだけで普通の人だね」と言われてしまった。たぶん喜んでいいのだけれど、フクザツだ。

昨日の出席者の中に、今はほぼ完治して、体調を維持するために1ヶ月か2ヶ月に1回だけ草津に来ている、
と言う人がいた。時間湯に入っていたのはもう9年前の話だと言う。見た目には湯治していた人だとは
全く分からないほどきれいな肌なのだけれど、まだ膝の裏などは出てくることがあるそうだ。

雑談の中でその人が「でも、お菓子がやめられないんだよね〜」と言っていた。別に見た目は太って
いるわけでもないし、だからたぶんある程度の量で納まっているんだと思うのだけれど、でもお菓子が
やめられないと言う。一種のアディクション(中毒)だな、と思いながら見ていた。

私自身も、自覚しているアディクションがいくつかある。代表的なものは部屋が整理できないこと。
今住んでいる部屋も、恥ずかしながら相当散らかっている。湯治仲間が「西村くん家に遊びに行っても
いい?」と言っても「チョー散らかっているから、片付けるまで勘弁して!」と断ったままちっとも
部屋が片付いていない。「部屋を片付けろ!」とは子供の頃から言われていることで、高専時代に寮生活を
していた時も「オマエ、寮の掃除はちゃんとやるんだから、自分の部屋もちゃんと掃除しろよ」と教官に
言われたものだ。たしかに、公共スペースの掃除は手抜きしないでせっせと掃除していたけれど、自分の
部屋は寮内でもトップクラスに散らかっていた(自慢になりません)。

ふっと今思ったのは「部屋を一歩出るといつも仮面をつけているから、部屋を掃除できないのは
その反動なのかなぁ」と言うこと。別に意識して仮面をつけたり外したりしているわけじゃないの
だけれど、人付き合いをしているうちに、どうしてもひとりになりたい時がある。どういう時かと
言うと、やりきれない時や、笑っていることがしんどい時。「よく笑う」とか「笑顔が素敵だ」とか
言われるのは嬉しいし、それも決して嘘ではないのだけれど、でも、いつも笑っていると苦しくなるし
笑うことそのものがしんどくもなる。会話に笑いながら醒めている自分がいて、でも本性は、私は
無口だしほとんど笑わないんだけどなぁ、と思うのだ。人と会っていて楽しい反面で、やりきれない。

一緒にいて、私がほとんど笑わないし無口だなぁ、と思っている人がいるとしたら、その人の前では
私は仮面を脱いでいるんだ、と思って欲しい。以前「一見は人懐っこいけれど、実はすごい人嫌い」と
付き合っている人に言われたことがあるけれど、その人は私の本性をよく知っていた。ひとりの部屋に
帰った時や、旅先でひとり駅のベンチで寝る時に、私はようやくホッとして無口にも人嫌いにもなれる。

私にとって、人と付き合うと言うことは、今まで生きてきた自分の価値観やペースを乱されること、
あるいは崩されることなのだろうな、と思う。今までの自分のペースを乱されたり崩されたりする
ことが苦にならない相手なら、それは嬉しい。自分のペースとか価値観が、自分をコントロールする
ために自分が自分で作り上げたものであることも分かっているから。今までの生き方とか価値観のまま
生きて行くことが、だんだんしんどくなっていることも事実なのだ。

アディクションの話に戻る。
おそらく、大なり小なり何らかのアディクションを人は持っているのだろう。「なくて七癖」ってヤツだ。
酒井順子の『負け犬の遠吠え』からアディクションの種類を引用すると、伝統芸能・伝統文化、観劇、
ボランティア、お稽古事、追っかけ、舞踏、旅行、手芸、子育てなど、アディクションの中身は
さまざま。先ほどの「お菓子がやめられない」と言うのもリッパなアディクションに入るだろう。

人間、完全に満たされて生きられればそれに越したことはないと思うけれど、望みを高く持てば
そんな人生はまずないと言うことも30年も生きていれば分かってくる。足るを知る、と言うことも
大事だし、それでも埋められないものは、何らかのアディクションで一時的に解消しながら生きて
いく、と言うのも現実的な生き方じゃないかと思う。以前はアディクションなんて弱い人間のする
ことだと思っていたけれど、考えてみると「弱い人間」じゃない人間なんてまずいない。自分では
どうにもならないアディクションのひとつやふたつ、抱えていてもいいんじゃない?と思うのだ。
それが人生そのものを破壊するようなことにならない限り。

今日、昼寝をしていて、久しぶりに夢の中で怒鳴っていた。そういえば怒鳴った相手はケーキ屋の
店員だった。私は大の甘党でケーキも大好きなのだけれど、夢の中で大きなケーキを何個も買う
なんて、ケーキに象徴される何かが足りないんだろうか。夢の中であっても怒鳴るなんて、何か
鬱屈した気持ちを抱えながら生きているんだなぁ、と夢から覚めて思った。何かから逃げるために
走るんだけど足がうまく回らなくて全然スピードが出ない、と言う夢もよく見る。なにか、どちらの
夢も自分の中で今抱えている何かを象徴しているように思えてならない。

部屋を掃除できない、と言うのは本当に困ったことなのだけれど、掃除しようとすると何か回路の
スイッチが切れてしまう。最近、目に見えて湯治の成果が出てきたことも事実で、身体の方は確実に
良くなりつつあるのだけれど、ある程度から先は、アトピーの治療はスピリチュアルな要素も多く
含まれていると思う。アトピーの源泉になっているスピリチュアルな何かを含む、生き方を変える
ことが最終的にアトピーから回復するのには必要だと思うのだ。アトピーは単なる皮膚の症状として
見るのではなく「今までの生き方が破綻をきたしている」と言う身体からのサインとして見た方がいい。
アトピーからの回復と湯治を通して生き方を変えた、と言う話はよく聞くのだ。

まずは、自分にとって楽な生き方のスタイルを探すことだなぁ、と思う。湯治だけでなく、Iターンに
ついても言えることなのだけれど、湯治を通して学ぶことも、Iターンの究極の目的も結局は同じなのだ。
生き方を180度変える必要は全くなく、45度なり60度なり変えればいいのだ。生き方を30度変えるだけで
その人の人生で見えてくるものは今までと相当違ってくるだろう。その上で今までの生きてきた環境で
やって行くことを選び続けた方がいいと考えれば、今までの道をそのまま進めばいい話だし、やっぱり
今までとは違う生き方と環境で生きていこうと思えば、その時は環境を含めた生き方を変えればいい話だ。

結局、自分自身が楽にならなければ他人の人生を楽にすることなどできないし、自分自身が楽になるための
手段のひとつとして湯治なりIターンなりを考えていくことも、ひとつの生き方だと思う。湯治の効果は
物理的に皮膚が良くなることだけではない。環境を変えることによって自分にとって楽な生き方を考え直す
いいチャンスでもある。アディクションだって、ないに越したことはないけれど、何らかのアディクションを
持っているからと言って、それを恥じるようなものでもないと思う。
| SHO | 湯治 | 16:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
夜回り先生と湯治
今日のクローズアップ現代で、「夜回り先生」の特集をやっていた。若者の薬物依存の実態と、
その影響についての特集だった。

そうそう、と私が思ったのは「薬物依存に陥る若者は、愛情では救えない。心の病を癒さない限り
薬物依存は終わらない」と言うこと。心の病は、愛情だけでは治らない場合もある。私もそう思う。
薬物依存に陥る若者と私の間に何の違いがあるんだろう。「自分はあんなことにはならない」とは
私にはとても言えない。

湯治を必要とするまで病気が悪化する人の多くは、それぞれ個別の事情を抱えている。私がかかっている
アトピーの場合、ストレスが原因である場合も非常に多いと言う。そして、何らかの心的原因で体調を
崩すケースも非常に多いと聞くのだ。私自身も、何らかの心の病を抱えていないと言えば嘘だ。たとえ
見た目は普通で普通の生活をしていたとしても。

湯治をしていると、一日中考えることばかりだ。隠遁生活なので、寝るか風呂に入るか食べるか以外には
考えるしかすることがない。本を読んだり音楽を聴いたりもするけれど、風呂に入りながらも考えている
ことが多いし、本当に何も考えていないのはご飯を作って食べている間だけだろう。夢も変な夢を見る
ことがすごく多い。

それでも、大家さんが放っておいてくれて、でも気にかけてくれているのは分かるので時々遊びに行ったり
していると和む。何もする気にならなくて、けっこう部屋も散らかっているので、放っておいてくれている
のはとてもありがたい。部屋が散らかっていることに対して大家さんに申し訳ない気持ちもあるので、
最低限のことはしたいし、部屋を出る前にはちゃんと掃除もしていきたいと思っている。

そういう自分でも「生きていていいんだ」と思えるかどうか、常に自分を罰したいような気持ちに
かられることが今までも、そして今もとても多いのだ。弱いままの自分を認めることは、とても難しい。
そういう自分ではいけない、もっとちゃんとしていなければいけない、と言う、自分自身を責める
心の声がワンワンと常に耳の中で響いている。

私は幸い薬物依存にはならなかったので、身体を検査しても自己免疫反応が通常の上限値の約15倍ある
他はほぼ正常に戻ってきたのだけれど、自己免疫反応が上限値の15倍と言うのが、草津に来なければ
ならなかった原因を如実に表していると言えなくもない。私の場合、アトピーが重症化して草津に
来なければならなかった大きな原因は、間違いなくストレスだろう。もし機会があれば、ストレスの
爆風が薬物依存という方向に抜けていった可能性は十分にあると思うのだ。今も、薬物依存の代わりに
何か別のものに依存しているんじゃないか、と言われたら、そう言えなくもない。

今は真空地帯の真ん中にいるようなもの。社会の役にも立っていないけれど、おそらく害にもなって
いないだろう。自分が攻撃的な性格であることは分かっているし、その攻撃が自分自身に長年向かって
いたことも分かっている。うちの親には「その性格を変えない限りアトピーは治らない」などと言われて
いるけれど、自分自身を責め続けている限り根治はしない、と言う意味であれば、それはおそらく正しい。
| SHO | 湯治 | 21:16 | comments(1) | trackbacks(0) |
集中豪雨
今日はすごい集中豪雨でした。
夕方からずっと風呂と買い物に行く機会をうかがっていたのですが、夕方の5時になろうと6時になろうとダメ。
雨が納まったら行こう…と思っていたら、納まるどころかどんどん雨音が高くなってきて、Yahoo!の天気実況を
見たら、なんと草津の辺りは50ミリ以上の降雨(100ミリ近かった)を示す真っ赤な表示が。えっ、マジ!?

結局、雨が納まったら夜の10時を回っていました。9時ごろにあきらめて晩御飯を作り始めたら(晩御飯の
ための買い物に行くつもりだったのに…)雨音が小さくなってきて、ご飯を食べ終わるとまた雨音が高く
なってきました。もうご飯も食べてしまったし、11時を回ったところでようやく夜食を買いに行って
そのまま風呂に行きました。いやぁ、それにしてもすごかった。

風呂でいつも一緒になる人によると、夕方に風呂に入りに行った時には、風呂に入っている間に
ものすごい雨になって、草津の温泉はみんな谷筋に湧いているので公衆浴場の前の道はくるぶしの
辺りまで冠水していたそうです。さすがは集中豪雨、と言いたいところですが、草津では珍しく
ないんだな、これが。なぜなら草津はもともとすごい山奥の集落なので、いわゆる「山の天気」
ってやつで、気象庁からの警報がたとえ出ていなくても短時間にものすごい集中豪雨が降ることは
日常茶飯事なのです。集中豪雨になると、たぶん都会の人の想像を超える雨が普通に降ります。

そんなわけで、二人でしゃべっていたのは「草津って、警報が出ても出なくても全然変わんないよね〜」
ってこと。雨が降りそうな天気であれば、外出はサンダル履きにしておくことをおすすめします。
| SHO | 湯治 | 02:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
お好み焼き
今日の晩御飯は湯治仲間でお好み焼き。友人の作るお好み焼きはフワフワのもので、我が家で作る
固めの関西風お好み焼きとはだいぶ違う。出身地の違いもあるんだろうし、家庭によってもだいぶ
お好み焼きの作り方が違うのだろう。

そういえば、お好み焼きを食べる前に夕方作って食べた蕎麦の具について、私が納豆を入れたと
言ったらその友人は目を丸くしていた。関東以北では納豆蕎麦は全然珍しくないのだけれど、
たしかに関西に近いその友人の出身地では納豆蕎麦なんて食べないのかも。だいたい、関西より
西の地域では蕎麦よりもうどんの方が一般的。私が関西出身なのに蕎麦好きなのは、健康のためも
あるけれど、関東と関西のハーフと言う家庭の事情もきっとあるのだろう。
| SHO | 湯治 | 23:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
久々の草津
ちょうど一週間前の土曜日の朝に突然「帰省する!」って話になって、今朝ようやく草津に戻ってきた。
吾妻線の車内から見る晩夏の渓谷はいつもながらいい景色で、あらためて「草津はいいところだな〜」と
思ったしだい。吾妻渓谷は草津じゃないんですけどね。

この一週間のうち、後半は悪化する体調をなんとか抑えながらだった。一昨日から昨日にかけて3回もサウナに
入り浸って汗を流していた、と言う事実が、普通の汗じゃだめで、皮膚の奥から出てくる汗でないと毒素を
体外に排出できない、と言うことを示している。身体が活性化されていた証拠だと思うのだが、サウナに入って
数時間後にはまた全身からドロドロするイヤな汗が出てきて非常に不快だった。この汗のもとになっているものは、
普通に風呂に入っただけでは排出できない。高温の温泉に入るかサウナに入るかじゃないとスッキリしないのだ。

そうこうしているうちに、両足の指と甲が湯焼けして真っ黒になっていたのが、かなり色が抜けてきた。
皮膚の奥から汗をひたすらかくことが、やっぱり一番である。草津に帰ったら即風呂…と思っていたのだが、
実際には帰ったら即寝てしまった。かなり疲れているようである。
| SHO | 湯治 | 17:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
温泉療法医
昨日は久しぶりに温泉療法医のところに行って来ました。6月に血液検査をしたのですが、保険証が
変わったりしてしばらく行けなかったのでようやく行って来ました。

検査結果は、免疫反応が正常の上限値の15倍(!)あった以外は正常値に近い数字。ものすごく
免疫反応が強い(つまりアレルギー抗体を持っているってことですね)のは以前から分かって
いたことですが、一朝一夕に下がるものでもないのだとか。たしかに、私って花粉症もハウスダストも
反応するらしいんですよね(幸い、どちらも重症患者ではありませんが)。

まだ私の身体は薬で焼けたみたいになっているんですが、それでも先生のところにかかってくる
他の患者さんと比べれば断然いい状態になっているとか。働くなら冬より夏の方が軽い作業が多いので、
ぼちぼち、少しずつ働きながら身体を慣らして行っては?と言うことなのですが、問題はそんな
「ぼちぼち」働ける場所があるかどうか、なんですよねぇ。ちょっと、周囲に相談してみようっと。

帰りに図書館に寄って、少し買い物してから帰宅。読書して夕方の5時ごろに寝たら、起きたら
なんと夜中の2時でした…。しかも電気はつけっぱなし。よっぽど身体が疲れているんでしょうか。
| SHO | 湯治 | 04:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
オーバーホール
このところ、身体の調子がどうにも悪かったので、昨日の朝は風呂の入り方を変えた。身体の中に余分な水分が
多いときは、かえって強烈に喉が渇く。そういう時は、体の余分な水分を徹底して排出するのに限る。そうやって
自分の体内の水をすっかり入れ替えてしまうことを、私はオーバーホールと呼んでいる。体内の余分な水分と
いっしょに体内の毒素も大量に排出することに狙いがある。

私のオーバーホールのやり方は徹底して汗をかくこと。熱い湯に膝から下だけをつけて、さんざん汗をかいた
ところで水をかぶり、また熱い湯に膝から下をつける。延々とこれの繰り返し。じわっと悪い汗が胴体全体、
頭部、両腕、両腿と湧いてくる。一度ドロドロになるまで汗をかいてから水をかぶり、汗を流してから
もう一度膝から下を湯に浸していると、またドロドロになるまで汗が出てくる。タオルで身体を拭いて洗面器で
洗うと、初めは白い汗が出ていたのが、だんだん黒いと言うか茶色い汗に変わってきた。おしまいには
腹部からの汗が止まって、胸部と両腕、頭部からの汗になってくる。大粒の、いかにも悪い汗という感じの
ドロドロした汗がどんどん出てくる。こんなに身体の中に余分な水分があるのか、と驚くほどだ。そうしている
うちに、次第に身体がすっきりしてくる。

朝の7時半から風呂に入って、気がついたら2時間くらいいたらしい。そろそろ風呂に浸かって汗を流すか、
と思っていたらとんでもない豪雨が降ってきた。浴場の天井から雨漏りがするほどだ。普通の雨では雨が
漏れてくることはまずないので、いかにものすごい雨かと言うことを物語っている。こんな時に風呂から
上がるのは自殺行為なので、予定を変更して雨が上がるまで風呂に入っていたら3時間も風呂に入ってしまった。

さて、オーバーホールした効果はてきめん。眠くなって昼から寝たら、なんと起きたら夜の10時半だった。
このところ3〜4時間以上続けて寝られたことがなかったので、効果は十分だろう。今日の明け方にもう一度
風呂に入ったら、今度は風呂に入った時間が短かったので効果不十分らしくて眉毛のあたりがかゆい。
それでも昨日の朝のように風呂から上がって3時間で身体が気持ち悪くなる、と言うことはなくなったようだ。
| SHO | 湯治 | 05:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
夏、暑い…
今日は早起きしたので、朝から大好きな鈴木祥子を聞きながらゴキゲン。なのだけれど暑い!!!
今日も30度に達するのかなぁ〜。最高気温が30度に達するのは今の一時期だけなので、あと2週間も
待てば朝夕は涼しくなるらしい。暑さが苦手なので、本当に秋が待ち遠しい。

首や鎖骨、顎の骨のあたりがかゆくて、相変わらず調子は良くなくてストレスが溜まり気味。
眉毛の中からも吹き出しているし、どうして骨の上のどう見ても毒素が溜まるスペースがなさそうな
薄い場所がかゆいんだろう。背中にもつぶれそうでつぶれないニキビみたいなものが。ストレスで
鳥肌が立つってのは変な表現だけど、本当にストレスで鳥肌が立っている。何にもする気にならない。

先日、電話で姉と義兄と話していたら「毎日涼しいところで温泉に入れて、いいなぁ〜」と
言われてしまった。たしかに東京と比べると草津は涼しい。でも、誰も湯治したくて湯治する人は
いないんだよ〜。身体の中を毒素が吹き出し口を求めてグルグル回っているのが分かっていて、
温泉に入るとまた白い汗となってどんどん吹き出すのだろう。

今は草津を離れるのは1泊が限界だ。身体の調子が悪くて2泊はとても無理。見た目には2月や3月と
比べてかなり良くなっているのだけれど、それは身体から毒素を排出し続けているから。喉の奥が
つかえているような、何とも言えない気持ち悪さとストレスを感じる。

今日も蝉の声が響いている。暑くなりそうだ。
| SHO | 湯治 | 09:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
湯治しながら働くということ
今、石原里紗の『ふざけるな専業主婦』を読んでいる。森永卓郎の『<非婚>のすすめ』ともども近いうちに
取り上げたい。この本の攻撃対象は主に専業主婦なのだけれど、私自身の現状にもすごく当てはまるところが
あって胸が痛い。いちいち「そうなんだよなぁ、今の自分って」と思うのだ。身につまされてため息が出る。

今、一番頭を抱えていることのひとつは「どの時点で社会人に復帰するか」ってこと。もはや大学に
戻ることは毛頭考えていない。20代をさんざん学生で使い尽くした挙げ句に卒業できなかったのは
残念だけど、30前にもなって自分の食い扶持も自分で稼げないと言うのが情けなくて嫌なのだ。

今や社会人時代の貯金が底をつきかけているので、携帯電話代(私はAir H"を使っているので
インターネットの接続料金も含まれる)と20年間買い続けている雑誌代だけにしか使えない。
短歌の歌集だって、もう半年以上自分のお金では一冊も買っていない。それまでは長期休みごとに
一冊は買うようにしていたのだけれど、もうそんな余裕はない。第二次世界大戦末期に燃料不足で
行動不能に陥った日本海軍の主力艦と同じ状態である。自分に最低限の経済力もない、と言うのが
本当に情けなくて仕方がない。そんな自分が恥ずかしいのだ。

でも、中途半端に職場復帰するのは職場にとってまず迷惑だし、自分の回復も遅らせるだけなのだ。
大家さんと話していても「今の(私の肌の)状態ではまだ働くのは無理だねぇ〜」と言われるような状態。
働き始めるとストレスで肌にリバウンドが来るのは避けがたいと聞く。どこで見切りをつけるのかに
なるけれど、まだしばらくは一刻も早く職場復帰できるよう風呂にせっせと入るしかないらしい。

『ふざけるな専業主婦』を読みながら、フリーターと専業主婦はどっちが偉い?なんてことを考えていた。
おそらく「どっちが偉い?」なんて質問がナンセンスな話で、どっちが偉いも偉くないもない。その中身に
よると言うのが私の意見。何も将来展望もないままフリーターをしているのが問題だ、と言うのは
その通りだと私も思うけれど、何の将来展望のないまま社会人をしたり専業主婦をしている人だって
たくさんいるでしょう、とも思う。おそらく問題の本質は「将来展望がないこと」であって、その人が
フリーターか社会人か専業主婦かと言うのは関係ないのだ。ただ、ひとつ言えることは「自分の食い扶持を
自分で稼いでいる時点で、少なくとも私は尊敬する」と言うこと。だって経済的に自立しているでしょう?
経済的に自立していない人が何を言っても、自分自身で思うけど説得力がないのだ。

学生という身分は湯治中と言う現状の隠れ蓑としてはとても有効なので、社会人復帰までは隠れ蓑と
させてもらうつもり。でも、いつから働こう。温泉療法医の話では半年以内には働けるようになると
言うことなので、今はひたすら我慢するしかないのだろう。働くのならちゃんと全力で働きたいのだ。
あぁ、早く働きたい。誰にはばかることなく自分の稼いだお金で生活し、貯金して自分の将来のために
投資したい、と言うのが今の夢だ。そうでないと、本を一冊買うのさえ自分自身が情けなくて恥ずかしいのだ。
そして、その夢を叶えるためには、どうしても経済的に再び自活する必要があるのだ。

私が草津で当面の仕事を探すつもり、と言うのは、働くストレスによる肌のリバウンド対策としても賛成だ、
と大家さんに言われた。草津であとどのくらい住むのだろう。2年あるいは3年だろうか。今の自然環境には
とても満足しているし、草津の人は総じて内側に入った人には優しい。好意を受けるときに変な勘ぐりを
しなくてもいい、と言うのは草津の人のとてもいいところだ。

転職するのなら35歳がひとつの限界年齢だろう。あと5年のうちに、私は自分の人生を立て直さないといけない。
もう、ただ闇雲に夢を見ているような年齢じゃない。焦っても仕方ないけれど、身体が回復しないことには
働けない。これだけは自分の意思ではどうにもならない。中途半端な社会復帰は職場にも自分にも迷惑なだけ。
ストレスをかけるのが湯治には一番良くないとされていて、重症者が入る時間湯と言う草津独特の治療法の
現場では「湯治している間は働くな」と厳命されているほどだ。

私は毎日ジレンマに悩んでいる。
| SHO | 湯治 | 06:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
小林紀晴『ASIAN JAPANESE』
今、森永卓郎の『<非婚>のすすめ』を読み終わったところ。本当は酒井順子の『負け犬の遠吠え』を
読みたかったのだが、図書館でも人気が高くて貸し出し中。それで松原惇子の『クロワッサン症候群』を
借りてきた。「閉じこめられる結婚なら、したくない」と言いつつ結婚に関する本をどんどん読むのは
「結婚したくない自分」に気づいてから結婚に対する自分の感覚がすごくラクになったからだと思う。

これらの本は稿を改めて取り上げるが『クロワッサン症候群』を読んでいて「なるほどなぁ〜」と
思ったのは、20代に影響を受けた本や雑誌は、その後の将来を決定づけると言う意見。私自身にも
そんな本があり、その後の私の人生の方向を良くも悪くも決定づけてしまった。

私にとって20代の初めに出会って将来を決定づけてしまったのは、写真家・小林紀晴の
写真集『ASIAN JAPANESE』と賀曽利隆の『50ccバイク日本一周二万キロ』である。
今回は『ASIAN JAPANESE』を中心にお話ししていくことにする。

まず『ASIAN JAPANESE』について。この本を写真集と言う言い方は実は正確じゃない。文章の方が
はるかに量が多いくらいだからだ。内容は、著者が努めていた会社を辞めて3ヶ月間アジアを
放浪した旅と、そこで出会った日本人たちの記憶の記録だ。みな、さまざまな理由で会社を
辞めたり生き方を変えるための準備時間としてアジアに渡航し、ある人は自分自身の本質を
あぶり出すのに成功し、ある人はその結果として自殺し、また別の人は人生の新天地を見出し、
そしてある人は生涯の伴侶と出会った。いずれにしても、共通しているのは「自分自身の本質を
否応なしに目の前に突きつけられたかった」と言うことだ。嬉しかったり悲しかったり怒ったり
不安になったりする自分自身の姿をそのまま。

『50ccバイク日本一周二万キロ』は、賀曽利隆のライフワークである日本一周の第二弾。20代前半の頃、
私が会社を辞めて旅立った先が海外ではなく日本だった理由、そして自転車日本一周だった理由は
この本の影響によるところが大きい。ひたすら楽しく、教養深く、人と出会い、別れ、そして日本一周を
終えようとして感じるのは「自分はまだ日本のほんのさわりを知ったに過ぎない」と言うこと。
ひたすら好奇心にあふれた旅であり、人生を感じさせる本である。

そして私はせっかく入った大手企業を1年半で辞めて旅に出た。当時の私は入社当初から中間管理職の
座にあり、自分が高い高い下駄を履かされて雲の上を歩いていることがたまらなく嫌だったのである。
自分の実力もないのに地位だけ高いことに慣れていくことが嫌だったのである。雲の上をフワフワと
自分がどんな地面を歩いているんだか分からない生き方をするよりは、地面に叩きつけられても
自分の足で大地を踏みしめて生きて行きたかったのである。8年経った今に至るもまだ終わっていない、
長い長い青春彷徨の始まりだった。

この8年に私は自転車日本一周の旅に出かけ、受験勉強して大学に入り直し、予想をはるかに上回る
学力面のギャップを越えられずに休学したら交通事故と当時のストレスのダブルパンチで体調を壊し、
今は湯治しながら身体を治す毎日である。履いている下駄はだんだんと低くなってきたけれど、
まだスニーカーで地面を歩くには至っていない。でも、甘いも辛いも醜いもカッコいいも、
みんなひっくるめて自分自身を目の前に叩きつけられたかった、地面に叩きつけられたかった、
と言う希望は少しずつ叶ってきた気がする。失った8年と言う時間と引き替えにして。まだまだ
叩きつけられ足りないけれど、これからおそらくドンドンと自分自身を目の前に叩きつけられるのだろう。
生き方を変えるとは、そして見知らぬ土地に移住すると言う行為の本質は、きっとそういうことなのだ。

彷徨した8年は、長かったけれど無駄じゃなかった、と今にして初めて思う。まだ旅は完結して
いないけれど、もう一度働ける身体に戻ったら、そしてもう一度自分自身の稼いだお金で誰に
はばかることなく生きていくことができるようになれば、それで人生は幸福じゃないだろうか。

今の私の夢は、もう一度誰にはばかることなく自分の稼いだお金で生活し、人生設計を立てて
移住することだ。そう思えるようになって、初めて湯治が自分の中で積極的なものになった。

私自身も含めて、湯治に来る人のほとんどは不眠とかゆみと痛みと描けない将来展望に何度も
何度も自殺を考え、入るたびに激痛を伴う熱い湯に泣きたい気持ちで身を浸すのである。
18ヶ所ある草津温泉の共同浴場の中で私に効く泉質のお湯は2ヶ所しかない。「こんなお湯に
毎日入れていいですね」と外来の人にはよく言われるのだけれど、「そうですね」と笑いつつ
心の中で泣いていたことが何度あったことか。ようやく精神的に楽になってきた今月になって、
やっと焦らずに今後のことを考えられるようになってきた。

身体が治るまで医者の診断ではあと半年。それから完全復活まで胸算用では1年半。あと2年で、
必ず復活してやると思っている。この青春彷徨があと何年続くのか分からないけれど、必ず自分の
人生を立て直すんだ。そして自分の稼いだお金で誰にもはばかることなく生活していくんだ、と
思っている。

話がずいぶんそれてしまったけれど、20代に出会った本や雑誌は良くも悪くもその人の将来を
決定する、と言うことは言えると思う。私も、放浪するにしろ復活するにしろ『ASIAN JAPANESE』の
影響からは一生逃れ得ないのだろう。
| SHO | 湯治 | 20:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
回転寿司
昨日は湯治仲間で佐久市の回転寿司へ。
草津は山の中なので、と言うよりも物流の終着点なので、基本的に生鮮食料品は
いいものが入ってこないし、入ってきても値段が高い。群馬原町や佐久、上田あたりに
買い出しに行くと、その値段と質の差にいつも驚かされる。

さて、土曜日の夕方から、突然回転寿司に行くことになった。目的地は長野県佐久市に
あって、草津からは車で1時間半。群馬県も草津まで来ると前橋や高崎に出るより
峠を越えて長野県側に出た方が近く、私はいまだに前橋や高崎へ行ったことがない。

今回行った回転寿司はほとんどのネタが105円均一とのことで、その代わりトロや
アナゴなどは1つの皿に1つしか入っていない。行ってみると土曜日の夜なので
カップルや家族連れで満席。15分くらいしか実際には待たなかったらしいのだけど
もっと待った感じがする。私はたまたま昼ご飯も食べていなかったので腹ペコで、
いただきますの挨拶も早々に食べ始めた。寿司ネタにハンバーグとかミートボールとかも
あってビックリ。でも、そういうものには手を出さずにひたすら魚ものばかり食べた。
結局、15皿食べた上にデザートを3皿。おいしかった。

後で卓球とダーツをしてから帰ったのだけれど、卓球は4人でリーグ戦をやって私は全敗。
ダーツは逆にほとんど上位に食い込んだ。でも、狙って当てられるほど上手くはないので
勝てたのはたまたま。それでも勝てるとやっぱり嬉しい。さんざん食べて遊んでから
草津に帰ってくると、もう日付が変わっていた。
| SHO | 湯治 | 06:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
買い出し
今日は午前中から湯治の友達にテニスに誘われていたのに、
寝ていて行けず。午後からみんなで買い出しに行くそうなので
一緒についていく。長野原と群馬原町のショッピングセンターで
買い出し。草津で普段買い物をしていると、たまに買い出しに
来ると食料品の値段が安〜い。本当にびっくり。やっぱり草津は
流通の終着点なのか。しばらく主食は買い物せずに済みそう。
4月にウォークマンのイヤホンが壊れて、以後は安物のイヤホンを
使っていたのだけれど音質に不満があるのでPanasonic純正の
(いや、安物も純正だったんだけど…)ちゃんとしたイヤホンに
買い換える。一曲聞くだけで音質がまるで違う。1500円払った
価値はあったな。1000円とはえらい違い。低音域の音が抜けない。
こういう買い物は、やっぱり草津ではダメみたい。
やっぱり、草津は物流の終着点なのだろう。
| SHO | 湯治 | 23:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
食事会
今日は夕方から大家さんの家で湯治者ばかり集まって食事会をしていました。
普段は顔を付き合わせても「あっ、こんにちは」くらいでほとんど会話もしないし、
アパートに住んでいるとなかなかいい意味での長屋暮らしはできないので、大家さんが
傘下の泊まっている人に呼びかけて食事会を開いてくれました。

湯治していると鬱状態になることが多く、そんな話もチラホラ。お湯の入り方も
入る回数も泉質の合ったお湯も人によってみんな違うので、それぞれのやり方に
花が咲きました。楽しかった。

明日から数日間は仙台に行ってきます。携帯電話からの更新になります。
| SHO | 湯治 | 23:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
雷雨。
昨日から草津はずっと雷雨が降ったり止んだりの天候です。
昨日の夜遅くに風呂に入りに行った頃は降っていなくて、家に帰ってきたら
また降ってきて、起きたら止んでいて二度寝したら今度はガラガラドッシャ〜ン!!と
言う具合。コンピュータに大電流が流れたら一巻の終わりなので、今は部屋にいるにも
関わらずコンセントを抜いてバッテリーを使ってこの日記を書いています。

昨日は、久々に煮川の湯に入りました。私はずっと湯畑前の白旗の湯に入っていたの
ですが、本当は硫黄の匂いが好きじゃないので昨日はどうしても嫌(金曜日なので
人も多いし)と言うわけで煮川の湯へ。本当は今日晴れていたら川原湯温泉でも
行こうと思っていたのですが、この天候では自転車を動かせないので今日も煮川の湯に
行くでしょう。

久々に煮川の湯に入ると、すっかり熱くなっていました。冬場は私にとっては温いお湯で、
だから白旗の湯に入っていたのですが、この温度ならちょうどいいかな、と言う温度でした。
源泉なので、季節によっても日によっても温度が微妙に違います。これからの季節は
暑くなってくるので、お湯も熱くてなかなか温度が下がりません。

一昨日から痛み始めた首は、今日もまだ痛いです。毎日打たせ湯しているのですが、
それでもなかなか良くなりません。
| SHO | 湯治 | 13:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
梅雨近し
昨日から、交通事故で昨年捻挫した首がどうも痛いと言うか重いと言うか、急に調子が
悪くなってきました。どうやら梅雨が近いようです。

昨年の今頃はまだ1kgの荷物すらまともに持ち上げられなかったので、それに比べれば
今はかなり改善しています。2月に長期の湯治に入ってから今まで、首を痛めている
ことなんてほとんど意識したことがなかったのに、やっぱり完全には治っていないん
だなぁと改めて実感しました。交通事故の時に、首の可動範囲を超えて首の関節が
引き伸ばされたと聞いているので、100%治ることは一生ないと知ってるんですけどね。

頭を支えている首の筋肉を痛めているので、しばらく起きて本を読んでいると首が
辛くなってきます。頭を前に傾けて本を読んでいると、首にズキッと痛みが走って
元に戻すのが一苦労。梅雨になると、これから毎年この重くて痛くて辛い感じが
続くんでしょうか。

阪神は3連敗ですね。星野監督の頃から思っていましたが、藤本って言う選手はここぞと
言う時にエラーやバント失敗をしたりポップフライを打ち上げて試合をぶち壊しにしますね。
それで流れが阪神から相手に行ってしまったことが何度もあるように思います。もっと
頑張って欲しい選手ではあるのですが、タイムリーな場面でミスを犯す癖は何とかして
欲しいものです。

それと、面白くなかったのは日本ハムと巨人の3連戦。なんとも締まりのない試合で、
3試合とも打者が点を入れても入れてもピッチャーが抑えられずに点を入れられて
逆転される展開。かと言って打撃戦でもなく、残塁も多く、3連戦で毎試合あんな試合を
見せられたんじゃ視聴率が落ちて当たり前、と言う酷い試合でした。プロなんだから、
日本ハムも巨人もヘボ試合してるんじゃなくて、いいプレーを見せて欲しいものです。
| SHO | 湯治 | 22:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
湯治先の悩み
今日、買い物に行こうとポストをのぞいたら、待望の本が届いていました。

『信州で暮らしませんか? 30人が綴るIターン物語(編集工房・安曇野・編)』

と言って、内容はそのものズバリで信州にIターンした方30人の体験談です。
まだパラパラ見ただけですが、参考になりそうです。追って詳しく紹介します。

長野県温泉協会/湯治ノススメ
http://w1.avis.ne.jp/~spa-nan/

と言うホームページがあって、「湯治ノススメ」とあるので片っ端から見ていました。
ページそのものは良くできていて、複数条件での検索はできないものの、
地域別や効能別、泉質別の検索ができます。ただ、問題なのは湯治を勧めて
いる割に湯治宿の値段って高いんですね。1泊2食で7000円以上もする温泉なんて
長期ではとても使えません。今なんてその半額で賄っているのに。

長野県内で長期の湯治が出来て、なおかつ自炊部まであるのは上田市の隣の
丸子町にある鹿教湯温泉くらいしかありません。鹿教湯温泉ですら、草津温泉ほど
安く湯治することは出来ないようです。

他に使えそうなのは、13ヶ所の無料公衆浴場を持つ野沢温泉くらいでしょうか。
13ヶ所と言うのは草津の18ヶ所に次ぐ規模の大規模な公衆浴場群ですね。
期待していた上田市の別所温泉は、ほとんどの宿が10000円クラスの高級旅館で
びっくり。これで「湯治宿です」って言われても、利用者側から見た基準では
とても湯治宿とは言えないでしょう。

ある程度の人口集積地であれば、湯治先としてウィークリーマンションを借りると
言う方法もあるのですが、問題はそういう温泉の場合は無料の温泉ではない
可能性が高いと言うこと。諸条件を考えると、私が湯治先に草津温泉を選んだのは
(あんまり考えて選んだ訳ではなく、インターネットで絞り込んでから実際に
入りに行って決めたのですが)正解だったと思います。草津は山奥にある割に
交通機関もかなり便利ですしね。タクシーを使わなくても夜中の零時近くに到着できる
山奥の温泉なんて、そんなにありませんよ。

それにしても、温泉王国の長野県で、安く長期療養の湯治ができる温泉が
ほとんどないとは・・・。もっと探せばあるのかもしれませんが驚きました。

深夜に近くの「煮川の湯」に入りに行くと、見覚えのある方が入ってきました。
お互いに覚えていたので、いろいろお話を伺いました。アトピーが良くなっても
草津周辺で仕事を探して、こちらに住もうと思っている、と言う話をしたところ、
そういう方はけっこういるそうです。長野県側も群馬県内もけっこう草津まで時間が
かかるので、住むのなら思い切って草津に住んだ方がいいんじゃないか、との話。
ただ、草津も春先になると前橋あたりの光化学スモッグが気流に乗って流れて
来るんだそうです。草津って標高1200mの高原にあるのですが、ここでも大気汚染の
影響は深刻なものがあるらしく、どこに住めばいいんだろう、と思ってしまいました。

カタログスペックだけで考えている現段階では、信州・上田市周辺が最も有力な
移住先なんですが、湯治しながら仕事を探せるかと思ったら、どうもそんな感じ
じゃない様子。どうやって仕事を探そうか、悩んでしまいますね。
| SHO | 湯治 | 23:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
生姜紅茶にびっくり
今、『「身体を温める」と病気は必ず治る(石原結實著・三笠書房)』と言う
本を読んでいます。どうもこの本は相当売れているらしいので、わざわざ本の
紹介と言う形で書くのはやめておきますが、草津に来る直前に親が新聞で
見つけてきて、私が書店で内容を確認した上で買いました。半年近くアトピーの
治療を続けてきて、いろいろな先生のおっしゃることや自分の身体で感じる症状から
総合して「この本の内容は理に適っている」と判断したから買った、と付け加えて
おきます。

前置きはさておき、この本の中で「生姜紅茶」なる飲み物が出てきます。
身体が冷えているが故に起きている病気の場合は(アトピー性皮膚炎は
この範疇に入るようです)効果抜群として紹介されている飲み物です。

作り方は、紅茶の中にすり下ろした生姜を適量入れて蜂蜜を甘味料として混ぜるだけです。
そこで、今日さっそくスーパーに紅茶と生姜と蜂蜜を買いに行って来ました。
ここ数日間、私の夕食はずっと鍋物なので、買ってきた野菜やらキノコ類やらを
昨日の残りに足してグツグツ煮込んでいる間、さっそく作って飲んでみました。
一杯目を飲んだときには何とも思わなかったのですが、三杯目を飲む頃には
身体がカッと熱くなってきました。

どのくらい身体が温まるかと言うと、晩ご飯を食べる時に炬燵に足を突っ込んで
電気ヒーターをつけるのですが、この電気ヒーターが要らなくなるくらいです。
初めはつけていたんですが、身体が熱くなってきたのですぐに切ってしまいました。
そんなわけで、今日の晩ご飯を食べている間、暖房器具は炬燵だけでした。

しばらく身体がカッカと熱くなって、顔などは火照ってしまうのですが、ひとしきり
火照り終わると今度は身体中がスカッとしてきて気持ちのいいこと。アトピーの
治療を長い間してきて、こんなことは初めてです。

中国医療では全てのものを陰陽に分けて表すそうですが(私は、この考え方は
理に適っていると思います)、身体が冷えている病気は「陰」の病気で、
この本では、つまり身体を温めることが必要なのだ、と説かれています。
なるほどなぁ、そういう考え方もあるのか、と思って読んでいたのですが、
この生姜紅茶は本当に効くようです。自分で実際に試してみたので間違いなし。
もし興味のある方がいらっしゃったら、ぜひ試してみて下さい。要るのは紅茶と
すり下ろした生姜と蜂蜜(または黒砂糖)だけです。
| SHO | 湯治 | 00:26 | comments(4) | trackbacks(0) |
寂しい話
草津に来てから一週間、諸般の事情で延び延びになっていた
家賃の前払いを済ませてきました。

家賃を支払ってから、雑費と食費を合わせて一ヶ月にこれくらい
かかりそうなのか・・・と言うのを計算してため息が出てしまいました。
湯治って、させてもらえるだけで贅沢なくらいのお金がかかります。
1日滞在するだけで、ざっとこれくらいのお金がかかるのか、と
計算してみると、この一週間、何にもしなかったのはもったいないなぁ、
と思ったりもしました。

それと、今回はどうしても親に頼らざるを得ないのですが、こんなことなら
アダルト・チルドレンだなんだと言っていられないなぁ、とも思います。
もちろん過去にあったことは事実で消えないんですが、今の自分に対して
親がしてくれていることもちゃんと認めて感謝しないといけない、とも
思いました。だからと言ってアダルト・チルドレンな部分が消えるわけでは
ないんですけどね。

もちろん、湯治宿に長逗留するよりも今のようにアパートを借りている方が
安いです。私のように長期で湯治する人の場合、どうしても避けて通れない
のが経済的な問題です。どうしても今の病気を治すのに必要だからなんですが、
一年と言う時間と、その間生きていくためのお金がどうしてもかかってしまう。
寂しい話ですが、それが確保できなくて湯治に来られない人だってたくさん
いるのだと思いをはせずにはいられません。

今日は一週間で一番よく晴れました。今回草津に来て、初めて白根山がその稜線を
はっきりと見せてくれました。草津は暖かい日が続いています。
| SHO | 湯治 | 23:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
草津に到着
今日、草津にまた戻ってきました。ほぼ20日ぶりです。

今朝起きた時点では、まだ部屋が片づいていなかったので片づけて、
今日の午後に出発、草津にやってきました。電車の中から赤城山が
見えるともうホッとして、吾妻線に入るとチラホラ田圃に雪が。
本格的に積もりだしたのは中之条から先なのですが、田圃の雪景色を
見ているだけでホッとしてしまいました。

大家さんにも「おかえりなさい」と迎えてもらって、落ち着いた部屋は
ものすごく景色が良くてびっくり!白根を一望して、天狗山スキー場の
ナイターの夜景が見えます!今回は諸事情で前々回に同じ大家さんに
お世話になった時のアパートが使えず、別のアパートに入ることになった
のですが、広くて一人暮らしじゃもったいない感じです。

ただ、まだ部屋に暖房がこたつと電気ストーブしかないので寒いです。
自前の電気ヒーターと布団乾燥機が明日届くのですが、今晩一晩は
寒いところで我慢することになりそうです。
| SHO | 湯治 | 23:06 | comments(0) | trackbacks(0) |